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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」の第2話と、第3話を観ました。

第1話に続いて、「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」(フジテレビ、火10)の第2話と第3話を観ました。面白かったです。


このドラマの主人公は、王子稲荷商店街に「よろず占い処 陰陽屋」を開業した安倍祥明 (錦戸 亮)です。第1話の最後では、商店街の会合において、安倍祥明を追い出すことが決議されました。しかし、結局、商店会長・内藤源次郎(杉良太郎)は、彼に対する判断を保留にしました。彼の(実質上の)初めてのクライアントとなった9歳の由実香(鈴木梨央)が、両親と友達を引き連れて、彼を追い出さないでという署名を出しにやってきたからです。

ところが、第2話が始まってみると、商店街の面子は、既に彼を仲間としてかなり認めているように見えました。で、中華料理店「上海亭」の女将・金井江美子(濱田マリ)が相談にやってきます。最近、店の客足がピッタリと途絶えたとのことです。


安倍祥明は、試しに「上海亭」のラーメンを食べてみます。予想に反して(笑)、とても美味しくて、全く問題がないことが分かりました。調べてみると、口コミサイトにおいて、中傷の書き込みされていることが分かりました。

安倍祥明は、犯人が金井江美子の息子・隆平(若葉竜也)であることを突き止めます。彼は、店が忙しいと手伝いをしなくてはならないので、店の妨害をしていたようです。彼は、漫画家を目指していたので、時間が欲しかったようです。安倍祥明により、2人の間の問題は解決することになります。

クライアントの問題の要因が親子関係だったことで、「陰陽屋」のアルバイト店員である瞬太(知念侑李)と両親の関係も描かれます。彼の家の生業は模型屋だったのですが、今は店を閉じており、父の吾郎(見栄晴)は失業しています。代わりに母のみどり(南野陽子)が看護婦して、家計を支えています。

ネットには、瞬太が捨て子であったという書き込みがありました。彼の両親に安倍祥明がこのことを尋ねると、彼らはあっさりと認めます。瞬太もこのことは分かっており、親子関係は上手く行っているようです。なお、安倍祥明は初めから、瞬太が実の子でないことを察していたようです。


第1話と第2話においては、クライアントに問題を起こしていた原因を突き止めることは、安倍祥明でなくても、それほど難しくはなかったと思います。視聴者のように客観視できる立場ならば、分かりやすかったと思います。でも、第3話の件は、視聴者が推測できない部類のものでした。

第3話のクライアントは、安倍祥明の幼なじみである槙原(駿河太郎)のバイト先の後輩でした。その宮内夏央(波瑠)の依頼は、祖母の遺言状を探してほしいというものでした。彼女自体は、遺産を得たいという欲はないのですが、叔父叔母のあり方があまりにも酷いので、彼らには遺産を渡したくないようです。なお、遺産は遺言状を探し当てた人が得ることになっています。

安倍祥明は、瞬太と、彼の高校の担任である路子(倉科カナ)を伴い、群馬にある宮内夏央の祖母の家に向かいます。内藤源次郎でもある路子は、学年主任から、瞬太のアルバイトを続けされるかどうかについて、判断を迫られていました。このため、彼女はこの2人のあり方を見るために、最近は2人の近くにいるようになりました。なお、安倍祥明が路子を伴ったのは、車の運転をさせるためでした。

現地では、宮内夏央の叔父叔母が、家を無茶苦茶に荒らしながら、遺言状捜しをしていました。遺言捜しのタイムリミットがやって来ても遺言状が見つからないと、寄付されることになるからです。ところが、安倍祥明は現地に行っても、温泉に入りに行ったり、ケーキ屋で時間を過ごしたりして、路子には真面目にやっているように見えませんでした。

そして、タイムリミットになり、遺産の管理を任されていた弁護士がやって来ました。遺言状をみつけられなかった宮内夏央の叔父叔母は、落胆するのですが、実は安倍祥明が見つけていました。彼は温泉(混浴)において、宮内夏央の祖母の友人と歓談することにより、遺言状がケーキ屋に預けられていたことを突き止めたのでした。

遺産に関する権利を得た安倍祥明は、叔父叔母を和解させることに成功します。それが宮内夏央の祖母の願いだと、理解したからです。結果的に、遺産は彼らが平等に分けることになりました。この遺言状に関する安倍祥明のあり方を見ていた路子は、安倍祥明を信頼できる人物だと判断します。そして、学年主任に、瞬太のアルバイトを続けさせることを進言して、了解を得ます。

やがて、宮内夏央が、自分の礼金と共に、叔父叔母による礼金を渡しにやってきます。安倍祥明についての評価を上げていた路子でしたが、平等に遺産を分配をする解決に導いたのは、叔父叔母からも礼金を得るためだと勘ぐり、憤慨します。ドラマの事情としては、路子が完璧に安倍祥明を信頼してしまうことは、しばらくの間はマズイのでしょうね。


初めに書きましたように、第2話も第3話も面白かったです。特に第3話は、瞬太の家族に関するサブストーリーが良かったです。彼の父である吾郎は、脇目もふらずにプラモデルを作りまくっており、違和感を感じた視聴者は多かったと思います。でも、これは結婚記念日に妻に口紅をプレゼントするためであったことが、ドラマの最後に判明します。失業中の彼は、作り上げたプラモデルをネットオークションに出すことにより、資金を得たのでした。

私は、このドラマ全体に対しては、初めに書きましたように、高目の評価をしています。若干、気になることは、話の筋を知るだけならば、後半だけを見るだけで十分なことです。でも、口紅のプレゼントの件については、前半を見ていないと意味が分からないので、このような事も含めて味わいたいのならば、前半から見ることが良いと思います。

それから、王子稲荷神社で巫女のアルバイトをしている鮎川珠希(柏木由紀)は、予告を見るとたくさん出るように期待させられるのですが、実際の出演時間は少ないです。もしかしたらば、予告に出てくる場面しか出演していないのかもしれません。彼女は、AKB48ファンと鹿児島関係者のための客寄せパンダなのだと思います。でも、彼女にとっては、撮影における拘束時間が少なくてのにもかかわらず扱いがいいので、美味しいドラマだと思います。演技の経験を積むという意味でも、プラスになります。


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