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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

鳥谷の盗塁(9回2死)で試合の流れが変わった台湾戦 [WBC第2ラウンド第1戦]

WBCWorld Baseball Classic)の第2ラウンドにおいて、日本は第1戦である台湾戦(東京ドーム、2013年3月8日)に、4対3(延長10回)で勝利を収めました。この結果、日本は、キューバに勝利を収めたオランダとの試合(明日:3月10日)に勝てば、決勝ラウンドに進出することになりました。

この試合の流れは、8回までは、日本にはありませんでした。日本は7回までに7安打を放ちながらも、6回まで投げた先発の王建民などに無得点に抑えられていました。3度(3、4、5回)に渡って、3塁まで走者を進めながらも得点ができなかったことには、拙攻と言われても致し方がないと思います。これに対して台湾は、日本よりは少ない5安打(7回まで)でしたが、3回に能見から、5回に摂津から、1点ずつを重ねていました。

0対2で迎えた8回の表、阿部と坂本が王鏡銘からタイムリーヒットを放ち、日本は2対2に追いつきました。しかし、8回裏には3番手である田中将大が1点を失い、再び、2対3とリードされます。


この流れを変えたのが、9回表の2死から盗塁を成功させた鳥谷でした。9回表の先頭打者である稲葉は、一塁ゴロに倒れましたが、鳥谷は1死から四球を選んで出塁をしていました。鳥谷は、12打席でヒットがないとはいえ、5打数0安打4四球2犠打1犠飛1盗塁と大活躍です。このあと、長野のセンターフライにより、2死となったあと、打席に立った井端の初球において、この盗塁が生まれました。

井端は、2−2のカウントにおいて、センターにヒットを放ました。この結果、2塁走者の鳥谷がホームインして、日本は3対3に追いつきました。同点で迎えた10回表において、中田が、1死2、3塁からレフトに犠牲フライを放ち、日本が勝ち越しをします。

最終回となった10回裏においては、杉内が1死から2本のヒットを打たれて1、2塁となるものの、最後は陳𨉷基のショートゴロが併殺打になり、日本が4対3で勝利を収めました。


鳥谷の盗塁については、山本浩二監督が「あれはサイン。あの追い込まれた状況ではヒットは続かない」だと話しているという、スポーツニッポンの記事があります。しかしながら、これまでの必ずしもヨロシクない采配から判断して、本当にサインだったのかなぁと考える人が少なくないようです。サインであるか否かはともあれ、あの場面で盗塁を決めることができることは、並大抵のことではありませんので、島谷に大きな拍手を送りたいと思います。

「井端 不屈の同点打!9回2死から“大バクチ”鳥谷の盗塁に続いた」
     スポーツニッポン(2013年3月9日 06:00)
(抜粋)
ギャンブル。賭けともいえる采配が、勝利への道しるべとなった。1点を追う9回2死。打席には井端。その初球。一塁走者の鳥谷が猛然とスタートを切った。際どいタイミングながら二塁はセーフ。鳥谷が「いつも準備をしておけと言われていたから、チャンスがあったら行ってやろうという気持ちだった」と胸を張れば、山本監督は「あれはサイン。あの追い込まれた状況ではヒットは続かない」。そこまで井端、内川は2安打ずつしていたが、憤死すればゲームセットという地獄と背中合わせの作戦が、結果的に井端の同点の中前打を呼んだ。

井端 不屈の同点打!9回2死から“大バクチ”鳥谷の盗塁に続いた ― スポニチ Sponichi Annex 野球

 -「鳥谷盗塁のエピソードが格好良すぎるwwwwww : なんJボンバー」(2013年3月10日 11時57分 追記)


試合を通じて思ったのは、台湾がかなり実力をつけてきたということでした。そして、台湾の試合ぶりは非常に好感の持てるものでした。もし、この試合を9回までで終了させ、判定で勝負をつけるのならば、台湾を勝ちとする人が多いのではないかと思います。

今回の日本の勝利は、経験という点において日本が上回っていたために、もたらされたように私は思います。台湾が、8回までに台湾が試合を決められなかったのに対して、日本は、9回に鳥谷の盗塁により試合の流れを引き寄せることができました。そして、10回における逆転は、投手の駒の差が出たのではないかと思います。

私は、台湾が日本と共にWBCの本戦に進んでほしいものだと思います。そのためには、日本が明日のオランダ戦に勝利して、本戦進出を決めなくてはなりませんね。


【2013年3月9日 23:00】台湾 対 キューバは、0対14(7回コールド)で、キューバが勝利を収め、台湾は第2ラウンドでの敗退が決まりました。キューバは、オランダ対日本の敗者と、決勝ラウンド進出をかけて戦うことになりました。



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