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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

高知旅行で、須崎市の巡航船に乗って、馬路村にも行ったこと

もう少しで今年が終わるので、11月に高知県に旅行に行ったことを、忘れないうちに書いておくことにします。旅行を初めに思い立ったキッカケは、須崎市高知市)によって運航されている巡航船のことを知ったことです。夏のはじめのことだったと思います。

なお、私は以前、尾鷲市によって運行されている巡航船に乗ったことがあります。尾鷲港と島勝半島の先端にある須賀利地区を結んでいたこの巡航船は、2012年の9月末に廃止になりました。


須崎市の巡航船は、浦ノ内湾を運航するものです。この湾は、須崎市の本土側と、それとほぼ平行に東側に伸びる横浪半島との間にあります。巡航船は、細長い浦ノ内湾の両側をジグザクに結びます。始点を浦ノ内湾の付け根にある発着所とするならば、終点は浦ノ内湾の出口に近いところにあります。この終点は、土佐市との境界付近にあたります。

巡航船は、日曜日、祝日、年末・年始を除いて4便運航しており、片道は1時間くらいです。詳しくて確実なことを知りたい方は、須崎市のサイトを御覧ください。


過去の経験から判断すると、巡航船からの景色は素晴らしいものと予想されました。そして、実際に予想通りでした。それにもからず、実際に行ったのが秋の終わりになったのは、2つ解決しなくてはならないことがあったためです。一つは、発着所へのアクセスの件です。そして、もう一つは、巡航船を乗るためだけに高知に行くのは、費用がかかり過ぎるということでした。

アクセスについては…、浦ノ内湾の出口に近い発着所「埋立」の近くまでは、高知市の中心部からのバスがあることとが分かりました。最寄りバス停は「宇佐」です。ところが、付け根側にある発着所「横浪」までは、公共の交通機関はありません。どうやら、須崎市としては、巡航船を観光資源とは考えていないようです。地元の人にとっては、巡航船よりも、横浪半島を通っている横浪スカイラインをドライブする方が、観光だと感じられるのだろうと推測します。しかたがないので、「横浪」にタクシーを呼び、JR多ノ郷駅(須崎市)まで乗ることにしました。

巡航船を乗るためだけに高知に行くのは、費用がかかり過ぎるという件については、他に目的地を見つけて解決しました。まず、思い浮かんだのは、前から興味があった馬路村でした。この村は、特産品である ゆず で有名です。

私が馬路村のことを知ったのは、京王デパートで毎年開催される駅弁大会を題材にしたテレビ番組によってです。現在の馬路村には、本物の鉄道はないのですが、観光用に作られたトロッコ列車に対して駅弁を設定しての参加でした。

-「NHK「ワンダーXワンダー」の「めざせ!駅弁日本一」〔3/13〕)でとりあげられた高知県馬路村についてのメモ - 夏かしのブログ


もう一つの目的地を馬路村に決めるところまでは行ったのですが、さらなる問題がありました。須崎市高知市の西にあるのに対して、馬路村は東にあることです。しかも、馬路村へのバスの便が限られているので、2泊3日の行程には収まりません。しかたがないので…、もう一泊することにして、宿は、いの町に取りました。これが大正解でした。

いの町は和紙で有名なところであり、仁淀川の河口よりも少し上にあります。今回の成功のポイントは、街の中心部にある駅前旅館に宿をとったことでした。これにより、夕方と朝に、仁淀川沿いを散歩することができました。

高知県の川としては四万十川が有名ですが、最近は、仁淀川が注目されています。私は、仁淀川高知県交通(県交北部交通)に乗って下りました。景色で良かったのは、少し上流にある「土佐和紙工芸村 くらうど」から、いの町の中心部に至る部分です。なお、仁淀川については、上流が綺麗だとされており、「仁淀ブルー」と呼ばれているようです。これについては、説明しているサイトにリンクを貼ることにとどめておきます。

もう一つ情報を付け加えるならば、仁淀川を下るならば、黒岩観光バスにを上手く利用すると良いのではないかということです。ただ…、便数が少ないので、利用するならば、事前に十分な検討が必要だと思います。


最後になりますが、高知県の観光の情報に関して少しだけ書きます。今回、高知県の観光情報を得るのには、かなり苦労しました。高知県の空港が「高知龍馬空港」であることが象徴しているように、高知県は、坂本龍馬を観光の全面に出しています。しかしながら、坂本龍馬と、はりまや橋と、桂浜だけが売りでは、リピーターは来ません。最近は、四万十川を売りに加えたようですが、高知市からは遠いですし、また、誰もがアウトドア派ではありません。

高知県にも問題意識があったようで、これを解決するための部署が作れたようです。そして、この部署をモデルにして、「高知県庁おもてなし課」(有川浩、2011年3月29日発売、講談社)という小説が書かれ、映画化(2013年5月11日)もされました。

残念ながら、小説によって紹介されていることは、やはり、アウトドアのアクティビティーが中心になっています。このため、アウトドア派ではない私には、今回の旅行にはそれほど役には立ちませんでした。新たに得られた知見といえば、高知市内で行なわれている日曜市くらいでした*1

ところが、帰路につく際に入った空港の売店で見つけた「有川浩の高知案内」(有川浩メディアファクトリー、2013年6月14日)は、とても面白く、役に立ちそうでした。

例えば、土佐くろしお鉄道の車窓から見て面白そうに感じた「ヤ・シィパーク」(香南市夜須町)についての記載がありました。先ほど、上記サイトにある目次を見てみると、「るぶぶ」に記載では判断がつきかねた「伊尾木洞」についても紹介されていました。

問題は、観光客が帰るときにしかよらない売店においてあっても、意味が無いということです。例えば、高知県の観光情報を発信している以下のサイトに、この本の表紙の画像を貼って、説明しているサイトへ飛ぶようにするとかいう発想はないのかな…。

ともあれ、これから高知旅行を計画されている方には、この本はお勧めです。


−−以上−−

*1:小説では、馬路村の場面があるのですが、私は以前から知っていたので、プラスにはなりませんでした。