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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「恋するフォーチュンクッキー」により救われたAKB48

AKB48の32枚目のシングルである「恋するフォーチュンクッキー」(8月21日発売)は、多くの人に受けいられる曲になりました。AKB48は関心がない人や嫌いな人の中にも、この曲は好きだという人が少なくないです。それから、少なくても現時点では、カラオケで大人気になっています。

この曲のフルversionのMVが10月30日に公開されると、3日もしないで再生回数が100万回を超えました。このMVには、海外からのアクセスがかなりあるようです。これは、日本語以外によるコメントの割合からの推測です。



恋するフォーチュンクッキー」の特徴的なことは、本人が登場していないMVがネットで数多く公開されていることです。そして、そのほとんどがAKB48関係者以外によるものです。この現象には、この曲のMVを作ることが、制作する団体にとってはPVになることが理解されたことが影響しています。もちろん、そんな思惑なしに作られたMVもあります。

10月30日の読売新聞夕刊には、これらのMVに関する記事がありました。この記事は、1ページの半分くらいを占めており、しかも、写真が使われているので、かなりインパクトがありました。

この種のMVで、AKB48公式チャンネル(Youtube)に登録されているものは、10月末に24個にまで増えました。

読売新聞の記事では、佐賀県庁の職員が登場するもの(9月8日公開)、猪名川町兵庫県]によるもの(10月5日公開)、日本交通によるもの(10月10日公開)が紹介されていました。全てのMVの再生回数を合計すると、10月末の時点では2800万回になりました*1


さて、AKB48グループの大部分のヲタ(熱心なファン)の関心は、新曲である「ハート・エレキ」(31th、10月30日発売)に移ったようです。「恋するフォーチュンクッキー」は、センターを務める指原莉乃のファン以外の多くにとっては、32枚目のシングルという以上の意味は少ないようです。彼らにとって一番重要なことは、CDにオマケが付いていることです。話に聞くことによると、曲の内容を知らない時点で予約をするファンもいるようです。

このことは、twitterによるつぶやきをみるとよく分かります。「ハート・エレキ」に関してのつぶやきのほとんどは、その内容から、AKBグループのファンによるもののだと推測されます。これに対して、「恋するフォーチュンクッキー」に関するつぶやきの9割くらいは、AKBグループのファン以外によって書かれているように見えます。


恋するフォーチュンクッキー」に関するつぶやきのほとんどは、この曲に肯定的なものです。その中には、この曲を称賛するものや、本人以外が登場するMVを称賛するものがかなりあります。それから、文化祭などで踊られていることや、これから行なわれるイベントで踊られることになることが分かります。さらに、本人以外が出演するMVが現時点でも幾つか進行中であることも分かります。

つぶやきの中には、「恋するフォーチュンクッキー」が、年末の紅白歌合戦で歌われることを望む声もあります。また、レコード大賞に推す声もあります。後者に関することは、記事の最後に記します。


CDの売り上げに関しては、31枚目のシングルである「さよならクロール」(2013年5月22日発売)が200万枚弱であり、「恋するフォーチュンクッキー」を50万枚上回っています。しかしながら、「さよならクロール」がこれだけ売れた要因は、ウルトラなオマケ(第5回AKB48選抜総選挙投票権)がついていたからです。

なお、33枚目のシングルがミリオンセラーになったことにより、AKB48の曲は14曲連続でミリオンセラーになりました。しかしながら、一般の人が14曲の中で思い浮かべることができる曲は、少ないと思います。


ごく最近まで、AKB48の曲の中でカラオケで最も歌われる曲は、「ヘビーローテーション」(2010年8月18日発売)でした*2。しかし、現時点では、「恋するフォーチュンクッキー」がそれにとり代わる曲になっています。

恋するフォーチュンクッキー」は、私がチェックしている3つのランキング(joysoundDAMオリコン)の全てにおいて、9月9日の週から先週(10月21日 - 10月27日)まで、7週間連続でトップです。このことは、AKB48の通常の曲とは違って、一般層に広く受け入れられていることを意味しています。


多くの人は、今年の日本レコード大賞AKB48が受賞すると予想していると思います。今年、受賞するならば、3年連続になります。推測の理由は簡単であり、対抗馬が見当たらないからです。
朝ドラ「あまちゃん」の熱烈なファンは、「潮騒のメモリー」(天野春子[小泉今日子)])を推すかもしれませんが、この曲の売り上げは20万枚に達していませんので(10月の末の時点)、難しいと思います。


一般の人に対して、日本レコード大賞にはAB48の曲ならばどれが相応しいかを聞くならば、「恋するフォーチュンクッキー」を推す人がほとんどだと思います。この曲以外を知らない人が多いからです。

しかしながら、AKB48ファンの多くは、レコード大賞には「さよならクロール」が選ばれると予想しているようです。これは、彼らが大人の事情を理解しているためだと思いますが、この曲が一般層に受け入れていることについての理解が進んでいないことも関係していると思います。でも、「さよならクロール」が選ばれたのならば、違和感を持つ一般の人は少なくないと思います。結果として、日本レコード大賞の存在意義を疑問視する人が、さらに増える可能性がありますが、私がとやかく言うところのことではありません。


受賞曲は何になるかはともあれ、今年のレコード大賞AKB48が受賞すると、AKB48に対して大きなバッシングが起きると、第5回選抜総選挙(6月8日開票)以前の私は、推測していました。AKB48のCDは売り上げは多くても、それなりの理由があるからです。

しかしながら現時点の私は、それほどのバッシングが起きるとは思っていません。違いをもたらしたのは、選抜総選挙において指原莉乃が1位になり、「さしはら音頭」と呼ばれた「恋するフォーチュンクッキー」が生まれて、多くの人に受け入れられたことです。この意味では、この記事のタイトルにしましたように、AKB48は「恋するフォーチュンクッキー」により救われたと言えると思います。

恋するフォーチュンクッキー」には、「人生捨てたもんじゃないね。あっと驚く奇跡が起きる」というフレーズがあります。このフレーズを聞いて、週刊文春の記事の件でAKB48からHKT48へ異動して、貢献が認められてHKT48劇場支配人となった指原莉乃を思い浮かべる人がいると思います。しかし、私は彼女がHKT48に十分に貢献にする可能性があると予想していたので、このことは「あっと驚く」ことではありませんでした。私にとって「あっと驚く」ことは、AKB48の曲に合わせて、多くの人が踊るということになったことでした。



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−−以上−−

*1:私がつけている記録によるものであり、公式サイトに記載はありません。

*2:この曲はミリオンセラーではありません。AKB48の曲がミリオンセラーになったのは、次のシングル「Beginner」(2010年10月27日発売)からです。