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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

本人が登場しない「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)のMVの順位(再生回数)の推移など

 本人が登場していない「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)のMVが多数作られており、話題になっています。AKB48公式チャンネル(Youtube)に登録されているMVの数は、10月末に24個になりました。合計の再生回数は、昨日(2013年11月3日)の時点で、2900万回を超えました*1

なお、本人によるMV(センター:指原莉乃)については、別のところにあります。探しにくいかもしれませんので、以下に貼っておきます(公開[2013年10月30日]から5日しか経ってませんが、再生回数は220万回を超えました[11月4日22時09分])。


再生数が100万回を超えたMV(AKB48公式チャンネル)の数は、11月2日に10個になりました。これを記念して(笑)、MVの再生回数のトップ10を、再生回数の順位の推移を含めて表にすることにしました。再生回数の推移のリスト(16位まで)は、記事の最後に付録として付けます。再生回数は、毎日23時くらいに測っていますが、10月以降の日曜日に測ったものだけを記します。

それから、表をご覧いただいく前に、理解していただく必要があることがあります。それは、再生会回数は、MVの良さを示すものではないことです。MVの良さと再生回数には正の相関はあるとは思います。でも、相関の度合いは、極めて高いわけではありません。

順位 MV 公開日 再生回数 10/6 10/13 10/20 10/27 10/28から1週間の伸び
1 STAFF 7/19 7,602,327 1位 1位 1位 1位 158,429
2 サマンサタバサグループ STAFF 8/15 4,122,146 2位 2位 2位 2位 186,172
3 サイバーエージェントグループ STAFF 9/17 2,886,677 4位 3位 3位 3位 310,422(1位)
4 神奈川県 10/18 2,295,196 6位 4位 205,686(3位)
5 FAN 8/14 1,767,370 3位 4位 4位 5位 28,104
6 佐賀県庁 9/8 1,643,495 5位 5位 5位 6位 75,512
7 ジャパネットたかた STAFF 10/16 1,528,178 7位 7位 283,341(2位)
8 日本交通 10/10 1,095,061 8位 9位 8位 117,531
9 GMOインターネットグループ STAFF 9/15 1,024,116 6位 6位 8位 9位 60,955
10 MISS&MR.COLLE 9/30 1,013,215 7位 7位 10位 10位 104,628
次点 大分市 10/25 665,020 12位 198,486(4位)

このランキングにおいてトップ3に入ったMVは、全て、9月までに公開されたものです。具体的には、1位が「STAFF Ver. 」(7月19日公開、AKB48のスタッフによるMV)、2位「サマンサタバサグループ STAFF ver.」(8月15日公開)、3位が「サイバーエージェントグループ STAFF Ver.」(9月17日公開)です。公式チャンネルで公開された順番は、1番目、3番目、10番目です。

トップ10までに範囲を広げると、10月以降に公開されたMVが3つ入ります。しかし、残りの7つはそれ以前の公開ですから、やはり、早いうちに登録されたMVの方が有利です。MVが始めのうちに登録されると注目度が大きく、再生数が多くなります。そして、再生数が多くなると、さらに注目されて、再生数が増えます。これに対して、後発のMVはそれなりの要因がないと、上位に入れません。

後発が不利なことは一般的なことであり、AKB48グループのメンバーにおいても同様です。AKB48の4期以降のメンバーは、研究生を経て正規メンバーになっていますので、それ以前に加入したメンバーに比べると不利です。AKB48の4期以降のメンバーで、AKB48選抜総選挙において7位*2以上になったことがあるのは、指原莉乃(現在はHKT48)しかいません。彼女は、第5回選抜総選挙で1位になり、「恋するフォーチュンクッキー」のセンターを務めています。現在はHKT48劇場支配人を務めるまでなった彼女は、MCと、他の人を活かす能力に優れているとされています。


公開が10月以降であるのにもかかわらず、トップ10に入ったMVは、「神奈川県 Ver.」、「ジャパネットたかた STAFF Ver.」、「日本交通 Ver.」です。この3つのMVにも、トップ10になった要因があるはずです。この他に、「サイバーエージェントグループ STAFF Ver.」が、10番目に公開されたのにもかかわらず、3位になっています。これにも、要因があるはずです。

考えられる要因としては、自治体の場合には人口が多いこと、企業の場合には知名度が高いことがあります。この他に、踊っている人の多くが容姿に優れていることも要因になります。以下、この3つの要因と、もう一つについて記します。


☆★☆ 人口が多いこと(自治体)☆★☆ 

「神奈川県 Ver.」の再生回数が多いことには、人口が多い(約910万人)ことが大きな要因になったと思います。先行していた「佐賀県庁 Ver.」(現在:6位)をあっという間に抜いて4位になったことには、Yahoo!Newsで紹介されたことが効いていますが、佐賀県(人口:約84万人)との人口の差も大きく影響していると思います。
それから、神奈川県が人気がある県だということも、影響があるようです。「県」が人気があるという概念については、私はあまり理解できていないのですが…、神奈川県は、「都道府県魅力度ランキング」(ブランド総合研究所、2013年9月26日発表)において、5位になっています。

「神奈川県 Ver.」に抜かれてしまった「佐賀県庁 Ver.」ですが、このMVにより大きなプラスがもたらされたと思います。経費としてかかった報道されている50万円よりも、かなり大きな効果があったと思います。

佐賀県は、残念ながら「都道府県魅力度ランキング」において46位になっています。このランキングは実際の魅力度よりも、イメージにおける「魅力度」が大きく影響しているようです。佐賀県は、周辺の県である福岡県(魅力度ランキング:7位)、長崎県(11位)、熊本県(19位)よりも印象が薄いという問題点のために、順位が低くなっていたのだと思います。

今回のMVによって、佐賀県関係の職員は楽しそうに仕事をしているという好感が持たれたようです。そして、知事は少し目立ちたがり屋のヤンチャというイメージになったと思います。完璧にプラスなイメージでなくても、ないよりは良いと思います。

佐賀県の場合は、おそらく、その時点で持たれていたイメージのことを考慮して、リスクを承知しながらも先行するという戦略をとったと推測します。これに対して、人口が多くて人気がある神奈川県は、先行しなくても注目を得るだろうという判断において、公開は遅くなるものの、コンテンツが満載なMVを作ったと推測します。結果として、詳細まで見ようとする人がいるために、再生回数が増えるMVになったようです。私は、両県の戦略は、共に適切だったと思います。


☆★☆ 知名度が高いこと(企業)☆★☆ 

ジャパネットたかた STAFF Ver.」の再生回数が多いことには、知名度が高いことが大きな要因になっていると思います。テレビショッピングの会社である「ジャパネットたかた」は伝統的な大企業とは違います。でも、テレビのCMによって、ほとんどの人がが知っている会社になっています。特に、CMに登場する高田明社長は、多くに人に認知されています。


☆★☆ 容姿に優れた人が多く登場していること ☆★☆

サイバーエージェント」は、アメーバブログを運営している会社です。でも、サービス名と社名が違いますので、どれほど知名度がある会社かは私はわかりません。このため、知名度以外の要因により、「サイバーエージェントグループ STAFF Ver.」の再生回数が多いことを説明します。

その要因とは、綺麗な女性社員がたくさん踊っていることです。ドラマにおいては、容姿に優れた出演者が多いものを、好む人がいらっしゃいます。このMVを観る人には、そのようなタイプの人も含まれていると思います。結果として、再生回数がより多くなっているのだと推測します。

なお、同様の要因で再生回数がより多くなっているMVとしては、2位になっている「サマンサタバサグループ STAFF ver.」と、10位になっている「MISS&MR.COLLE Ver.」があります。後者では、大学のミスキャンパス、ミスターキャンパスの候補者がたくさん踊っています。

恋するフォーチュンクッキー」の2番の歌詞には、以下のフレーズがあります。それと同じように、これらのMVは、「ルックスがアドヴァンテージ」になっているようです。

性格いいコがいいなんて 男の子は言うけど
ルックスがアドヴァンテージ
いつだって可愛いコが
人気投票1位になる


☆★☆ あっと驚く奇跡が起きた? ☆★☆ 

再生回数が多くなった要因を説明すべきMVとして残ったのは、「日本交通 Ver.」です。実は、私はこのMVはそんなに人気が出ないだろうと予想していました。

日本交通についてwikipediaで調べてみると、「東京を拠点にハイヤー・タクシーを運行する事業者であり、グループの売上高は同業で日本最大である」と記載されていました。でも、大会社であっても、「ジャパネットたかた 」のような名物社長がいるわけではなく、目立たないところで社会を支えているようなタイプの会社だと推測します。したがって、あの社長が出ているならば「ジャパネットたかた STAFF Ver.」を見てみようとするような部類のことは、起きていないと思います。

それに加えて、MVで踊っている人の大部分が男性です。そして、社長はイケメンなのですが、他の社員の方には、ミスターキャンパス候補になるような人はあまりいないように見えます。年配の方がかなりいらっしゃり、また、大変に申し訳ありませんが、どちらかというと裏方向きの人が多いように感じました。したがって、少なくても、華があるMVではありません。

このMVは15番目の公開なのですが、8番目の再生回数になっています。おそらく、日本交通の関係者も、これほど人気が出るとは思っていなかったと推測します。「恋するフォーチュンクッキー」の歌詞にあるように、「人生捨てたもんじゃないよね。 あっと驚く奇跡が起きる」ということのような気がします。

何故、そんなに人気になったかというと…、全く期待せずにこのMVを観ると、おじさん達が踊っている姿が予想以上に好ましくて、twitterで呟きたくなる人が多かったのではないかと推測します。女性にとっては、おじさん達が踊っている姿が意外に可愛く映ったのだと思います。それから、社会を支える人達が踊っているという意味で、好ましく感じられたのだと思います。これは、AKB48のスタッフが登場する「STAFF Ver. 」が好感を得たのと同様だと思います。


最後に、これから再生回数が伸びそうなMVについて述べます。以下に、最近の1週間(2013年10月28日〜11月3日)において、再生数が伸びた5つのMVを、表にします。

順位 MV 公開日 公開順序 再生回数 1週間での伸び
3 サイバーエージェントグループ STAFF Ver. 9月17日 10 2886677 310422
4 神奈川県 Ver. 10月18日 19 2295196 205686
7 ジャパネットたかた STAFF Ver. 10月16日 16-18 1528178 283341
11 大分市 Ver. 10月25日 22 665020 198486
19 LONDON Ver. 10月28日 23 184542 184542


この中で、初週である「LONDON Ver.」の他のMVは、これからも再生回数が伸びると思います。「LONDON Ver.」について、必ずしもそうだと推測しないのは、MVは、ほとんどの場合に、初週の伸びが大きいからです。

この中で、これからも伸びるMVとして注目されるのは、現在は7位である「ジャパネットたかた STAFF Ver.」(283341回増加)と、11位である「大分市 Ver. 」(198486回増加)です。現時点で3位と4位である「サイバーエージェントグループ STAFF Ver.」(310422回増加)と「神奈川県 Ver.」(205686回増加)は、既に200万回以上も再生されているので、相対的な伸びは少ないと思います。


ジャパネットたかた STAFF Ver.」については上で触れましたので、「大分市 Ver. 」について記します。大分市は「恋するフォーチュンクッキー」のセンターを務める指原莉乃の出身地であり、彼女は観光大使を務めています。このために早いうちにMVを作る要望が市民からあったと推測します。また、可能であったと思います。しかしながら、実際にMVが公開されたのは22番目であり、10月22日でした。これには、大分市がMVにおいて目立つことは、彼女にとってマイナスになるという配慮があったのだと、私は推測しています。

大分市 Ver. 」の再生回数が多いことには、指原莉乃のファンや、この曲を通じて彼女に興味を持った人が観ていることの影響があると思います。でも、それだけでなく、このMV自体の良さが評価されていると思います。

大分市 Ver. 」には、都会ではないけれども田舎でもない、地方都市である大分市の感じがよく出ていると思います。コンテンツは「神奈川県 Ver. 」などに比べると少ないのですが、ゆったとした気持ちで観ることができます。ネットで面白がられているのは、セイウチが踊っているところですが、私にとっては滝尾百穴が面白かったです。指原莉乃の関係では、いわゆる「さしこロード」が移されています。それから、最後には彼女の写真がラッピングされたバスが出発します。


【付録】

付録として、上位16位までのMVの再生回数の推移を表にします。16位までにしたのは、AKB48グループ選抜枠が16人だからです。
私の気に入っている、「猪名川町 Ver.」は17位なので、選抜には入っていません。再生回数はあまり伸びていないのは、人口が少ない自治体であるために、twitterなどで宣伝する人が少ないためだと推測します。


で、最後に再び強調しますが、MVの良さと再生回数との相関はそれほどは高くないと、私は思っています。

順位 MV 公開日 10/6 10/13 10/20 10/27 10/3
1 STAFF Ver. 2013/7/19 6,725,054 6,975,399 7,211,492 7,443,898 7,602,327
2 サマンサタバサグループ STAFF ver. 2013/8/15 3,273,904 3,440,788 3,693,500 3,935,974 4,122,146
3 サイバーエージェントグループ STAFF Ver. 2013/9/17 1,549,044 1,831,174 2,191,429 2,576,255 2,886,677
4 神奈川県 2013/10/18     1,171,177 2,089,510 2,295,196
5 FAN Ver. 2013/8/14 1,587,359 1,629,032 1,692,757 1,739,266 1,767,370
6 佐賀県庁 Ver. 2013/9/8 1,177,866 1,277,799 1,429,871 1,567,983 1,643,495
7 ジャパネットたかた STAFF Ver. 2013/10/16     886,774 1,244,837 1,528,178
8 日本交通 2013/10/10   584,191 833,384 977,530 1,095,061
9 GMOインターネットグループ STAFF Ver. 2013/9/15 707,992 795,546 882,911 963,161 1,024,116
10 MISS&MR.COLLE Ver. 2013/9/30 588,959 681,500 776,043 908,587 1,013,215
11 大分市 Ver. 2013/10/25       466,534 665,020
12 テイクアンドギヴ・ニーズグループ STAFF Ver. 2013/9/16 407,487 464,581 539,831 612,720 663,454
13 ひかりTV STAFF Ver. 2013/9/10 250,317 279,283 323,162 353,909 374,680
14 AFRO FUKUOKA STAFF Ver. 2013/10/9   171,096 227,251 286,495 359,033
15 KBC九州朝日放送STAFF Ver. 2013/9/30 122,660 179,053 250,430 320,721 358,679
16 AKB48グループ ドラフト会議 候補者 2013/10/24       290,012 349,889


−−以上−−

*1:私が足しあわせている数値である、公式チャンネルによる数値ではありません。

*2:7位というのは、AKB48において需要な意味があるようです。