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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「第55回日本レコード大賞で大賞に輝くのは?」(Yahoo!News 意識調査)の結果について

Yahoo!Newsの意識調査で、「第55回日本レコード大賞で大賞に輝くのは?」というものがありました。

今回の投票対象曲は、今年の日本レコード大賞の候補曲である10曲です(記事の最後にリストあり)。調査の実施期間は、2013年11月22日(金)から2013年12月2日(月)の11日間であり、投票総数は23,481票でした。

ほぼ半数である49.5%の票を獲得してトップになった曲は、「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)でした。第2位である「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」の得票が16.3%ですから、トリプルスコアとなる圧勝でした。
3位以下は、「にんじゃりばんばん」(きゃりーぱみゅぱみゅ)の11.5%、「笑顔」(いきものがかり)の7.9%、「満天の瞳(ほし)」(氷川きよし)の3.8%… と続きます。上位5曲に対する票だけで、全体の89.0%を占めました。


以下、上位5曲について、簡単に記することにします。

1位となった「恋するフォーチュンクッキー」の認知度は、この10曲の中では抜群だと思います。AKB48ファンではないれど、または、AKB48は嫌いだけれど、この曲は好きだという人が、かなりいらっしゃるようです。

この曲の認知度がどの年代にも高い要因には、曲として優れていることの他に、MV(Youtube)がAKB48以外の団体によって数多く作られたことがあります。これらのMVの中には、100万を超えるレベルで再生されているものがかなりあります*1


私は、この曲の得票は、55%くらいではないかと予想したのですが、実際の得票率はそれよりは少し低くなりました。その原因としては、AKB48の曲が良いものであるはずがないと思い込んでいる方々がいらっしゃることがあると思います。このことは、例えば、J-castによる 「大人気アイドルもカラオケでは苦戦 AKBや嵐も「女々しくて」に勝てず」 という記事における誤りに現れています。

恋するフォーチュンクッキー」(8月21日発売)は、joysoundの週間カラオケランキングにおいて、発売週(8月19日〜25日)にトップになってから、先週(11月25日〜12月1日)までトップを続けています。現在は14週連続トップであり、さらに記録を伸ばす可能性があります。当然のことながら、「女々しくて」(ゴールデンボンバー)を14週に渡って優っていますので、J-castの主張は、事実と異なります。J-castの記事は、AKB48の曲が「女々しくて」に勝っているはずがないという思い込みにしたがって、確認をすることもなく書かれたものだと推測します。

このように、この曲をしっかりと聞くことなく、低い評価を与えている人がいらっしゃるようです。


恋するフォーチュンクッキー」に次いで2位になった曲は、この曲と同じように認知度が高い「にんじゃりばんばん」ではなく、「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」でした。このこと関しては、以下に説明する2つの要因が、後者に対して有利に働いた可能性があると思います。

一つ目の要因は、曲が流行っているかを、CDの売り上げで測る人が多く、これに対して、デジタルダウンロードによる販売(itunes or レコチョク)のランキングを把握している人は少ないということです。

今年のダウンロード販売itunes)では、「にんじゃりばんばん」と「恋するフォーチュンクッキー」が2トップになっています。しかしながら、ダウンロード販売における「にんじゃりばんばん」の大ヒットを認識している人は、少ないです。

にんじゃりばんばん」は、今年前半の大ヒット曲です。今年後半の大ヒット曲である「恋するフォーチュンクッキー」がこの曲を追いかけ、「The Natsu Style」の解析によると、最近になって追い抜いたようです。

オリコンによるCD売り上げランキングは、マスコミで報道されることがよくあるために、多くの人に知られています。そして、このランキングにおいては、「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」が、現時点おいて5位です。これに対して、「にんじゃりばんばん」は100位以下です(「The Natsu Style」の解析による順位)。なお、「恋するフォーチュンクッキー」の売り上げは2位です。

さらに、「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」の売り上げは、最近、100万枚を超えました。このことから、この曲の方が売れていると認識している人が多いようです。

EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」は、itunesにおいては、EXILEの他の曲よりも売れていない不思議な曲です。そして、ミリオンを達成したことについては、カラクリがあるとされています。なお、このことを知っている人は、それ程はいないようです。

もう一つの要因は、今年の日本レコード大賞EXILEが受賞することが決まっているという説があることです。その理由は、EXILEのリーダーであるHIROが勇退するからだというものです。この説を信じる人が、どの曲が日本レコード大賞にふさわしいという観点ではなく、「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」を選択した可能性があります。


4位であった「笑顔」(いきものがかり)と、5位であった「満天の瞳(ほし)」(氷川きよし)についても、若干だけ記します。

恋するフォーチュンクッキー」によって、音楽の力を実感した人は少なからずいるようです。しかし、この曲が音楽としては優れていないする人もいます。その意見は分からなくはありません。この曲は、センターを務める指原莉乃のストーリーを知っていることにより、2番の歌詞が意味合い深くなるからです。このため、それを抜きに評価すると、凡庸な曲だと感じる人がいるのかもしれません。

そのような人が推すことが多い曲は、「笑顔」のようです。また、AKB48のアンチも、この曲を推すことが多いようです。結果として、曲の評価だけよりも、少し多めの票が入ったように思います。

「笑顔」を聞いてみると、確かにいい曲だと感じます。しかしながら、例えば、「ありがとう」(2010年)と同じレベルのヒットをしたわけではないことも事実です。そのことが、この曲を4位にどどまらせることになったと思います。

「満天の瞳(ほし)」は、今年後半の有線のランキングでは、トップになっていると、私は認識しています。しかしながら、演歌のファン層を越えて大きくヒットした曲ではありませんでした。このことが、この曲が5位にとどまった所以だと思います。

曲名 アーティスト 発売日
にんじゃりばんばん きゃりーぱみゅぱみゅ 3月20日
伊勢めぐり 水森かおり 4月3日
EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜 EXILE 4月3日
笑顔 いきものがかり 7月10日
恋するフォーチュンクッキー AKB48 8月21日
満天の瞳 氷川きよし 8月28日
恋音と雨空 AAA 9月4日
男の火祭り 坂本冬美 10月2日
さよなら 西野カナ 10月23日
太陽の女神 家入レオ 11月6日

*1:知名度が高いMVとしては、自治体ならば佐賀県庁、神奈川県によるもの、企業ならば、サマンサタバサ、日本交通によるものがあります。結果として、お固い部類の職業の方々においても、高い認知度になりました。