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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

半田市(愛知県)の東側にある「川」を越えて(碧南市、刈谷市、武豊町 編)

愛知県にある半田市は、知多半島の東側の付け根にあるように見える自治体です。その半田市尾張ですが、東側にある「川」*1を越えると、三河になります。

三河の中心地は、豊橋市です。海岸沿いに西に向かって、豊橋市豊川市蒲郡市までは、私は行ったことがあります。しかし、蒲郡市より西の三河については、あまり知りませんでした。

私がこの地域に行ったことがないことには、海沿いを走る鉄道がないことが大きな原因になっています。観光に車を使わない私にとっては、鉄道がないことは大きな支障になります。


蒲郡市から西の海岸線には、蒲郡線名古屋鉄道)があります。しかし、この西端は、旧・吉良町(現・西尾市*2)にある吉良吉田駅です。その後、線路はあるのですが、北に向かう西尾線になっています。

半田市の川向にある碧南市と、吉良吉田駅は、調べてみると、2004年までは名古屋鉄道で繋がれていました。その東端の駅は碧南駅でした。しかし、それ以前でも、碧南駅から「川」を超えて半田市に向かう鉄道はなかったようです。このため、この「川」を超えての交流は難しかったのではないかと推測します。

今回、この私にとっての空白地帯をなくすことに決めたキッカケは、中部国際空港からの空港バスが、この「川」を通ることを知ったことです。そして、廃止された鉄道区間に、コミュニティーバス(ふれんどバス)が運行していることは、少し前から知っていました。

今回の目的を果たすことは、1日では無理です。このため、この地域では大きな自治体である刈谷市に宿を取ることにしました。刈谷市の中心駅(刈谷駅)からは、碧南駅まで名古屋鉄道が通っているので、碧南市に近くなくても問題がありません。なお、刈谷市に泊まることを決めたことによって、「万燈祭り」を観ることができました。


私が中部国際空港に着いたのは、日が暮れる少し前のことでした。無料で入ることができる「スカイデッキ」からは、離着陸する飛行機と、少し雲がかかった夕日を見ることができました。

中部国際空港からは、刈谷市に停車する空港バスもあります。しかし、私は、三河高浜駅に停車する空港バスを使いました。三河高浜駅は、刈谷駅と碧南駅の間にある駅なので、この駅から刈谷駅へは名古屋鉄道で行くことができます。

この空港バスは、かつて訪れたことがある半田市を通ります。そして、それだけではなく、「川」にかけられた橋としては代表的な衣浦大橋を渡ると予想されました。これが、この空港バスを選んだ理由です。

空港バスは、知多半田駅(名鉄河和線)の一つ北の駅である住吉駅辺りを通りました。この時は、日は暮れていたのですが、ある程度は明るかったです。このため、訪れたことがある「半田赤レンガ建物」のそばを通過していることが分かりました。

しかし、旧・亀崎*3辺りに入ると、視界がかなり怪しくなってきました。あとで調べてみると、亀崎は、半田市の北西にあり、釣り人に人気があるようです。この時に分かったことは、「川」の右岸を北上していること、漁船らしきものが停泊しているらしいことくらいでした。

しばらくすると、大きな橋がありました。この橋についてあとで調べると、衣浦大橋だと分かりました。橋の周辺は今まで来た道よりは明るかったのですが、橋を大きさを実感することはできませんでした。暗くなっていただけではなく、橋を渡るのに時間がかかったことが、渋滞のためなのか、川幅が広いためかがよく分からなかったのです。

三河高浜駅(高浜市)に着いた頃には、すっかり暗くなっていました。電車に乗って感じたことは、それほど「川」に近いところは、通っていないことです。


翌日になり、碧南駅まで名古屋鉄道で行く途中で下車をして、明石公園に行きました。途中下車をした新北川駅と明石公園との間は、コミュニティバス(くるくるバス)を利用しました。なお、本数は多くはないので、使うためには事前の計画が必要になります。

明石公園には遊園地があります。おそらく、地元の人達のための遊園地だと思います。明石公園における私の主な目的は、観覧車に乗ることでした。頂上付近に達した時には、「川」が見えると考えたからです。

観覧車に乗ると、公園の西側を走る国道の向こう側に、「川」は見えました。しかし、川沿いは準工場地帯でしたから、エンタメ的要素はありませんでした。


再び電車に乗って碧南駅に着くと、[ふれんどバス」が発車するまで30分くらいありました。そこで、この時間を利用して、碧南の街を少し歩きました。「川」の方に向かて、小さな川に沿ってを歩くと、大浜漁港がありました。

もう少し進めば、衣浦トンネルの入り口があったはずです。これは、碧南市半田市を結ぶものです。

[ふれんどバス」は、碧南駅と吉良吉田駅を約36分で結びます。途中で越えた矢作川が、碧南市西尾市の境のようです。西尾市の中心駅である西尾駅までは、吉良吉田駅から西尾線名古屋鉄道)で3駅です。西尾駅に着いたのが12時頃であり、再び西尾駅から電車に乗ったのは17時頃でした。この間のことについては、別記事にする予定です。


刈谷市の宿で一息ついた後、刈谷市駅の周辺で行われている「万燈祭り」を観に行きました。この祭りは、200年以上の歴史がある刈谷市を代表する祭りのようです。

万燈とは、竹と和紙によって作られた張り子人形であり、中から光が照らされます。万燈の図柄としては、武者などの伝統的なモチーフが使われるようです。町内ごとにあるらしいチームは、毎年、違ったモチーフにおいて、万燈を作るようです。万燈はチームごとに、複数作られるようです。チームによっては、女性用の小さめの万燈があるチームもあるようです

万燈の重さは約50キロと重いのですが、祭りの伝統ではこれを一人で担ぐようです。しかも、笛太鼓に合わせて踊るのでかなり大変です。このためか、何人もが交代して担いでいました。

私が見物した時間には、チームごとに、審査員団の前において、万燈と踊りの披露が行われていました。制限時間の中で、祭り独特の価値観に基いて威勢の良さを示すプレゼンが行われるのですが、私にはその良し悪しは分かりませんでした。

刈谷市による「万燈祭り」の説明にリンクを張りましたので、興味のある方は御覧ください。


宿に戻り、レンタルパソコンで検索すると、「川」だと思い込んでいたものが、衣浦湾という湾であることが分かりました。思い返してみるならば、衣浦大橋と衣浦トンネルが、かなり離れた場所にあることから、十分に想像できることでした。

翌日は、半田市の南にある武豊町に行くことにしました。そこに行けば何かが分かるような気がしたからです。武豊町の中心駅である武豊駅までは、大府駅(大府市)から武豊線が伸びています。そして、大府駅と、JR駅でもある刈谷駅は、共に東海道線の駅です。

武豊線の車窓からは、左側(東)には工場がありがちであり、左側(西)には農地があリがちであること以上のことは分かりませんした。しかし、武豊駅に着いた時に、観光案内所の場所を示した案内を見つけたことにより、全てが好転しました。その観光案内所にいた年配の方から、昔のことを聞くことができたからです。

その人の話によると、水田を作るための干拓は前からあったそうです。しかし、戦後になると、工場用地を作るための埋立が行われたそうです。埋立てが行われなければ、今の時期は海水浴客で賑わっていたのかもしれませんが、昔はそれよりも重要なことがあったということです。

工場用地を作るための埋立は、対岸の碧南市でも行われたようです。碧南市では、かつては海水浴場がいくつかあったようです。しかし、今は閉鎖されているようです。以下のページの説明によると、大浜漁港のそばには、「白砂青松の誉れ高い玉津浦海岸」があり、そこには海水浴場があったようです。しかし、玉津浦海岸は埋め立てによってなくなり、現在は、共同シャワーが残っているだけのようです。


−−以上−−

*1:あとでわかりますが、実際は衣浦湾です。

*2:吉良町と周辺の自治体は2011年に西尾市に編入されました

*3:1937年に半田町、成岩町と合併して半田市になる