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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

気象庁が大雪予報を外した2月6日に、ウェザーニューズが雨を予報したことに関するITmediaの記事について  (「気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか 」)

2月6日に東京に大雪が降るという気象庁の予報が外れたことについては、以下の記事に書きました。

気象庁が前日の夕方(2月5日)に出した「大雪に関する東京都気象情報 第4号」では、降雪は、多摩西部の多い所で15センチ、東京23区、多摩北部、多摩南部が多い所で10センチの降雪ということでした。
しかし、実際には、少なくても東京23区、神奈川県、千葉県のほとんどの場所では、積もるような雪は降らなかったようです。


気象庁とは違って、ウェザーニューズが「雪ときどき雨」と予報していたことに関して、ITmediaの記事がありました。なお、記事を書いたのはITmediaを退職された岡田有花さんですから、ITmediaの意見が書かれているわけではありません。

なお、私は幾つかの情報を総合して、2月6日にはあまり降らないと確信して、当日を迎えました。その中にウェザーニューズの情報が入っていたかは覚えていません。


記事は、ウエザーニュースの予報について、以下のように記載しています。

ウェザーニューズの予報は、気象庁から配信されたデータ、KDDIと共同で全国3000カ所に設置している気象観測システム「ソラテナ」、700台のライブカメラ、そして、サポーターから投稿された情報を基に作られている。 サポーターは、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」などを通じて現地の気温の体感、雲行きなどを報告したり、カメラで空の写真を撮影 して届けてくれる一般ユーザーのこと。サポーターからの投稿は晴れの日で1〜2万件、雨の日では4〜5万件に上り、雪など荒天の日には急増。2月6日は 20万件もの報告があったという。

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) - ITmedia Mobile


2月6日になってからの予報が的確であったことは、以下のように記載しています。

気象庁は6日午後になっても大雪への警戒を呼びかけていたが、ウェザーニューズは午前中に都心の雪がピークを超えたと判断。これも、サポーターが今の天気や雪の状態をきめ細かく報告してくれたおかげだ。「サポーターからの報告がなければ、昼過ぎまで『この後も雪に注意してください』と言わなくてはならなかっただろう」

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) - ITmedia Mobile

この説明については、私は理解できました。ウェザーニュースは現状をシッカリ把握できていたので、それからの差分で予測することが可能である少し後については、予報が的確にできたということだと思います。これに対して、気象庁は現状の認識ができていなかったので、予測も間違っていたということだと思います。積雪計が搭載されたアメダスは、南関東の1都3県には6つ(東京、横浜、熊谷、秩父、千葉、銚子)しかありませんので、当然のことのように思います。


しかしながら、前日に2月6日の予報を「雪ときどき雨」としたことについての記述は、分かりませんでした。

2月6日の予報では、前日の5日正午までは同社も気象庁と同様、翌日の東京は大雪になると予報していたが、午後2時、予報を「雪ときどき雨」に変更。「コンピューターの予想結果だけでなく、これまでのサポーターデータを客観的に解析し、独自の気象予想モデルに取り入れたことによって雨の可能性が見えた」と、気象予報士で、同社WITHステーションコンテンツ運営本部チームリーダーの喜田勝氏は話す。

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) - ITmedia Mobile

前日の実況報告が多数得られていたとしても、翌日の天気の予想を「差分」で予測することは難しいように思うからです。「これまでのサポーターデータを客観的に解析たことにより作れた独自の気象予想モデル」 というのが重要なのでしょうが、この記述では分かりません。


ともあれ、重要なことはサポーターによる情報を活用することです。サポーターからの情報により、ウエザーニュースは「実際の天気」を理解ができるようになり、これに基づいた天気予報のモデルが作られているのだと思います。

サポーターからもたらされる圧倒的な量の情報を分析するうち、実際の天気が、「気象のプロが思い描いていたお天気の世界と違うことが分かってきた」と、森田氏は言う。
 例えば、梅雨の時期や台風の際にテレビに登場する雨の分布図。雨の多い部分と少ない部分をきれいな曲線で分けて描いた「等値線」で示すが、サポーターから寄せられる雨の報告を地図上にプロットしても、きれいな曲線では描けないという。
その違いは、観測点の密度の違いに起因する。アメダスは20キロおきにメッシュ状に設置されているが、サポーターは1キロおきにいる。「雨も気圧も、観測が詳細になればなるほどきれいな等値線では描けない、曲線で描こうという方法自体が成り立たない」のだ。

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) - ITmedia Mobile


なお、気象庁が使っていると思われる、レーダーによる雨量観測データは、必ずしも正確ではないようです。

従来の気象予報は、観測データをコンピューターに入力し、物理モデルを用いて予報を行うが、レーダーに雨雲が映っているのに実際は雨が降っていないなど、観測データと実際の天気が異なるケースもあった。

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) - ITmedia Mobile

今回のITmediaの記事については、続編となる以下の記事があります。


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