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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ロシアに落ちた隕石の爆発の威力を、NASAは広島型原爆と比較しているのか?

2月15日に、ロシア中部チェリャビンスク州周辺へ隕石が落ちました(現地時間:2013年2月15日午前9時すぎ、正午すぎ)。

死者はなかったものの負傷者は1200人に登り、建物などへの被害も大きいようです。

「ロシア隕石落下:負傷者1200人に 被害建物3000棟」
     毎日新聞(2013年02月16日 11時19分、最終更新:11時22分)
 【チェリャビンスク(ロシア中部)田中洋之】15日に起きたロシア中部チェリャビンスク州周辺への隕石(いんせき)落下で、16日までの州当局の集計によると負傷者は約1200人となった。州都チェリャビンスク市では、衝撃波で多くの建物の窓ガラスが割れ、修理が済んでいない住民は氷点下15度の極寒のなかで一夜を明かした。
(後略)

http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000e030164000c.html


さて、この隕石については、「NASAが威力は広島型の原爆の30倍以上」と発表していると幾つかの報道機関が報道しています。NHKニュースの記載は以下のとおりです。

「爆発の威力は広島型原爆の30倍以上」
         NHK(2月16日 15時16分)
ロシア中部に落下した隕石とみられる物体に関連して、NASAアメリカ航空宇宙局は、小惑星が上空20キロ前後で爆発し、その威力は広島型の原爆の30倍以上に上るとみられることを明らかにしました。
(後略)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130216/t10015565451000.html

広島で落とされた原爆で大きな被害が出たのは放射能のためなので、その爆発の威力と較べると間違った印象を受けると感じていました。


私が探し当てたNASAによる記事によると、「広島型の原爆」との比較はありませんでした。

(該当部分)
The estimated size of the object, prior to entering Earth's atmosphere, has been revised upward from 49 feet (15 meters) to 55 feet (17 meters), and its estimated mass has increased from 7,000 to 10,000 tons. Also, the estimate for energy released during the event has increased by 30 kilotons to nearly 500 kilotons of energy released.

Russia Meteor Not Linked to Asteroid Flyby | NASA

なお、この記事(NASA)に辿り着くことができたのは、BBCニュースの記事からリンクが張ってからでした。なお、BBCの記事はしっかリと書いてありますし、動画も載せています。


日本のマスコミの報道は相変わらずなので、海外で起きたことについての正確なことを知りたければ、海外の信頼できる報道機関の情報を調べることが良いように思います。


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