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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「女子ーズ」(福田雄一 監督)は、あえてレイトショーで観ることが相応しい映画

映画「女子ーズ」(福田雄一 監督)をようやく観ました。この映画には、興味があったのですが、困ったことがありました。この映画の予告と監督のあり方からずると、昼間に堂々と見るような正統派映画ではないと予想されたからです。


おそらく、相応しいのは、レイトショーでうらぶれて見ることだと思いました。しかし、地元の映画館でレイトショーがされるほど、大規模に公開されている訳ではありません。レイトショーが駅の側でやっている街を探すと、かなり遠く、場合によっては、一泊しなくてはならなくなります。それならば、近くの駅から少し遠い映画館にタクシーで行ったほうが費用はかからないのですが、タクシーを使うことは、この映画のあり方に反する…、という風にウダウダ考えてしまうような映画です。

私が実際にどのようにこの映画を見たかはともあれ、レイトショーで見るのが相応しいような映画でした。福田雄一監督のドラマは、深夜に放送されることがほとんどです。それと同じことです。


地球を守る戦隊を仕切る役目があるらしいチャールズ(佐藤二朗)が今回結成した戦隊は、5人の女性から構成される「女子ーズ」です。チャールズは、勇者ヨシヒコシリーズの仏[ほとけ](佐藤二朗)のようにいい加減な奴であり、メンバーの選び方も能力に基づくものではないようです。今回は、単に苗字に、赤、青、黄、緑、紺が入っていたからという理由で選びました。具体的には、赤木直子(桐谷美玲)、青田美佳(藤井美菜)、黄川田ゆり(高畑充希)、緑山かのこ(有村架純)、紺野すみれ(山本美月)の5人です。

5人は隊員としてフルタイムで雇われたわけではなく、お嬢様である紺野すみれの他には、仕事をしています。例えば、赤木直子は広告関係の会社における仕事にやりがいを感じています。しかし、「女子ーズ」が繰り出すとができる最大の技は、5人が揃わないと成立しません。

それにもかかわらず、映画の予告では、「彼女たちが揃った時、最強の戦隊が誕生する。しかしなかなか揃わない。なぜならば、女子とはそういうものだからである。」というナレーションが流れます。しかし、妥当な説明は、「なぜならば、チャールズが適当に選んだからである。」です。もっと、突き詰めるならば、「なぜならば、福田雄一の作品とはそういうものだからである。」なのです。

このことを面白いと思うならば、この映画は楽しめるでしょうし、女性をバカにしていると取るならば、楽しめない映画だと思います。

身も蓋もない事を言うならば、「なぜならば、福田雄一の作品とはそういうものだからである。」ということが分かっている人だけが観ることが、安全だと思います。ただ、人間は常に安全な道を選ばなくても構わないものです。特に、レイトショーの場合には…。


【追記 2014年6月17日 23:18】

私自身の感想を書いていなかったので、書き加えます。
私としては、面白かったです。
だだ、私は、福田雄一の作品は「33分探偵」(2008年8-9月、フジテレビ)から見ていますので、最近、彼の作品を知った人に比べると、許容範囲が広いかもしれません。


−−以上−−