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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「逆転力〜ピンチを待て〜」(指原莉乃)が初週5位(オリコン)、“ジャンル別3冠”を達成

指原莉乃による「逆転力〜ピンチを待て〜」(講談社Mook、2014年8月11日発売)の初週(8月11日〜17日)における順位(オリコン[総合])は、5位でした。オリコンが集計した売り上げは20455部です。なお、オリコンの集計対象になっていない書店もありますので、実際にはもっと売れています。

昨日(2014年8月21日)は、この本についての報道が、Yahoo!Newsのトップ記事になりました。その記事では、「新書部門」「タレント本部門」「自己啓発書部門」で首位を獲得し“ジャンル別3冠”を達成したことに注目しています。“ジャンル別3冠”に関しては、後で少し詳しく述べます。


「逆転力〜ピンチを待て〜」の発売当日においては、ほとんどの書店が、この本の在庫を多く持ってなかったようです。結果的に、この本は目立つ所に置かれていませんでした。この本は、講談社AKB48新書の第一弾でしたし、21歳の女性による人生論なので珍しいものでした。このため、売れない可能性がありましたので、普通の本屋としては、妥当な判断だったのだろうと思います。

このことを考慮すると、初週において20455部売れたことは、著しい成功だったと思います。ちなみに、私の最寄りの本屋では、今日の時点でも目立つ所にありませんでした。


盆明けになり21日には、都市部の大型書店においては、在庫が増えたようです。しかし、地方ではまだ品薄のようです。twitterでは、欲しいのだけれど見つからないというツブヤキを、まだ見かけます。高校生くらいまでだと、探すのは地元の書店だけなので、見つけることが難しいのだろうと思います。大人と違って、ネットで本を注文をすることは慣れていない人もいるのだと思います。

ちなみに、ネットによる販売の大手であるamazonでは、この本の在庫は、少しの時間だけを除いて、ずっとありました。ちなみに、発売日からほとんどの期間において、この本はトップ10に入り続けています(1時間毎に更新)。“ジャンル別3冠”の報道の後は、5〜7位をキープしています。

“ジャンル別3冠”は、過去には、阿川佐和子らが達成したようです。しかし、若い年代が多いアイドルとしては初めてのようです。ちなみに阿川佐和子の本とは、 『聞く力 心をひらく35のヒント』(2012年1月発売)であり、彼女が58歳の時の発売です。おそらく、指原莉乃は、この3冠の最年少記録を、かなり更新したのだと推測します。


私は本の売り上げベストテンについては詳しくないので、20455部の売り上げで5位に入ったことを、初めはどのように評価するべきかが分かりませんでした。そこで、5週前まで週間ランキングを調べてみると、5位の売り上げは、全て2万部未満でした。したがって、この本が売れていると見なすことは、妥当であると分かりました。

さらに、3週前(7月21日〜27日)の1位である「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子)の売上は18786部であり、この本の売り上げよりも少ないです。そして、今週の2位である「IL BISONTE 2014 AUTUMN/WINTER」(宝島社)の売り上げは、23861部であり、この本との差は3千部弱でした。したがって、運が良ければ、順位がもっと上であった可能性は高いです。

ちなみに、この本の初版は5万部です。第2版は2万部であることが決まっていますが、まだ出回っていないようです。


講談社もこの本が可能性が高い本であると判断したようです。指原莉乃の8月22日におけるtwitterによると、宣伝のための撮影をしたようです。


指原莉乃の本では、「指原莉乃1stフォトブック さしこ」(2012年1月)が、年間で102,123部売れています(オリコン集計)。今回の本は写真がない新書なので、10万部売れれば快挙だと思います。AKB48グループのファンには、本を読むことをあまりしないような人が、少くなくないようだからです。

10万部の売り上げを達成するためには、AKB48グループのファン以外にもたくさん売れる必要があります。むしろ、本の内容としては、ファン以外に売れる可能性が高いです。

AKB48グループのファンで、この本に興味を持つ人は、外部の人が予想するよりは少ないです。一人のメンバーのみに関心がある人、多くても数人のメンバーにみに関心がある人が多いからです。これらのファンは、他のメンバーにはあまり関心がありません。この本は、多くのメンバーに興味を持つDDと呼ばれる人達にとっては、興味深い内容だと思います。しかし、DDは、ファンの中では少数派のようです。

また、AKB48グループのファンは、メンバーの容姿にのみに関心がある人が多いようです。指原莉乃の場合は、容姿にきわめて優れているわけではないので、それらのファンの関心外です。それは、AKB48グループにいくら貢献しても変わりがありません。

この本の第5章(「みんなで勝つ”ための戦術 ―指原流プロデュース術」)では、HKT48において劇場支配人を務めている指原莉乃が果たしてきたこと、そして、彼女の考え方を体現しているHKT48について書かれています。しかしながら、上で説明したことから推測できるように、この内容に興味を持つ人は、意外に少なくないです。むしろ、企業の管理職や経営者の方が興味を持つと思います。

4位になるまでの過程(第2、3章)は、学生と新入社員にとって参考になる思います。指原莉乃AKB48に入った時は、既に選抜の48人枠が埋まっていました。このため、彼女が正規メンバーに昇格して、AKB48選抜総選挙において4位になることは、並大抵のことではありませんでした。ちなみに、4位になったあと、彼女は元カレ報道(週刊文春)の結果、HKT48に異動になりました。この関係のことは、第4章に書かれています。

指原莉乃がセンターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」(2013年8月21日)は、最近のAKB48の曲には珍しく、一般層にもヒットしました。「逆転力〜ピンチを待て〜」も、上手く行けば、同じようになる可能性があります。


最後になりますが、大規模チェーン店などにおける、この本の週間順位を記載しておきます。

書店(集計期間) カテゴリー 順位
紀伊國屋(8月15日〜21日) 和書一般 5
丸善&ジュンク堂(8月10日〜16日) 総合 5
有隣堂(8月10日〜16日) 総合 2
丸善/ジュンク堂(8月10日〜16日) 総合 5
八重洲ブックセンター(8月10日〜16日) ノンフィクション 3


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