はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

八甲田山に近いアメダス観測点「酸ケ湯」において、「積雪の深さ」が再び更新された件(529センチ)

青森県にあるアメダス観測点「酸ケ湯(すかゆ)」において、「積雪の深さ」の記録が更新されました。本日(2013年2月24日)の17時の時点においては、523センチになり、2月21日に記録した515センチを更新しました。
【追記 2013年2月24日 23時11分】(21時と22時に、529センチになりました。)

「青森・酸ケ湯で5.23メートル=積雪記録更新、強い寒気で−気象庁
          時事ドットコム(2013/02/24-18:33)
 北海道南部と東北地方では24日、低気圧が通過し、冬型の気圧配置が強まった影響で、所により猛吹雪となった。上空約5000メートルには氷点下47度程度の戦後有数の強烈な寒気が流入。気象庁は25日にかけても大雪や強風、交通の乱れに注意するよう呼び掛けた。
 青森県八甲田山近くの観測点「酸ケ湯(すかゆ)」では24日午後5時時点の積雪が5メートル23センチとなり、現在国内にある観測点の最多記録を更新した。酸ケ湯の積雪は21日、5メートル15センチで約8年ぶりに記録更新したばかり。レーザー式測定装置は6メートル30センチまでしか測れず、万一超えた場合は測定不能になるという。
 JR東日本によると、大雪の影響で山形新幹線つばさ号の上下19本が運休となった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013022400101

「酸ケ湯」(青森市荒川字南荒川山国有林酸ケ湯沢)は、有名な温泉である酸ヶ湯温泉のそばの国有林にあるそうです。酸ヶ湯温泉青森市にあるといっても、八甲田山の近くにあり、温泉宿の他には何もないところだという記憶があります。酸ヶ湯温泉には、青森駅十和田湖を結ぶバスの停留所があり、青森駅からは少なくても1時間はかかるようです。

去年までの酸ケ湯における記録は、501センチであり、これは現在の観測点における最大「積雪の深さ」の中では、最大のものでした。したがって、酸ケ湯は自分が持っている、国内最高記録を、更新していることになります。

なお、現在の観測点という制約がなければ、「酸ケ湯」の記録はトップではありません。以前、滋賀県伊吹山の山頂近くにあった観測点では、1182センチが記録されているようです。観測がされていない地点を含めるのならば、もっと「積雪の深さ」が大きかった地点は、当然あると思います。

今回の記録更新は、東北地方で大雪があり、その結果として、酸ヶ湯において記録が更新されたということになります。なお、青森市の中心部に近い観測点「青森」(青森市花園、青森地方気象台)の現在(2013年2月24日18時)の「積雪の深さ」は、137センチです。


興味深いのは、大きな温泉宿があるとはいえ、他にはほとんど何もないような酸ヶ湯アメダス観測点があることです。アメダス観測点の中で、自治体、または、過去にあった自治体の中心部にあるものは、趣旨が自明です。しかし、その他のアメダス観測点は、観測点になった理由が分かりにくいです。「酸ヶ湯」もその部類に入ります。

「積雪の深さ」の最大値が大きい他の観測点がどこにあるかを調べてみました。以下の気象庁のページを見ると、去年までの記録において400センチ以上を記録しているころは、「入広瀬」(新潟県魚沼市穴沢)[463センチ]、「津南」(新潟県津南町中深見乙)[416センチ]、「肘折」(山形県大蔵村南山)[414センチ]でした。

入広瀬」は、旧・入広瀬村(平成の大合併以前)の中心地にあり、旧・入広瀬村役場(現・魚沼市市役所入広瀬庁舎)、または、その付近にあるようです。「津南」は、津南町の町役場から4キロくらい離れているところにあるようです。

これに対して「肘折」は、大蔵村役場からは遠く、458号線沿いに17.7キロ南にあります。「肘折」は有名な肘折温泉のそばにあるので、酸ヶ湯温泉にそばにある「酸ヶ湯」と似ています。


−−以上−−