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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

指原莉乃の人気の根源は、AKB48グループにケミストリーをもたらしていること(渡辺麻友との対比)

今年のAKB48選抜総選挙AKB48 37thシングル 選抜総選挙)の開票まで、1ヶ月半に近づいてきました。去年(2013年)のAKB48選抜総選挙では、ご存知のように指原莉乃がトップになりました。


この記事では、彼女に人気がある理由について、渡辺麻友と対比しながら説明します。何故、対比対象に渡辺麻友を選んだかというと、指原莉乃とは異なった特質を持っているので、説明がしやすいからです。この他に、指原莉乃のアンチである小林よしのり(漫画家)さん[以下、敬称略]は、渡辺麻友の庇護者と自覚しているらしいことも理由です。彼のあり方も含めて説明すると、より分かりやすいと思います。

渡辺麻友のファンの中には、不快に感じるところあるかもしれませんが、ご容赦いただけたらと思います。

それから、指原莉乃の人気の理由については、以下の記事(2012年7月29日)を書いていますので、ご興味のある方は御覧ください。


古典的なアイドル度という意味で、この二人を眺めるならば、渡辺麻友が上回っているとする人がほとんどだと思います。しかし、このことを基に、AKB48選抜総選挙において、渡辺麻友が上回ると考えるのは間違えです。理由は、2つあります。一つ目は、AKB48選抜総選挙は、アイドル度を競う選挙ではないからです。そして、もう一つは、AKB48グループにおける評価もされるからです。

AKB48グループのメンバー数は、200人を超えます。その魅力は、メンバー個人によるものだけではなく、メンバー間のケミストリーによってもたらされるものです。そのどちらが大きいかというと、現時点においては、後者の方が上回っていると思います。これがなければ、AKB48は、多くの固定ファンを持つアイドルグループにはならなかったと思います。

このケミストリーを一番をもたらすメンバーが、指原莉乃です。メンバーが出演するテレビ番組などにおいて、出演者の中に指原莉乃がいると、他のメンバーは彼女がいない場合に比べて、より持ち味を発揮することができるように私は思います。

例えば、山本彩NMB48)は、彼女がレギュラーを務める「バイキング」(フジテレビ)において、大人AKBに選ばれた塚本まり子さんに以下のように話したそうです(2014年4月18日)。

 レギュラーのNMB48山本彩(20)は初対面。アドバイスを促され、コンサート前の円陣は「人が多すぎて、たかみな(高橋みなみ)さんの声が届かないことがある。なるべく近くに来た方がいいです」。48グループで押さえておいた方がいいメンバーは「指原(莉乃)さん。何でも(発言を)拾ってくれるので」と答えた。

さや姉、大人AKB塚本さんに助言「さしこ押さえろ」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

山本彩は、NMBにおいてはリーダーシップを発揮するのですが、AKB48選抜の中に入ると、「借りたような猫になる」と評されます。AKB48グループの外部のメンバーとの共演の場合には、なおさらだと思います。そんな彼女は、指原莉乃がそばにいるとプラスの効果があることを、他のメンバーよりも把握しているのだと思います。


指原莉乃とは違い、渡辺麻友はあまりケミストリーをもたらしません。彼女の関心は、他人との関わりよりも、自分にあるように、私は感じます。7月4日に公開される映画 『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』 の宣伝では、渡辺麻友について、 「あえてアイドル力のみでストイックに勝負し続ける」 と記載しています。

渡辺麻友は、去年の選抜総選挙で3位であることが発表されたあとのスピーチで、「どのメンバーよりも自分自身をAKB48にささげてきた自信がある」と述べています。しかし、彼女がささげたという意味は、彼女自身を高めることによって、AKB48に貢献することだったと、私は認識しています。もし私の認識が間違っているのならば、「ストイック」という上述の表現はなかったと思います。

上記映画の宣伝文における指原莉乃についての記載は、「「HKT48」で年少者らの意識改革に取り組みつつ、自らその宣伝に奔走する指原莉乃の行動力」です。つまり、彼女はAKB48グループへの貢献が高く評価されているのです。


今まで書いてきたことは、AKB48のメンバーを評価するには2つの観点があるということです。そして、一つの観点においては指原莉乃が評価され、もう一つの観点においては渡辺麻友が評価されています。単純化するならば、指原莉乃ファンはケミストリーを理解する人であり、渡辺麻友のファンはアイドル度を重視する人です。どちらが正しいかという判断はありません。異なる2つの観点があるということだけです。


アイドル度の評価は、幼稚園児からできます。カワイイという認識はこの年代からあるからです。これに対してケミストリーを評価するためには、ある程度の人生経験が必要です。このことが、二人のファンの年齢層が違うことをもたらしています。

渡辺麻友を気に入る人は、若い年代から始まり、タレントにアイドル度を求めなくなる年代になると減っていきます。これに対して、指原莉乃のファンは、タレントにアイドル度を求める年代には少ないのですが、ケミストリーを理解する年代になると増えていきます。

この他、二人の評価は、組織についての実体験があるかどうかによっても、変わってくると思います。指原莉乃ファンには、会社などの組織における実体験ある人が多いと思います。実体験がある人には、彼女のHKTへの異動を「人事の妙」と評価する人が多いと思います。また、彼女のHKT48で成し遂げたことが如何に大変だったことを理解する人が多いと思います。それに対して、渡辺麻友のファンには、小林よしのり のように組織で働いたことがない人が、指原ファンよりも多いと推測します。

小林よしのり は、指原莉乃HKT48に異動してから、かなりの間に渡って、彼女のことをdis っていました。このことは、指原莉乃だけではなく、(彼が親近感を感じている)HKT48にもマイナスになりました。会社などの組織にの一員にあった人のほとんどは、少し気に食わないことがある人でも、自分にプラスになるならば、友好関係を保つと思います。しかし、彼は、彼女をdisることが、何をもたらすかは考えていないようでした。なお、私は、彼は渡辺麻友を推す人の中では、ノイジー・マイノリティ(noisy minority)だと思っています。渡辺麻友のファンでも、高須克弥さん(高須クリニック)は、モノゴトを客観視し、他のメンバーをdisることはありません。


どちらの観点でメンバーを評価するかの割合は、AKB48の歴史の中で変わってきたと思います。AKB48の初期においては、AKB48運営もAKB48メンバーも、前田敦子/渡辺麻友のようなタイプを高く評価していたと思います。前田敦子は、グループにケミストリーをもたらすタイプではありあませんでした。

AKB48の初期は、知名度があるメンバーを1人でもいいから作らなくてはならない時期でした。そのために選ばれたメンバーが前田敦子であり、彼女を押し上げることが、最大レベルの優先度でした*1。なお、彼女に求められたのは、自分自身であることと、AKB48のセンターという重圧に打ち勝つことでした。

AKB48グループの規模が大きくなるつれて、ケミストリーをグループにもたらすことへの評価が高まってきたと思います。現在は、個人活動できるメンバーを増やす必要がある時代です。複数のメンバーが登場するテレビ番組におけるトークの場面は、メンバーの魅力をアピールできる重要な機会です。そして、そのような場合で一番役に立つのが、指原莉乃です。しかし、アイドル度だけを基にしてメンバーを評価する人にとっては、分かりにくいのだろうと思います。推しメンしか注目しないことがほとんどだからです。

指原莉乃がもたらすケミストリーを見ているファンの一部は、彼女のファンになると思います。彼女がどのように機能しているという観点を含めて番組を観ると、番組がより面白くなるからです。

一旦、彼女に注目すると、均一の高い品質の容姿よりも好ましく感じられるようです。彼女が場面によって異なるように見えることは、面白く感じられるようです。また、場面に合わせて、適切なポジションをとることも、興味深いです。ある土曜日の朝には、HKT48のメンバーを率いて、首相主催の「桜を見る会」に参加し、夜のバラエティー番組では、江頭2時50分にスリーパーホールドをかけられていました。そして、日曜の朝の「 ワイドナショー」においては、安藤優子さんと共に、時事問題にコメントをしていました。


指原莉乃の人気を分かりにくしているのは、彼女を評価している人の言葉です。言葉通りに受け取ると、彼女のアンチに見える人もいるからです。例えば、福田雄一さん(脚本家、映画監督)です。福田雄一の発言を言葉通りに受け取ると、指原莉乃の容姿を誹謗しているように見える人もいると思います。それにもかかわらず、彼女との仕事が多いので、彼は秋元康から強いられていると推測する人もいるようです。しかし、実際は彼の方から指原莉乃に仕事をオファーしています。このことは、以下のサイトに記載されている対談によると分かります。なお、以下の記事を読んでも、彼女が評価されていると受け取らない人もいると思います。

それから、タモリを始めとする指原莉乃の共演者が、彼女を評価していることの理解も、誰でもできることではないようです。彼らにとって、指原莉乃は、お姫様扱いしなくてはならないアイドルではなく、時には強く弄ることができる自分側のタレントです。このことを理解しない人には、可愛がっている身内のことを、ベタ褒めする人が多いのかもしれません。


−−−以上−−−

*1:だだ、渡辺麻友前田敦子と同年代であったとしても、秋元康はセンターに前田敦子を選んだと思います。彼が全てが整っている大島優子よりも、前田敦子を選んだことと同じ理由です。