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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

【資料】朝ドラの視聴率の傾向(過去10年)

朝ドラの視聴率の傾向についてはご存じない人が、意外に多いようなので、過去十年における朝ドラを対象にして記します。この記事においては、期間平均視聴率を視聴率とします。


該当するドラマは、「てるてる家族」(2003.10-2004.3)から「あまちゃん」(2012.4-9)までの20本の朝ドラです。元データは、日刊スポーツ[2013年10月2日]の22面です(momoさんの提供)。


ドラマの視聴率(関東)と視聴率(関西)を2次元のグラフにプロットします。そして、各点からの距離を短くするという制約において線を引きます(以下、代表線)。具体的には、データをexcelに移して、散布図を書いて、近似線(代表線に該当)を加えました。


全体としては、視聴率(関東)が視聴率(関西)よりも高い朝ドラが多いです。20本の中の16本が該当します。視聴率(関東)と視聴率(関西)の平均を算出すると、それぞれ、関東が17.43%、関西が15.97%です。つまり、朝ドラ全体の平均としては、視聴率は関東の方が1.46%上回っています。


視聴率が高い朝ドラで、代表線に近いものは、関東と関西の両方で好まれたと解釈できます。「梅ちゃん先生」がこれに該当します。視聴率は、関東では20.7%、関西では18.5%です。差は2.2%ですから、朝ドラ全体の傾向と比べると、若干ですが、より関東に好まれたということになります。

代表線よりも右下にあるものは、通常よりも関東で好まれたものです。最近まで放送された「あまちゃん」は、これに該当します。このドラマは、視聴率においては、「純情きらり」と「どんと晴れ」と同じ傾向があります。

これに対して、視聴率が高い朝ドラで、代表線よりも左上にあるものは、通常よりも関西で好まれたものです。これに該当する「カーネーション」と「てるてる家族」は、NHK大阪放送局(通称:BK)が制作したものです。この2つの視聴率は、関西の方が高いです。以下、NHK大阪放送局が制作したものを、BK朝ドラ、NHK東京放送局(通称:AK)が制作したものを、AK朝ドラと記します。


AK朝ドラに限定してプロットした図を示します。

視聴率が高い「梅ちゃん先生」(関東:20.7%、関西:18.5%)と、「あまちゃん」(関東:20.6%、関西:16.9%)についてだけ記します。「梅ちゃん先生」は、AK朝ドラの通常よりは、より関西に好まれています。これに対して、「あまちゃん」は、AK朝ドラの通常よりは若干だけ、関東の方に好まれています。



BK朝ドラに限定してプロットした図を示します。

10本の中の6本において、関東におけるの方が視聴率が高いです。しかし、視聴率の高いドラマにおいては、関西の視聴率が高い傾向があります。

視聴率が低いドラマにおいて、関東の視聴率が高いことついては、面白くなくて視聴率が低くなるようなドラマに対する、関西の人の対処に要因があるように推測します。私の仮説は、面白く感じないドラマでも、関東の人は習慣で観る人がかなりいるに対して、関西の人はそうではないというものです。


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