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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

windscore(最新ポップスの吹奏楽譜出版社)のサイトに週間ランキングがあったので… 

windscoreという最新ポップスの吹奏楽譜出版社があります。会社のサイトにある「はじまして」を読むと、参考音源付き楽譜を発売しているそうです。

演奏をしない私にとっても有用なことは、楽曲がYoutubeから視聴可能であるということです。つまり、この会社は私にとって、最新ポップスの吹奏楽盤を聞かせてくれる会社ということになります。利益をもたらさない利用者で申し訳ないと思っています。


さて、windscoreのサイトに初めて行ったところ、週間ランキング(2013年12月16日〜22日)のトップ10が公表されてました。

これに付加情報を加えて、表にします。その付加情報とは、Youtubeにある吹奏楽版の動画(windscore)の再生回数(2013年12月28日 8:30頃 観測)と、CDの週間売り上げランキング(オリコン、2013年の50週*1)のトップ50に入った回数です。

当然のことながら、再生回数はYoutubeへの公開日が早いほうが有利です。また、週間トップ50への登場回数(オリコン)は、今年の早い時期に発売された曲、または、去年からヒットしている曲が有利です。このことをわかりやすくするために、動画の公開日と、CDの発売日も記載しました。なお、「紅蓮の弓矢」発売日は、この曲が収録されている「自由への進撃」の発売日です。

順位 曲名 アーティスト 再生回数吹奏楽 公開日 トップ50週数(オリコン 発売日
1 恋するフォーチュンクッキー AKB48 145,719 2013年9月9日 18(更新中) 2013年8月21日
2 RPG SEKAI NO OWARI 244,801 2013年6月7日 9 2013年5月1日
3 ありがとう FUNKY MONKEY BABYS 45,816 2013年3月14日 3 2013年2月27日
4 花は咲く 花は咲くプロジェクト 233,865 2012年6月19日 20 2012年5月23日
5 友 〜旅立ちの時〜 ゆず 30,687 2013年9月29日 3 2013年9月18日
6 flumpool 73,164 2011年10月1日 0 2011年9月7日
7 愛をこめて花束を Superfly 164,890 2010年09月14日 0 2008年2月27日
8 Joy!! SMAP 137,122 2013年7月26日 7 2013年6月5日
9 紅蓮の弓矢 Linked Horizon 215,803 2013年8月2日 16 2013年7月10日
10 スターラブレイション ケラケラ 134,835 2013年7月7日 4 2013年5月15日


ランキングをざっと見て、私の印象に残ったことは、シングル売上の年間ランキング(オリコン)の上位に入っている曲が少ないということです。オリコンのトップ20に入っている曲を調べてみたところ、2曲だけでした。具体的には、このランキングでは1位となっている「恋するフォーチュンクッキー」が年間2位であり、8位となっている「Joy!! 」(SMAP)が年間15位でした。

オリコンの年間ランキングを見て、ヒット曲がわからないと嘆いている人は、この週間ランキング(windscore)を参考にすることが良いかもしれません。

ほとんどのメディアは、ヒットしている曲を、オリコンの週間ランキングに基いて報道しています。でも、これは、それが望ましいからではなく、従来からの報道のやり方を踏襲した方が楽だからだと思います。その推測が正しいならば、メディア関係者以外は、これに付き合ってあげる必要はないはずです。なお、windscoreの週間ランキングは、吹奏楽に向いている曲が上になる傾向がある可能性があることを、認識しておく必要はがあると思います。


週間ランキングのトップ10の曲の中で、私が着目したのは、トップになった「恋するフォーチュンクッキー 」(AKB48)に、吹奏楽版の動画の再生回数が20万回を超えている3曲を加えた計4曲です。「恋するフォーチュンクッキー 」は、動画の公開日が2013年9月9日と遅いのにもかかわらず、再生回数が15万回に近いです。したがって、公開日が今年前半ならば、20万回を越えていると思います。なお、AKB48が公開しているこの曲の公式MVの再生数は、現在(2013年12月28日 23時頃 )では、約1505万回になっています。

吹奏楽版動画の再生回数が20万回を超えている曲は、具体的には、2位である「RPG」(SEKAI NO OWARI)、4位である「花は咲く」(花は咲くプロジェクト )、9位である「紅蓮の弓矢」(Linked Horizon)です。


この4曲の中で、「花は咲く」を除く3曲は、今年のデジタルダウンロード販売の年間ランキング(iTunesレコチョク)においてトップ20に入っています。この他に、どちらかの年間トップ20に入った曲の順位も表に加えます、これをみると、windscoreの週間ランキングは、オリコンの年間ランキングよりも、デジタルダウンロードの年間ランキングの方に、相関性があります。

順位 アーティスト 発売日 iTunesの年間順位 レコチョクの年間順位
1 恋するフォーチュンクッキー AKB48 2013年8月21日 3 2
2 RPG SEKAI NO OWARI 2013年5月1日 11 8
3 ありがとう FUNKY MONKEY BABYS 2013年2月27日 20 25
9 紅蓮の弓矢 Linked Horizon 2013年7月10日 8 12
10 スターラブレイション ケラケラ 2013年5月15日 10 6


以下、「恋するフォーチュンクッキー」と「花は咲く」についてだけ述べます。

恋するフォーチュンクッキー」については、年末が近づくにつれて、今年の代表曲だという評価が増えてきました。オリコンの週間ランキングでは、発売から4ヶ月を過ぎた現在でも、トップ50に入り続けています。現時点では、初週から18週連続してトップ50に入っています。現在の売れ方から推測するならば、連続週は年を越えて続くと予想されます。

AKB48の曲は、発売からしばらくの間は、特典目当てのファンの購入により、極めて売上が多いです。しかしながら、次の曲が発売されると、特典目当ての購入はかなり少なくなります。したがって、現在、この曲を購入している人の大部分は、AKB48ファン以外の一般層だと思います。

特典が付かないデジタルダウンロード販売では、現時点では、CDの販売以上に好調です。最近は、iTunesレコチョクの両者のデイリーランキングにおいて、トップ10内にほとんどいます。さらに、カラオケランキング(joysoundDAMオリコン)では、毎週、当然のようにトップになっています。


今年発売されたAKB48の曲の中で、吹奏楽の動画(windscore)がある4曲の再生数を表に示します。「恋するフォーチュンクッキー」は、発売日が前である2曲よりも、動画が公開されてからの日数が少ないのにもかかわらず、一桁多い再生数になっています(観測日時:2013年12月28日 15時頃)。

曲名 公開日 再生回数
So long! 2013年03月05日 19,731
さよならクロール 2013年05月30日 31,160
恋するフォーチュンクッキー  2013年09月09日 145,997
ハート・エレキ 2013年11月20日 7,984


「花は咲く」は去年発売された曲です。それにもかかわらず、今年だけでも20回も、オリコンの週間トップ50に入っています。「恋するフォーチュンクッキー」がトップ10に4回、トップ20に10回入っているのに対して、「花は咲く」はトップ10に入ったことはありませんし、トップ20に入ったことも僅かです。しかしながら、息の長いヒット曲になりました。少し聞くだけでも心が奪われてしまうような名曲だと思います。


最後に、AKB48のシングル曲の公式MVの再生数を、表にします。データは、AKB48公式チャンネル(Youtube)にある「シングルMVコレクション」というページから得たものです(2013年12月28日 17時頃の観測)。


対象は、2010年から今年の10月までに発売された19曲にしました。上に示した4曲の吹奏楽の動画(windscore)の再生数と合わせてみると、相関性があることが分かると思います。なお、最新曲である「鈴懸なんちゃら」が対象になっていないのは、AKB48のシングル曲の公式MVは、次の曲が発売されると公表されるためです。

再生回数の他に、週間ランキング(オリコン)のトップ50に入った週数(以下、トップ50週数)と、初週から連続してトップ50に入った週数(初週連続トップ50週数)を記載します。

番号 発売日 曲名 公式MVの再生数 再生数の順位 トップ50週数 初週連続トップ50週数
15 2010年2月17日 桜の栞 7,871,936 10 10 9
16 2010年5月26日 ポニーテールとシュシュ 49,911,190 2 38 19
17 2010年8月18日 ヘビーローテーション 96,776,179 1 45 44
18 2010年10月27日 Beginner 24,805,496 5 19 17
19 2010年12月8日 チャンスの順番 6,517,034 13 11 11
20 2011年2月16日 桜の木になろう 6,251,467 14 13 13
21 2011年5月25日 Everyday、カチューシャ 40,019,380 3 22 15
22 2011年8月24日 フライングゲット 32,036,890 4 20 13
23 2011年10月26日 風は吹いている 9,318,084 9 15 15
24 2011年12月7日 上からマリコ 7,705,687 11 10 9
25 2012年2月15日 GIVE ME FIVE! 5,839,732 15 10 9
26 2012年5月23日 真夏のSounds good! 10,277,942 8 9 9
27 2012年8月29日 ギンガムチェック 14,771,222 7 19 19
28 2012年10月31日 UZA 4,853,374 16 16 15
29 2012年12月5日 永遠プレッシャー 6,545,286 12 12 12
30 2013年2月20日 So long! 854,847 18 9 8
31 2013年5月22日 さよならクロール 2,591,778 17 9 9
32 2013年8月21日 恋するフォーチュンクッキー 14,942,111 6 18(更新中) 18(更新中)
33 2013年10月30日 ハート・エレキ 565,245 19 8(更新中) 8(更新中)


恋するフォーチュンクッキー」の公式MVの再生数は、14,942,111回であり、19曲の中では6番になっています。公式MVが公開されてから約2ヶ月間の再生数としては、極めて多いです。このMVよりも再生数が多い曲は、この曲の2年前に発売された「フライングゲット」(再生数:32,036,890回)にまで遡らなくてはなりません。つまり、過去2年間に発売された曲の中では、「恋するフォーチュンクッキー」の再生数が最多です。

AKB48の曲として売り上げが最高である曲は、現時点では、「さよならクロール」(売り上げ:200万枚弱)です。しかし、この曲の公式MVの再生数は、現時点でも「恋するフォーチュンクッキー」の1/6です。そして、その割合がさらに減っていくことが確実です。このことは、AKb48の曲においては、その売り上げ数が、曲の実力を示すものではないことを例示しています。


再生数が最多である公式MVは、「ヘビーローテーション」であり、再生数は、 96,776,179回です。2番目のMV「ポニーテールとシュシュ」の再生回数が 49,911,190回ですから、ダントツでトップだと言えます。3年前の曲であり、再生される期間が長かったことも事実ですが、極めて人気があった曲であった結果だと思います。なお、この2曲は、AKB48がミリオンセラーを連発させる前の曲です。

3位から5位までの曲は、全てミリオンセラーになりました。5位の曲は初めてのミリオンセラーの曲である「 Beginner」(再生数:24,805,496回)です。3位である「Everyday、カチューシャ」(再生数:40,019,380回)は、初めての初週ミリオンを達成した曲です。4位である「フライングゲット」(再生数: 32,036,890回)は、AKB48が初めて日本レコード対象を受賞した曲です。

私は、4位までの曲は、一般層における知名度が高い曲だと思います。この認識が正しいのならば、公式MVの再生数と、知名度は相関があるということになります。なお、知名度の2トップは、カラオケの定番である「ヘビーローテーション」と、キンタローのモノマネで知名度が向上した「フライングゲット」だと思います。

カラオケの定番になる道を進みつつある「恋するフォーチュンクッキー」は、来年前半には、「 Beginner」を抜いて5位になる可能性が高いと思います。そして、今年中には、「フライングゲット」と「Everyday、カチューシャ」を抜いて3位になる可能性があると思います。でも、これは、私の推測に過ぎません。


歌の評価としては、公式MVの再生回数よりも、週間トップ50(オリコン)に入った回数の方が分かりやすいです。トップ50に入る回数が、50回以上になることは少ないので、発売から1年以上経った曲であっても、再生回数のように大きなアドバンテージが生まれないからです。

私は、トップ50週数という指標の他に、初週連続トップ50週数も指標として利用しています。これは、トップ50週数を使うと、違う形の発売を複数回行うことにより、売上数を高くすることを達成しようとするCD*2の評価が「実際よりも極めて高く」なってしまうのに対して、少くても「実際よりも極めて高く」なることは防ぐことができるからです。しかしながら、AKB48の場合は該当する売り方をしていませんので、トップ50週数を指標にしても問題がありません。

今回の対象曲では、「ヘビーローテーション」が両方の指標においてトップです。この曲のトップ50週数は45週、初週連続トップ50週数は44週です。「恋するフォーチュンクッキー」の場合は、初週からトップ50入りを続けている状況なので、両方の指標は同じであり、上にも書きましたように、18週(更新中)です。順位は、トップ50週数では7位、初週連続トップ50週数では4位です。

恋するフォーチュンクッキー」の売り上げは、現在も好調です。第17週(2013年12月9日〜15日)が27位、第18週が(2013年12月16日〜22日)が21位であり、50位に近い順位ではありません。このことから、来年1月の上旬までは、連続でトップ50に入る可能性が高いと推測します。この推測が当たっていれば、少くても21週連続になります。その場合、トップ50週数においては、「ヘビーローテーション」(45週)、「ポニーテールとシュシュ」(38週)、「Everyday、カチューシャ」(22週)に続いて4位、初週連続トップ50週数においては、「ヘビーローテーション」(44週)に続いて2位になります。


【関連記事 2015年3月27日記載】

−−−以上−−−

*1:1月7日〜13日の週から、12月16日〜22日の週

*2:EXILE PRIDEこんな世界を愛するため」(EXILE