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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

政府が、辺野古埋め立ての沖縄県への申請を3月にも行うことに決めたことに関して

日米首脳会談において、米軍普天間基地沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の早期進展が確認された結果を受けて、政府が2月23日に、来月(3月)にも沖縄県に、埋め立て許可を申請する方針を固めたそうです。

普天間移設 政府、辺野古埋め立て3月にも申請」
     日本経済新聞(2013/2/23 13:32)
政府は23日、米軍普天間基地沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題に関して、来月にも県側に海面の埋め立て許可を申請する方針を固めた。許認可権限を持つ仲井真弘多知事は「県外移設」を求めて慎重姿勢を崩していないが、政府として普天間基地の固定化を避けるために移設を前進させる必要があると判断した。
政府は移設に関して名護市の地元漁協の同意を得るため詰めの協議をしている。協議にメドがつけば埋め立て申請をする考えだ。埋め立ての可否を判断するには10カ月程度かかるとされており、政府筋は23日、2014年1月に予定する名護市長選をにらみ「3月中にも申請する必要がある」と語った。
 政府が県などに提出した辺野古の環境影響評価書の公告・縦覧手続きは1月末に終了しており、いつでも埋め立て申請が可能な状況になっている。ただ知事が許可する見通しは立っていない。

普天間移設 政府、辺野古埋め立て3月にも申請 :日本経済新聞


私は、宜野湾市普天間基地の周辺に行ったことがあります。嘉数高台展望台と普天満宮、そして、幾つかの湧水に行きましたから、ラグナガーデンホテルに普通に泊まってビーチを楽しんだ人よりは、地域のことを理解している可能性があります。その際に私が強く思ったのは、ここに普天間基地があることはマズイということです。そして、「普天間基地の固定化」はマズイと思っていることは、今も同じです。

問題は普天間基地どこに移設するかですが、移設候補地である辺野古名護市辺野古)の地元の人が容認するのならば、それが一番現実的だと、私は思っています。鳩山由紀夫・元首相が在任中に、「県外」の可能性を示唆しましたが、それは、地球人とは少し感覚が違う人が、現実的な可能性を考えずに述べたことに過ぎません。少なくても、これは10〜20年くらいの間は不可能でしょうし、その間に「普天間基地の固定化」が起きることは確実です。つまり、現実的な解は、辺野古しかないと思われます。


さて、「移設候補地である辺野古の地元の人が容認するのならば」と書きましたが、「地元」には色々あります。沖縄県全体と考えるか、名護市と考えるかだけではなく、辺野古の周辺である久志地区や、もっと限定された地域である辺野古区がありえます。私は、沖縄県名護市の意見よりも、久志地区や辺野古区の意見が重要だと思います。

以下の説明のために、久志地域について解説を加える事にします。久志地域は、1970年までに存在した旧・久志村に該当します。名護市は、1970年に旧・名護町が、旧・久志村を含む4村と合併してできた自治体です。名護地区(旧・名護町)が東シナ海側であるのに対して、久志地区は太平洋側です。以下の名護市のホームページにおける資料によると、平成24年3月31日現在では、名護市全体の人口は60,472人であるのに対して、久志地区の人口は4,726人、そして、久志地区の一部である辺野古区の人口は1,928人です。

このように、久志地区/辺野古区は、名護市においては少数派です。したがって、久志地区/辺野古区の意見が、名護市全体の意見と違うときには、久志地区/辺野古区の意見は反映されません。それは、久志地区/辺野古区に関することでもです。

普天間基地辺野古への移設に対する意見は、名護市全体と久志地区/辺野古区と異なる可能性があります。簡単に言えば、移設の結果、久志地区/辺野古区は潤うのに対して、他の地域はそうではないからです。したがって、「移設候補地である辺野古の地元の人が容認するのならば」という場合の地元は、久志地区/辺野古区であるべきだと私は考えます。私が、どう考えていても、影響力はないのですけど…。


ついでに書いておきますけれど、久志地区/辺野古区が名護市の少数派であることは、マスコミの報道から抜け落ちることがほとんどのようです。その原因が、マスコミがご存じないためか、意図的に記載しないかは私には分かりません。確実なことは、そのような報道により、沖縄県外のほとんどの人が、名護市の意見として報道されることを、久志地区/辺野古区の意見として見なすことです。


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