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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「心のプラカード」(AKB48)が、“かろうじて” ミリオンセラーとなったこと

「心のプラカード」(AKB48、2014年8月27日発売)の初週売り上げは、100.6万枚となり、初週でミリオンセラーとなりました。結果として、AKB48のミリオンセラーの記録が更新されるはずです。


第1週における各日の売上げの合計は、992,698枚であり、100万枚に及びませんでした。ミリオンに達したのは、補整をいれた結果でした。この達成には、土日に行われた握手会における販売が大きく貢献したと思われます。なお、この販売の際に、特別なプロモーションが行われたか否かは、分かりません。

初週ミリオンは達成しましたが、センターを務める渡辺麻友がライバル視していた「恋するフォーチュンクッキー」(センター:指原莉乃)の初週売り上げには、遠く及びませんでした。「恋するフォーチュンクッキー」の初週売上げである1,330,432枚とは、30万枚以上の大差がつきました。それだけでなく、この曲の初日の売上げ(1,095,894枚)にも、初週の売り上げは及びませんでした。


この比較は、渡辺麻友の発言をキッカケにして興味を持たれたものです(以下の記事にも記載)。それがなければ、AKB48グループのファン以外は、100万枚売れたこと以上のことには、興味を持たなかったと思います。何枚売れたにせよ、特典でミリオンセラーになったのには違いがないので、一般人にとっては、どうでもいいことだからです。

しかし、今回は、従来とは少し違いました。例えば、J-castは、次の記事を書いています。

渡辺麻友の発言は、指原莉乃と親しいが故に、客観的に彼女のことを適切に評価できなかったことから生まれ可能性があります。指原ができたのだから、自分にはそれ以上のことができるはずだという認識が、どこかにあったのだろうと思います。


「心のプラカード」の初週売り上げは、2012年以降に発売されたAKB48シングル曲においては、最低でした。この要因には、AKB48ファンの内部事情があったのかもしれません。しかし、AKB48村の外部の人が関知することではありません。

AKB48がミリオンを可能にしてきた仕組みについては、批判があります。でも、AKB48としては、ミリオンを達成したことは事実であるとして、業績にしています。これと同じ立場を取るならば、今回の不調に原因があったとしても、2012年以降のシングルでは最低であったことは事実です。


AKB48村外の観点から、「恋するフォーチュンクッキー」に比べて、「心のプラカード」の売上が低かった要因を考えてみます。そうすると、2つの要因が思い浮かびます。

一つ目の要因は、「恋するフォーチュンクッキー」の成功には、指原莉乃の「セルフプロデュース能力」と「一般層への広報能力」が大きく寄与しているということです。具体的なことは『【付録】』で説明します。

渡辺麻友AKB48村の学校の優等生ですが、この2つの能力はありません。村の学校の授業では、そのような科目はないからです。そして、今までの彼女には、必要がありませんでした。何故ならば、彼女は、第3期のメンバーであることにより、最初から正規メンバーでした。おそらく、選抜メンバーに入ることにも、大きな困難がなかったと思います。しかし、「一位様」なり、AKB48を代表する立場になると、事情は変わります。


もう一つの要因は、「恋するフォーチュンクッキー」は良曲ですが、「心のプラカード」はそれと同じレベルの曲でないということです。私は、「心のプラカード」の曲(メロディー)は悪くないと思います。でも、詞の方はどんなものかと思います。

秋元康は、AKB48村の学校のスタッフ(校長?)としては、二人に公正に接していると思います。そして、それがあるべき姿だと思います。しかし、クリエーターとしての彼は、詞の題材としては、渡辺麻友よりも指原莉乃を好んでいるという感じがします。

彼以外のクリエーターが二人のどちらかを題材に好むかというと、指原莉乃の方を好む人が多いと推測します。学校における優等生が、社会において必ずしも高く評価されるわけではないことは、よくあることです。


秋元康は、今回の曲においても、最大限に努めたのだと思います。しかし、作詞は、頑張れば良い作品ができるわけではありません。結局、秋元康が思いついたことは、プロモーションで頑張ることです。

彼が取った策は、歌詞にプラカードという言葉を入れて、プラカードを使ったMVを、AKB48グループ以外の団体に作って貰うということです。「恋するフォーチュンクッキー」の二番煎じと揶揄されても仕方がない策です。彼としては、「恋するフォーチュンクッキー」のMVを作った団体の大部分は、この曲でも作ってくれるだろうと読んでいると思います。残念ながら、今ところは、大きな効果は出ていないようです。

なお、この策は、曲の名前を長くすることによって注目を得るというとプロモーションよりは、効果的だとは思います。この手法は、「鈴懸なんちゃら」で採られました。



【追加情報 2014年9月2日 18時32分】

一般層における人気の知るために、デジタルダウンロード販売iTunesレコチョク)の順位情報などを使う人が、最近は増えてきました。以下の記事では、両曲のiTunes における比較を記載しています。

【付録 「恋するフォーチュンクッキー」における、指原莉乃の「セルフプロデュース能力」と「一般層への広報能力」】

恋するフォーチュンクッキー」は、指原莉乃の「セルフプロデュース能力」と「一般層への広報能力」があったから成功したのであり、そうでなければ失敗した可能性があると思います。その失敗の可能性は、選抜メンバーの一人である篠田麻里子が、CD発売の1ヶ月前に卒業することを宣言したことから生まれました。

篠田麻里子の卒業がCD発売の1ヶ月前になったことにより、曲のお披露目を含めた行程は前倒しになりました。このため、CD発売までが間延びしてしまう可能性がありました。このことは大きなマイナスになる可能性があると、私は懸念していました。

しかし、実際は、指原莉乃の「セルフプロデュース能力」と「一般層への広報能力」により、大きなプラスに転化しました。結局、発売前の2ヶ月以上前からプロモーションが行われることと同等のことが起きたからです。

一種のプロモーションの最初は、曲の内容が分かっていない時点において、指原莉乃が、発売される曲は「指原音頭」になると秋元康言われたと発言したことでした(6月13日)。このことにより、「指原音頭」ってどんなものなのだろうと、多くの人の関心を呼びました。そして、その注目の中で行われたMVの撮影(6月22日)は、大きく報道されました。ロケは、HKT48の地元である福岡市において4000人のエキストラを集めて行われました。


このような注目の結果、「音楽の日」(TBS、6月29日)における初披露は、多くの人の関心事になりました。この後、篠田麻里子板野友美の卒業(7月21日 and 8月27日)の際の音楽番組では、「恋するフォーチュンクッキー」は披露されました。曲の人気が出てきた時点でしたので、さらなるプロモーションになりました。


−−以上−−