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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

北陸新幹線の長野−金沢間が開業したあとの名称について

2014年末に、北陸新幹線の長野−金沢間が開業することにより、現在は長野新幹線と呼ばれているものが北陸新幹線と名前を変えることは、既定路線だと私は思っていました。


そもそも、長野新幹線は通称であり、正式名は北陸新幹線です。北陸新幹線は、1998年に開催された長野オリンピックに間に合わせる形で、1997年の秋に東京−長野間が開業しました。しかし、長野までしか行かない新幹線の名称が北陸新幹線では混乱を招くとして、当初は長野行新幹線と表記されました。そして、一年もしない内に「行」が削られました。かえって分かりにくいということだったのだと思います。その結果、長野新幹線と呼ばれるようになりました。

金沢まで開業することにより、「長野までしか行かない新幹線の名称が北陸新幹線では混乱を招く」という問題はなくなります。したがって、名称が正式名称である北陸新幹線になることが自然です。


しかしながら、長野県関係者は必ずしもそうは思っていないようです。

「呼称「長野」存続を 阿部知事要望へ 延伸開業後の新幹線 」
         信濃毎日新聞(02月19日(火))
阿部守一知事は18日、長野新幹線の金沢延伸開業(2015年3月予定)後の呼称について「『長野』が入った方が、長野県のみならず北陸も含めて沿線地域にとって望ましいのではないか」と述べ、今後、北陸各県やJRに対し、呼称に「長野」を残すよう求めていく考えを明らかにした。知事が「長野」の呼称存続に取り組む姿勢を示したのは初めて。
 県商工会議所連合会や県経営者協会など経済団体と、新幹線沿線の県内市町村でつくる協議会の計8団体が県庁を訪れ、「長野」の呼称存続を申し入れたのに対し答えた。
 1997年開業の長野新幹線(東京―長野)は通称で、国が認可した正式名称は北陸新幹線。知事はこれまで「北陸やその先の沿線県の思いもあり、JRも東日本と西日本にまたがる路線になるなど課題はある」などと説明。沿線各県に配慮するなどして明確な姿勢を示していなかったが、この日は席上、「(開業から)15年間、長野新幹線の呼称で親しまれてきた路線が、ある日突然変わってしまうと利用者の利便性を考えても課題がある」と述べた。
県商工会議所連合会の加藤久雄会長は、知事が姿勢を明確にしたことについて取材に「長野県は(名称存続で)一体だという姿勢が出た」と歓迎した。
(続く)

http://www.shinmai.co.jp/news/20130219/KT130218ATI090007000.php

名前が変わっても、利用者の利便性は変わりませんので、「15年間、長野新幹線の呼称で親しまれてきた路線が、ある日突然変わってしまうと利用者の利便性を考えても課題がある」という長野県知事の考えはよくわかりません。また、15年間も、本来はとは違う「長野新幹線」と呼ばれることにより、長野県は利益を享受してきました。それを長かった幸運な期間と考え、名前が変わることを快く認めるというのがあるべき姿だと思います。


ただ、私としては第3者なので、もし、北陸3県が異論がないのならば、「北陸新幹線」でなくても構いません。しかし、当然のことながら、北陸3県の考えはそうではないようです。

(続き)
一方、沿線10都府県でつくる北陸新幹線建設促進同盟会の会長県の富山県は取材に「路線名は正式名称の北陸新幹線が基本との姿勢に変わりはない」(総合交通政策室)としている。

http://www.shinmai.co.jp/news/20130219/KT130218ATI090007000.php

なお、FNNニュースの報道によると、「名称についての長野県からの要望は、まだJR東日本に寄せられていない」ようです。


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