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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

結局は、期待することにした「ハフィントン・ポスト」

「ハフィントン・ポスト」というアメリカ発祥のウエブ上のメディアが、2013年5月7日から日本でサービスを始めました。日本版のサイトは、本家の「ハフィントン・ポスト」と、朝日新聞の合弁だということです。でも、主は本家の「ハフィントン・ポスト」であり、朝日新聞はサポートする立場なのではないかと推測します。

以下、次のような内容で記載します。

  1. 必ずしも期待されてはいなかった「ハフィントン・ポスト」
  2. 第一印象は悪かった「ハフィントン・ポスト」
  3. 日本の新聞社のサイトとは違い、アタリマエのことがされている「ハフィントン・ポスト」
  4. 「ハフィントン・ポスト」に刺激されてYahoo!Newsが改善されることを願う


【必ずしも期待されてはいなかった「ハフィントン・ポスト」】

「ハフィントン・ポスト」については、紹介しているメディアはありますが、今のところは多くの人が注目しているような状況には至っていないようです。理由の一つとしては、名前がワシントン・ポストと名前が似ているために、アメリカの新聞が日本語版を出しただけだと誤解されていることがあります。

そしてもう一つの理由としては、以前、素晴らしいものとしてマスコミが取り上げた韓国由来のオーマイニュースが、失敗したことがあります。この観点における批判は、藤代裕之(ジャーナリスト)さんが記事にしています。

オーマイニュースのことを根拠とした批判については、「ハフィントン・ポスト」の資本力は、オーマイニュースと比べ物にならないほど大きいから、失敗はしないと主張する人がいます。しかし、オーマイニュースが失敗した理由は、資本の大きさではなく、その時点の日本には、既に必要がないメディアだったからだと、私は考えています。民間による情報発信が限られていたらしい韓国には、オーマイニュースは役に立ったのかもしれません。しかし、2chなどで情報発信が普通に行われていた日本では、そうではなかったようです*1


【第一印象は悪かった「ハフィントン・ポスト」】

というように、私は、「ハフィントン・ポスト」には大きな期待をしていなかったのですが、とりあえず、覗いてみました。何故ならば、日本の新聞やテレビによる報道には、問題があることも事実ですから*2、メディアの選択肢が増えることは歓迎するべきだからです。

私が「ハフィントン・ポスト」を初めて覗いた時には、肯定的な印象は持ちませんでした。フロントページにおける、記事の提示の仕方ついては、分かりにくいと感じました。しかしながら、褒めている記事が見ていましたので、提灯記事があるんだろうなぁという印象を持ちました。それから、「日本人が、声を上げ始めた」という記事が目立つように置かれていたことについては、日本が遅れており、啓蒙のためにやってきたという“見下し感”を感じました。

「ハフィントン・ポスト」の記事は、「政治」、「経済」、「国際」、「社会」に分類されていました。そして、それぞれのトップページのtitleは、全て「写真、動画、速報」になっています。これについては、どういう技術レベルの人が、ウエブページを作っているのだろうかと呆れました。なお、本家のメージを見ていると、この種の問題はありませんので、日本語版の問題だと思います。

結局、試行錯誤した後に理解したことは、「ハフィントン・ポスト」はRSSリーダーを介して読む方がよいということでした。RSSリーダーで読み込むべき、RSS feed は以下の4つです。なお、全ての記事を網羅したRSS feed を本家では提供しているようですが、日本語版では見当たりませんでした。

http://www.huffingtonpost.jp/tag/japan-politics/feed/
http://www.huffingtonpost.jp/tag/japan-business/feed/
http://www.huffingtonpost.jp/tag/japan-world/feed/
http://www.huffingtonpost.jp/tag/japan-society/feed/


【日本の新聞社のサイトとは違い、アタリマエのことがされている「ハフィントン・ポスト」】

さて、このように「出会いは最悪」であった「ハフィントン・ポスト」ですが、各々の記事を読んでみると、記事における情報の提示については、日本の新聞社によるNewsサイトに較べて、格段に優れていることが分かりました。ただ、これは日本の新聞社のサイトにおいては行なわれていない、ウエブメディアとしてはアタリマエのことを、「ハフィントン・ポスト」が行なっているということに過ぎません。

そのアタリマエのことは何かというと、ニュースのソースへのリンクをすることです。これを行なわないのは、新聞社が“とくダネ”を尊んできたことに由来しているようです。しかしながら、例えば、国の省庁が発表し、そのウエブサイトにおいて資料を公表していることについての記事は、“とくダネ”ではありませんので、その情報へのリンクを張っても、何も不利益はないはずです。

必要なリンクが張ってあれば、読者は探す手間が省けますから、非常に助かります。記事に書かれていない情報を得ることができるとともに、記事の妥当性を検証できるからです。それにもかかわらず、リンクができない新聞記事と同様に、必要なリンクをしていないことは、読者による記事の検証がされることをが好まないと、邪推されても仕方がありません。


ニュースソースへのリンクを行なわないことは、新聞社によるNewsサイトだけではありません、紙では情報を提供していないJ-castも同様です。

J-castがニュースソースへのリンクを行なわないことは、ある意味で、新聞社のネットニュースよりも大きな問題です。J-castは、2chの情報に基づく記事を書くことが多いからです。

2chには数多くのスレッドがあります。芸能人の場合には、ファンによるスレッドと、アンチによるスレッドがありますので、どちらを基にして記事を書くかによって、記事の内容は全く別のものになります。

特に、これが顕著なのはAKB48グループ(以下、AKB48と略します)についての記事です。AKB48のことなど、芸能のことなので、仮に記事に問題があったとしても、どうでもいいこととだと思われる方もいらっしゃると思います。しかし、AKB48に関する記事はJ-castではアクセスが多い記事だと思います。また、AKB48に関する記事に問題があるのならば、他の記事にも問題があると考えるのは、自然なことだと思います。以下、詳細な説明なので、小さい文字で書きます。


AKB48に関する記事を、2chへの書き込みに基いて書くことが難しいのは、アンチによる書き込みがあるためです。AKB48にはAKB48自体のアンチがいます。この他に、以下に説明するAKB48内アンチがいることは、AKB48に特徴的ことです

AKB48には多数のメンバーがいます。6月に開票される選抜総選挙には、姉妹グループを含めて100人を越えたメンバーが参加します。AKB48が幸福についてはゼロサム社会だとして、100人のメンバーいるとするならば、あるメンバーに対するマイナスなことは、99%のメンバーにとってプラスになります。AKB48のメンバーはアスリートのように他のメンバーをリスペクトしており、他のメンバーにとってマイナスなことを喜ばないようです。しかし、メンバーのファンも全てそうであるとは限りません。当然のことなら、推しているメンバー(推しメン)以外のメンバーに対してアンチ活動をすることにより、推しメンに貢献しようとするファンもいます。この種のアンチを私は、AKB48内アンチと呼んでいます*3

メンバーの応援スレッドには、ファンだけでなくAKB48内アンチが書き込みます。妄想を炸裂させるAKB48内アンチもいます。さらには、ファンのフリをして、メンバーにマイナスになることを書き込みこともあります。適切な書き込みだけを得るためには、2ch専用ブラウザーの「あぼ〜ん機能」を使って、AKB48内アンチの書き込みを枝刈りをするコトが必須です。この際には、AKB48の内部事情についての知識が必要です。

したがって、メンバーの応援スレッドの書き込みに基いて記事を書いたからといって、妥当な記事になるとは限りません。むしろ、妥当でない記事になる事がほとんどだと思います。このためか否かは分かりませんが、J-castの記事は、AKB48のメンバーにマイナスになる記事が大部分です。


【「ハフィントン・ポスト」に刺激されてYahoo!Newsが改善されることを願う】

上で記したように、新聞社のニュースサイトの記事では、ニュースソースへのリンクがされていません。このため、私は新聞社のニュースサイトを見ることがほとんどありません。その代わりに利用しているのがYahoo!Newsです。

Yahoo!Newsに転載されている記事では、ニュースソースへのリンクがあります。それだけでなく、他社の関連している記事へのリンクもされていますので、非常に便利です。このように新聞社のサイトより便利なので、私と同じように、Yahoo!Newsを介して新聞記事を読む人が、日本ではとても多いようです。

「ハフィントン・ポスト」もYahoo!Newsと同様に、他社の関連している記事へのリンクもされているようなので、Yahoo!Newsの代替えになる可能性があります。Yahoo!Newsにも問題がありますが、今までは、Yahoo!Newsが一人勝ちであったためか、改善がされませんでした。この意味でも、競合する「ハフィントン・ポスト」が現れたことは、望ましいことだと思います。


Yahoo!Newsの問題は、記事の選択とソースに偏りがあることと、記事に対するコメントに妥当でないものが少なくないことです。

ニュースソースについては、毎日新聞のものが多いです。記事自体の偏りの顕著なものとしては、AKB48関係の記事をトピックニュースにすることが多すぎるということがあります。

記事に対するコメントには、日頃の鬱積を晴らすために行なっているようなものが少なくないです。この種のコメントは、まず、不快です。そして、妥当なコメントの数より上回る場合には、見る価値があるコメントが埋没してしまいます。「ハフィントン・ポスト」は、問題があるコメントを削っているようです。


−−以上−−

*1:オーマイニュースをもてはやした人達の多くは、2chに対する認識が妥当でなかったのではないかと推測します。彼らは、2chには沢山のスレッドが存在しておらず、一枚岩のようなものだと捉えていたのではないでしょうか。2chには問題があるスレッドがあることも事実ですが、有益なスレッドが沢山あり、大いに役に経っています。そして、多くの人にとって、問題があるスレッドは、読まなければ支障が起きないものです。

*2:日本の新聞やテレビによる報道の問題の一つは、報道しない部類の記事があるということです。代表的な問題は、新聞社/テレビの問題は報道しないことです。最近のことでは、「遠隔操作ウイルス事件」についての報道が問題です。この件についてマスコミは、基本的には、警察側の広報をしているだけに見えます。

*3:AKB48内アンチの数はメンバーによって異なります。AKB48内アンチが一番多かったのは、少し前までならば、前田敦子でした。AKB48内アンチによる批判の寄りどころは、前田敦子は、大島優子に較べて優れていない点が多かったのにもかかわらAKB48のセンターであったということと、センターであるために優遇されているということです。私には、AKB48前田敦子をセンターにしたから上手く行っていたように見えていたのですが、人によりモノゴトの見え方は違うようです。