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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

九州に向かいつつある台風8号に関して (HKT48のコンサートの中止の件を含む)

台風8号は、明日(2014年7月10日)の昼前には九州に上陸しそうです。


今回の台風は、気象庁の記者会見(7月7日午前)において、「7月としては過去最強クラスの台風」(海老原智予報課長)と表現されました。そして、この時点の予想進路では、福岡県を直撃しそうでした。

これを受けて、同日、博多を拠点とするアイドルグループHKT48は、7月11日(金)に予定されていたコンサート(海の中道海浜公園福岡市東区)の中止を発表しました。遠くから飛行機などで来るファンの便宜を考えて、早めに決断したのだと思います。それから、博多の中心部からは離れている野外コンサー会場であることも、早い決断の要因になったと思います(13日のコンサートは、予定通り開催)。


このことは、オリコンによる記事になり、Yahoo!Newsに転載された記事は、「エンターテイメント」のトップ記事になりました。4日前という決断の早さに好意を持たれたことと、台風に対する対処の必要性を喚起する必要があったことが、トップ記事に選ばれた理由だと思います。

同じAKB48グループでも、大島優子(元AKB48)の卒業コンサート*1(2014年3月31日)は、直前になって中止が発表されました。AK48グループでも、AKB48HKT48はあり方が違うことを説明するために使える良い実例になったと思います。

このこともあり、普段はAKB48に批判的なYahoo!Newsのコメント欄においても、肯定的なコメントに共感が集まっていました。


台風8号が既に通過した沖縄本島などには、猛烈な雨が降ったようです。しかし、気象庁が予想したほど気圧が下がらなかったことは、不幸中の幸いだったと思います。気象庁の予想では、気圧は910hPaまで下がるとされていたからです。

「平成26年 台風第8号に関する情報 第27号付録」(気象庁予報部発表[7月7日21時50分] )では、8日の9時、12時、15時、18時に910hPaになると予想しています[資料()]。しかし、実際には、7日の21時における930hPaよりも気圧が下がることはありませんでした。なお、このように低い気圧になると予想したのは、海水温が高かったためのようです。


進路予想もかなり変わりました。当初は福岡県あたりに上陸して、日本海側沿いを進むような予想でした。しかし、一時は、鹿児島県に上陸して、館山市銚子市)のあたりを通過する進路予想になっていました。最新の予想(7月9日15時55分発表)では、もう少し北側を通るようになっています。


7月初めの台風が日本に影響を及ぼすことは少ないので、台風8号の予想は難しかったのだろうと推測します。気象庁としては、万全の自信がない場合に、他の情報源も参照してほしいと言えないことが、難しいように思います。ちなみに、今回の発表には自信があったように見えました。

なお、今回は、GPV(GSM*2と、JTWC(米軍)*3が、アクセスがすんなりいかないほど混んでいました。あえて、リンクは張りません。


−−以上−−

*1:名目では、AKB48のコンサートにおいて、大島優子の卒業セレモニーが行われる形でしたが、ほとんどの人が彼女の卒業コンサートと見なしており、実際もそうだったと推測します。

*2:Grid Point Value: 格子状のポイントにおける雨量、気圧などについての数値を、気象庁のスーパーコンピュータで行う予想。GSMの場合のグリッドは20キロ、192時間後まで予想する。この他に、5キロのグリッドを使ったMSMもあり。

*3:Joint Typhoon Warning Center