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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

朝ドラ「あまちゃん」(第1話〜第11話)

朝ドラ「あまちゃん」を気に入ってみています。ドラマの舞台は三陸海岸にある架空の自治体・三陸市であり、ヒロインの天野アキ(能年玲奈)は、海女を目指すようです。

このドラマは、脚本が宮藤官九郎なので、期待をしていました。しかし、東日本大震災も扱うようであり、途中から舞台が東京になるということなので、あまり期待をしないようにしてしていました。以前に、神戸の震災を描いた朝ドラが、「何だかなぁ」になってしまった記憶があるからです。

このため初回は見逃しました。しかし評判がよいので、覗いてみると、とても面白く、結局、ずっと観ることになりました。現在、ドラマは、アキが高校2年生である2008年の夏を描いています。東日本大震災が起きたのが2011年3月ですから、少なくてもしばらくは期待できると思います。


2011年の夏、天野アキの母である天野春子(小泉今日子)は、24年前に飛び出した故郷の北三陸市にやってきます。ロケを岩手県の久慈市で行なっていますので、北三陸市は、岩手県北部の三陸海岸にある自治体を想定しているのだと思います。

結婚したことすら母親に知らせていない春子が、何故、帰ってきたかというと、母である天野夏(宮本信子)が危篤であるという知らせがあったからでした。そして、天野アキも母親に連れられて、北三陸市を初めて訪れます。

しかし、春子の幼馴染である大吉(杉本哲太)からの知らせは、予想通りガセでした。大吉は、春子が町を飛び出した日に開通した北三陸鉄道の北三陸駅の駅長に今はなっています。北三陸鉄道は、三陸鉄道北リアス線をモデルとしているようです。

大吉は、町おこしについて責任感を持っており、町の観光資源である観光海女の高齢化を憂慮していました。そこで、海女のまとめ役である天野夏の娘である春子を呼び戻して、海女にさせようとしたのでした。母親により海女の手習いをさせられた春子は、海女になるのが比較的に簡単だと考えたのかもしれません。また、子供の頃から春子に憧れていた大吉には、春子を故郷に呼び戻したいという思惑があったようです。

しかしながら、海女について嫌な思い出がある春子は、大吉の思い通りにはなりません。そもそも、24年前に春子が故郷を飛び出したのは、半ば強制的に海女にさせられそうになったからです。


1984年の夏、北三陸市の将来への希望を担って北三陸鉄道が開通しました。そして、その開通の目玉として三陸市が用意しようとしたのが、新人の海女となる春子(有村香純)でした。春子は高校生でしたが、海女の娘である彼女は、町にいるならば断ることが難しい立場にいました。

しかし、春子は町でいち早く聖子ちゃんカットをするような少女であり、海女にはなりたくはありませんでした。そして、春子は、北三陸鉄道の開通のどさくさに紛れて、町を出て行きました。そんな春子が、24年経ったからといって、海女になることを引き受ける訳はないのです。

三陸市は、北三陸鉄道の開通により一時は商業施設ができるなど活性化されました。しかし、北三陸市は、現在は再び寂れつつあります。観光の目玉である観光海女が高齢化によりなくなってしまうと、大きな打撃になります。したがって、春子に断られたことは、大吉にとって残念なことでした。


しかし、思いもかけないところから、24年ぶりの海女が誕生することになりました。祖母の夏を中心にする海女たちを手伝っていたアキが、海女になりたいと言い出したのです。東京にいる時には感じない生きているという感じを、アキは味わったからでした。

海女という職業の大変さを知る春子は、始めは反対ました。しかし、自分の昔のことを思い出し、結局は夏休み限定ということで、了承します。そして、二人を追って北三陸市にやってきた父の黒川政宗(尾美としのり)も、「ママの事よろしく頼んだぞ」と言い残して、東京に戻ります。東京では、地味で暗くてパッとしないアキが、ハツラツと客に対応し、明るい笑顔を見せている姿を見たからです。


第2週の最後(第12話)になる明日(2013年4月13日)は、夏休みが終わり、アキは東京へ戻るはずなのですが、ドラマの展開上、そのようにはならない可能性があります。


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