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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

青木るえか氏による「逆転力〜ピンチを待て〜」(指原莉乃)の書評[週刊朝日]を読んで考えたこと

指原莉乃による「逆転力〜ピンチを待て〜」(講談社Mook、2014年8月11日発売)が発売されてから、2週間経ちました。読んだ人の大部分には、好評のようです。また、新書としては、異例の売れ行きのようです(週間売上げ[オリコン]:20455部、5位)。


逆転力 ~ピンチを待て~ (講談社 MOOK)この本の初版は、5万部でした。売上げが好調であることを受けて、3日後には2万部の増刷が決まりました。そして、2、3日前からは、「講談社bookクラブ」のトップページを開くと、この本の広告が出ています。

なお、twitterを見ると、全国的に品薄の傾向があるようです。特に、多数の大型書店が存在する大都市以外では、顕著です。


週刊朝日 2014年 9/5号 [雑誌]本の発売から2週間経ちましたので、雑誌において書評が掲載され始める時期になりました。一番初めに私が遭遇した書評は、青木るえか氏によるものでした。これは、本日(8月26日)発売された週刊朝日(2014年9月5日増大号)に掲載されています(p144下)。題名は、『「営業力」もすごい』です。

青木るえか氏は、指原莉乃のアンチ、すくなくてもアンチ気味の人です。書評の中でも、「指原莉乃の芸風を好まない。積極的に『敵』なのだ」と記しています。

この本を購入を考えている人にとっては、アンチでも、熱烈なファンでもない人による客観的な書評が好ましいと思います。青木るえか氏に決まったのは、書評をする希望を早く週刊朝日に伝えたためのようです。これは、同じように希望を出した中森明夫氏のtwitterによる情報です。ちなみに、彼も指原莉乃のアンチです。


私は、青木るえか氏はアンチであるので、厳しい書評なのだろうと予想していました。しかし、本についての評価は高いようです。書評には、おおむね的確なことが、客観的に書かれていました。例外は、最後の段落です。ここには、彼女に対してマイナスな印象を持たせるような、本とは関連がないことが書かれています。アンチとしては、褒めてばかりいるとマズかった可能性があります。

何故、アンチであるにも関わらず、客観的に書けたかいうと、彼女が女性であることが大きな要因だと思います。女性が女性を評価する際には、男性が女性を評価する際にあるような、「他の要素」が入らないからです。「他の要素」が入った評価の例としては、小保方晴子さんの会見(2014年4月9日)についての評価があります。


小保方晴子さんの件に対する評価は、科学分野に詳しくない人によるものは、ほとんど参考になりません。学術雑誌における論文の査定がどのようなものでありかを知らない人は、彼女の論文の問題性を理解できないできないからです。

この分野に詳しくないのにもかかわらず、小保方晴子さんの会見を観て、彼女に好意的な評価をして、それを公にする男性がかなりいました。その人達の判断の由縁は何というと、彼女が頑張っているように見えたということと、彼女が研究者としては可愛いことです。例えば、小林よしのり氏[漫画家]も、彼女に好意的な評価をしたようです。私の認識では、彼は科学技術には詳しくないです。それから、ご存じない方のために記しておくと、彼は指原莉乃の高名なアンチです。


指原莉乃は、小保方晴子氏とは真逆の存在だと思います。まず、第1に、指原莉乃HKT48の劇場支配人として、寝る暇も惜しんで貢献しています。しかし、彼女はそれを当然のことだと考えて、口に出すことをしません。むしろ、芸人気質であるために、そのように受け取られることを嫌います。また、芸風としても頑張って見えることはマイナスなのかもしれません。

第2として、容姿については、タレントとしては十分だと思います。でも、アイドルとしては可愛くないとされています。この2つのことにより、彼女の公正な判断をする人の評価よりも、低く評価する男性がいます。

指原莉乃を過小評価する傾向は、アイドルファン、特にメンバーを疑似恋愛の対象とするAKB48ファンにおいて強いです。彼らが望む女性像は、現代においては、現実世界に見出すことは難しいです。このため、彼らはこれをアイドルに求めています。

彼らが理想とする女性像は、過去の時代の女性のイメージです。そして、そのような時代には、女性が外で働くことは少なかったです。このことが関係しているのかもしれませんが、指原莉乃HKT48に貢献していることや、AKB48村の外である芸能界で活躍していることについての、彼らの評価は低いです。ちなみに、前述の中森明夫氏と小林よしのり氏はAKB48のヲタクです。


青木るえか氏はHKT48に興味を持っています。そして、女性であるので、「他の要素」を入れて評価していません。このため、彼女のHKT48への貢献を正当に評価できています。第一段落では、彼女を「敵」と言いながらも、「…というありがたい存在であり、つい感謝しちゃったりするんだ。」としています。

第2段落と第3段落では、アンチ的な視線ではありながらも、本の内容をほぼ的確に記しています。第2段落では、この本の概要が記されています。そして、第3段落では、まず、彼女の行動原理を示しています。そして、具体的な処し方が記載されていることから、この本はビジネス書に該当するとしています。最後には、彼女がAKB48の運営に重用されている由縁が分かるとしています。残念ながら、最後の第4章は、指原莉乃にマイナスな印象を与えようとしているように見えるので、後味が悪いものになっています。

上では、男性による評価の問題点は、女性に対する評価に「他の要素」を入れてしまうことであるとしました。しかし、問題は男性による評価にだけあるのではありません。青木るえか氏のように、書評に「贔屓」についての記載を持ち出すのは、女性的な問題点のように感じました。せっかくですから、以下では、「贔屓」について記載します。


指原莉乃秋元康に贔屓にされていると批判するAKB48グループのファンはいます。しかし、これは、青木るえか氏が第3段落に書いているように、彼女が有能なメンバーなので重用されているために、そう見えるだけです。

秋元康指原莉乃に無茶ブリを何度もしているのですが、彼女はほとんど場合に予想以上のことを成し遂げています。また、リスクがある場合には、最初に彼女で試すことがAKB48のあり方です。彼女はこのことを望んでいないのですが、アンチには贔屓をしていると見えるようです。

講談社AKB48新書」の第1弾として、彼女のこの本が出されたことは、分かり易い実例です。そして、この本においても、彼女は予想以上の成果を上げたと思います。


「贔屓」という印象を与えることの要因の一つとしては、秋元康に存在する幼児性があると思います。秋元康にとって指原莉乃は、壊れることのないオモチャなのだと思います*1

秋元康は、小学校低学年の男の子がオモチャを愛でるように、指原莉乃を好んでいるように見えます。この年代の男の子は、力の配分が利かないために、気に入ったオモチャを壊してしまうことがよくあります。そして、壊れてしまうと他のオモチャに関心が移ります。しかし、指原莉乃は、今のところは壊れていません。結果的に、長い間に渡って、関心が続いています。このことが、「贔屓」であるという印象を受ける人がいる一因だと思います。

例えば、週刊文春の元カレ報道の結果、AKB48からHKTに異動されられても壊れませんでした。それだけではなく、HKT48での評価が認められて劇場支配人になりました。さらに、第5回選抜総選挙(2013年)では、1位になりました。これらのことは、秋元康にとって、興味深いことだっと思います。


芸能界では、指原莉乃のことを弄る対象として好む人が少なからずいます。例えば、有吉弘行であり、タモリです。最近では、松本人志中居正広もそれに加ったように思います。その際の顔も、私には小学校低学年の男の子のように見えます。ちなみに、私は秋元康に対しては、嫌悪感を感じることがたまにありますが、この4人対しては、ほとんど感じることがありません。


−−以上−−

*1:オモチャというと性的なことを連想する人がいると思いますが、もしそうならば、もう少し、身体に凹凸があるメンバーが選らばれると思います。