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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

2月6日が大雪であるという気象庁の予報がはずれ、これに基づいて間引き運転を決めていたJRの利用者は被害を被った件

昨日(2月6日)の天気については、関東南部の平野部でも大雪になるという予報を、気象庁が前日に出しました。夕方(2013年2月5日 16:35)に出された「大雪に関する東京都気象情報 第4号」では、多摩西部の多い所で15センチ、東京23区、多摩北部、多摩南部が多い所で10センチという予想でした。

予報を信じた人達の中には、万全の準備をして6日の朝を迎えた方がいらっしゃったようです。都内では、チェーンが売り切れになったカーショップがあったようですし[ref*1]、 1月28日に大雪の被害があった千葉県では、スコップが売り切れたホームセンターもあったようです[ref*2 ]。

なお、私は気象庁の他からの情報から、大雪にはならないと判断して、いつものように朝を迎えました。


2月6日朝が実際にどうだったかというと、少なくても、東京23区、神奈川県、千葉県のほとんどの場所では、積もるような雪は降らなかったようです。1都3県にある雪を観測するアメダス観測点6箇所の中で、降雪が記録されたのは、埼玉県にある二箇所(熊谷、秩父)だけでした。なお、雪が記録されなかった観測点は、東京、横浜、千葉、銚子でした。

普通ならば、雪が降らなくて落胆するのは、雪が降ったらば楽しくてしょうがなくなる雪ヲタさんと、雪を理由して寝坊できることを期待した人達くらいでしょうから、大きな支障は置きないはずでした。しかし、今回は、JR東日本が、前日の時点で決定していた間引き運転を、変更せずに実施しましたので、支障が起きました。なお、湘南新宿ラインにいたっては、午前中は全休ということが決まっていました[ref*3


大雪の場合には自宅待機になったかもしれない人でも、雪が降っていなければ、いつものように電車に乗らなくてはなりません。それにもかかわらず、電車が間引き運転あるならば、大混乱が起こるのはアタリマエのことです。そのアタリマエの結果が、昨朝には起きました。

混乱に巻き込まれた人の中には、twitterなどで実況を伝えた人もいました。例えば、岩佐美咲AKB48)は、ググタスでつぶやいていました。

演歌歌手でもある岩佐美咲は、今日(2013年2月7日)に行われた「長良グループ新春演歌祭り2013」(日本ガイシホール名古屋市]1月9日発売)の前日に名古屋に移動して、新曲(「もしも私が空に住んでいたら 」2013年1月9日発売)のキャンペーンをする予定だったと推測します。

2/5 2:09
明日から四泊で名古屋&大阪だー!
準備おわたなう。ねる。ぬる。
おやすみなさい( ´▽`)
6時に起こしてね
_
2/6 8:20
全然電車にのれない。。
一時間前に着くようにしたのに。。
_
2/6 8:29
こんな電車のりたくない。。
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2/6 8:29
混み過ぎてやばいこんなんのったら骨折する(´・_・`)
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2/6 8:31
もーやだーかえりたいー
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2/6 8:31
キャリーのせいでガンガンぶつかられる。。邪魔(°_°)
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2/6 8:32
もう骨折してもしらん!次の電車に詰め込まれるしか!
_
2/6 8:33
のりたくなーい!!!絶対に乗る瞬間弾かれる(T . T)
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2/6 8:33
お腹痛いし。。
_
2/6 9:14
無事間に合いました。。
凄まじかった…
もみくちゃもいいとこでした(⌒▽⌒)
よくわかんない体制で立ってました
なんか乗るっていうか。。なんか。。気付いたら乗ってましたw流れ流されw
限界まで電車に人が乗るとこうなるんだね笑
改札外までの行列をみた時はもう乗れないとおもいましたー
体が痛い!
私は本当にAKBなのか…(T . T)w


間違ってしまった大雪の予報については、批判が出ています。なお、気象庁は迷惑をかけたことには謝罪していますが、間違ったとは認めていません。
以下の毎日新聞の記事によると、昨日(2月6日)だけで30本以上の苦情電話が気象庁にはあったようです。

今回の大雪予報については、責任回避のために大げさにされたのではないかという観測があります。しかし、気象庁の公式見解では否定されています。

「大雪予報:都心でまたハズレ…「大げさでは」苦情相次ぐ」
毎日新聞(2013年02月07日 02時31分、最終更新:11時50分)
(抜粋)
気象庁に対し「先月の大雪が予報できなかったので今回は『多め』の予報を出したのでは」との臆測も出ているが、同庁の担当者は「そんなことをすると予報がぶれてしまう。セオリー通りに出している」と否定する。

http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000m040129000c2.html

この記事では、雪の予測は難しいという、日本気象協会の平松信昭さんのコメントが記されています。

一般的に「地上気温が2度台はみぞれ、1度台は雪、0度台で雪が積もる」と言われ、同協会の平松信昭・気象予報士は「予報は誤差幅のある気温や降水量に基づいている。社会に与える影響も大きいが、雪の予測は『難しい』の一言」と打ち明ける。

http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000m040129000c.html

雪の予想が難しいことは、私も理解できます。ただ、雪になるか否かの判断については、雪ヲタさんが集う2chのスレッド「関東降雪情報スレッド 」の方が、気象庁よりも成功していることも事実です。


JR東日本が、「東京23区、多摩北部、多摩南部 10センチ」という前日の予報に基いて、前日から間引き運転を決めたことは、過剰反応だったように私は思います。これは、東日本大震災が起きた後に、首都圏の駅と駅ビルが閉じられたことと同様のことだと、私は思います。

今回のことで感じたことは、気象庁が大雪を予報してしまうと、民間の気象会社はこれと著しく違うようには予想しにくいではないかということです。もし、その邪推が正しいのならば、セカンドオピニオンはそれ以外に求める必要が出てくると思います。


【関連記事(2013年2月10日 0時22分 追加)】

*1:「雪の予想でチェーン購入が急増 首都圏 NHKニュース」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130205/k10015311771000.html 

*2: 「大雪予報で対策グッズ売り切れ続出 備えの機運高まる 千葉県内 - MSN産経ニュース」 http://sankei.jp.msn.com/region/news/130206/chb13020621480000-n1.htm

*3:「悲報:湘南新宿ライン、大雪を前に諦める - ねとらぼ」 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1302/05/news149.html