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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「恋するフォーチュンクッキー」のシングルチャート(オリコン)トップ50入りが、通算30週になったこと

恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)は、先週である第33週目(2014年3月31日〜4月6日)に、オリコンのシングルチャートで42位になりました(売り上げ:1210枚)。結果として、通算30度目のトップ50入りを果たしました。


この曲は、初週から第27週(2014年2月17日〜24日)まで連続でトップ50に入りました。そして、さらに、第30週、第32週、第33週(今週)の3週において、トップ50に入りました。

初週からの連続トップ50入りという観点で、オリコンの公開データ(WEB)を調べてみると、2010年代の曲としては、3位になりました。この曲を上回っている曲は、「ヘビーローテーション」(AKB48、2010年08月18日発売)の44週と、「マル・マル・モリ・モリ!」(薫と友樹、たまにムック。、2011年05月25日発売)の2曲だけでした。それぞれの初週からの連続週数は、44週と37週でした。

トップ50に入った通算週数におけるランキング(2010年代)を、オリコンの公開データに基づいて個人的に作ってみましたので、ご参考のために表に示します。誤りがありました場合はご容赦下さい。

10位までだけを記載しようとしたのですが、第8位が3曲なので、11曲の記載となりました。通算週数の他に、初週からの連続週数も記載します。括弧の中の数字は、この観点における順位です。

順位 アーティスト 発売日 通算週週 初週からの連続週数(順位)
1 南部蝉しぐれ 福田こうへい 2012年10月24日 51(更新中) 0
2 ヘビーローテーション AKB48 2010年08月18日 45 44(1)
3 花は咲く 花は咲くプロジェクト 2012年05月23日 44 9
4 ポニーテールとシュシュ AKB48 2010年05月26日 38 19(6)
5 マル・マル・モリ・モリ 薫と友樹、たまにムック。 2011年05月25日 37 37(2)
6 ありがとう いきものがかり 2010年05月05日 35 25(5)
7 夜明けのブルース 五木ひろし 2012年04月25日 32 15(8-13)
8 恋するフォーチュンクッキー AKB48 2013年08月21日 30(更新中) 27(3)
9-11 Gee 少女時代 2010年10月20日 27 26(4)
9-11 人生みちづれ 天童よしみ 2010年02月17日 27 16(7)
9-11 ミスター KARA 2010年08月11日 27 15(8-13)

通算週におけるトップは、「南部蝉しぐれ」(福田こうへい、2012年10月24日発売)であり、51週でした。この曲は、先週も22位に入っていますので、通算週数はまだ伸びそうです。この曲は、他の曲とは違って、初週にはトップ50には入っていませんでした。徐々に順位を上げていったこの曲は、演歌的なヒットパターンです。初動が少ないということは、ロングヒット性を測る指標では非常に有利です。


この表に複数曲が入っているアーティストは、AKB48だけです。「ヘビーローテション」が2位(45週)、「ポニーテールとシュシュ」(2010年05月26日発売)が4位(38週)、「恋するフォーチュンクッキー」が8位(30週)です。

AKB48のCD売上げが多い訳は、ファンによる特典目当ての大量購入だとされています。しかし、この種の購入は、例えば、最初から10週までに主に行われると思います。そして、第20週以降に行われることは稀です。したがって、通算30週以上トップ50に入ったこの3曲は、一般層にも流行った超ロングセラー曲だと推測されます。事実、「ヘビーローテション」はカラオケの定番になっていますし、「恋するフォーチュンクッキー」はカラオケの週間チャート(DAMjoysoundオリコン)のトップに、半年以上も君臨しています。

恋するフォーチュンクッキー」については、初週の時点で、売上げが133万枚に達していますので、ロングヒット性の指標では不利です。それにもかかわらず、これだけの超ロングヒットになったことは驚きです。


通算トップ50入りが通算20週以上であるAKB48の曲をリストにします。該当する5曲は、公式のMVの再生回数においても、トップ5になっています。

順位 アーティスト 発売日 通算週週 初週からの連続週数
1 ヘビーローテーション AKB48 2010年08月18日 45 44
2 ポニーテールとシュシュ AKB48 2010年05月26日 38 19
3 恋するフォーチュンクッキー AKB48 2013年08月21日 30(更新中) 27
4 Everyday、カチューシャ AKB48 2011年05月25日 22 15
5 フライングゲット AKB48 2011年08月24日 20 13


「ヘビーローテション」と「ポニーテールとシュシュ」は、AKB48の曲がミリオンセラーになる前の曲です。AKB48の曲が初めてミリオンセラーになったのは、「ヘビーローテション」の次の曲である「Beginner」(18th、 2010年10月27日発売)からです。ちなみに、連続ミリオンセラーが始まった曲は「桜の木になろう」(20th、2011年02月16日発売)【2014年4月20日 訂正:通りすがりさん の指摘】、初週からの連続ミリオンセラーが始まった曲は「Everyday、カチューシャ」(21st、2011年05月25日発売)です。

この2つの曲(「ヘビーローテション」、「ポニーテールとシュシュ」)を買った一般層人の何割かは、AKB48ファンになったと思います。そして、そのまた何割かが、複数枚買いをするコアなファンになり、ミリオンセラーに貢献する事になったと思います。コアなファンは発売されてから直ぐに購入するので、ロングセラーには貢献しなくなります。結果として、AKB48の曲がミリオンセラーになってからは、ロングセラーは稀になりました。

恋するフォーチュンクッキー」は、AKB48の曲としては、久しぶりの超ロングセラーです。上の表で4位と5位になっている「Everyday、カチューシャ AKB48」と「フライングゲット」もロングセラーですが、20週周辺です。したがって、「恋するフォーチュンクッキー」は、この2曲の一段上のレベルです。



恋するフォーチュンクッキー」によって、AKB48に興味や好意を持った人が少なからずいました。これらの人達は、AKB48のファンになる可能性がありありました。しかしながら、この曲以降の曲の売り上げを見ると、常にCDを買うようなAKB48ファンが大きく増えたという感触はありません。

このことには、AKB48運営のあり方が影響したと私は思っています。AKB48運営は、これを機会に一般層のファンを増やすことよりも、この曲の成功によって、AKB48が「ヲタが支えるヲタのためのグループ」でなくなることを恐れるファンを安心させるために、むしろ、逆方向に動いたような印象を私は持ちました。


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