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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

紅白歌合戦(2014年)についての感想(主にAKBグループ、特にHKT48について)

今回の年末年始は、例年とは違って旅行をしていないので、いつもとは違う過ごし方になっています。紅白歌合戦を観たことも、その一つです。

紅白歌合戦については、私は見る習慣がありません。例年は、観るとしても、観たい歌手だけを観るだけです。でも、今回は、第10組までは、濃い薄いは別にして、だいたい観ました。そして、他の部分も、それなりに観ました。


全体的な感想は2つあります。1つは、ジャニーズ色が強い紅白だなぁということです。これについては、白組の司会が嵐であることが関係しているのか、例年もそうなのかは分かりません。

そして、もう一つは、短い時間しか与えられない出場者よりは、企画枠で登場した妖怪ウォッチ関係のグループの方が、印象に残ったということです。具体的には、Dream5(「ようかい体操第一」)とキングクリームソーダ(「ゲラゲラポーのうた」)でした。両者ともに、嵐との共演でした。


以下では、AKBグループの出演についてのみ記します。

HKT48は、トップバッターとして出演し、「メロンジュース」を披露しました。時間枠は2分だったのですが、その前に、MCの嵐やV6とのやりとりがありましたので、存在感は時間以上にありました。この他、HKT48とは関連がないMCの際に、指原莉乃が、兒玉遥宮脇咲良を率いて参加していました。

SKE48NMB48は、連続して出場しました。これを一枠と考えるならば、7枠目の登場となります。披露した曲は、それぞれ、「不器用太陽」と「イビサガール」でした(持ち時間:各1分半)。MCとのやりとりは、ありませんでした。

AKB48は、44番目の枠(全体で48枠)において登場しました。披露したのは、「心のプラカード」でした(持ち時間:3分15秒)。AKB48は例年はメドレーを披露するのですが、今回は、単独の曲の披露になりました。ここでは記載しませんが、この曲が披露曲になったことには、AKB村では、色々と憶測があったようです。

一般の人にとっては、特に流行ったわけではない曲が、長い時間に渡って披露されるよりは、メドレーのほうが良かったと感じた人の方が、多かったのではないかと推測します。この曲については、以下では記載しません。


以下、HKT48SKE48/NMB48のステージについて、記載します。結果的に、HKT48についての記載が長くなったことを、前もって記しておきます。


HKT48の紅白出場は、大成功だったと思います。トップバッターに起用されただけではなく、当日昼に放送された紅白歌合戦の番宣番組には、クリス・ハートとともに出演しましたので、破格の扱いだったと思います。

この番宣番組への出演は、指原莉乃兒玉遥宮脇咲良矢吹奈子田中美久でした。この5人は、出身県が全員違いますので、「みなさまのNHK」としては、好ましい組み合わせだったと思います。


今回はステージには、HKT48のメンバーの全員(47人)が立ちました。通常の曲の披露は、16人の選抜メンバーで行いますので、今回の「メロンジュース」は、紅白特別バージョンになっています。

通常との違いは、指原莉乃が、見つかり易くなっているということです。なお、彼女が1列目でなく、2列目の真ん中にいることは、いつもと同じです。この件に関して、若干の説明を加えます。

AKB48では、前田敦子がいる時代から、中心メンバーが前列の真ん中、またはワントップの位置に位置することになっています。そして、この位置づけをセンターと呼んでいます。これは、姉妹グループ(SKE48NMB48)においても、基本的に踏襲されています。

でも、この伝統は、HKT48では踏襲されていません。人気、実力ともにトップである指原莉乃が、2列目の中央に位置するにからです。このことによって彼女は、グループを指揮しやすくなっています。この位置は、サッカーにおけるトップ下と考えれば、分かりやすいと思います。彼女がセンターフォワードの位置には立たないHKT48のあり方は、彼女がAKB48からHKT48へ異動する際に、HKT48に貢献することを使命にされていることが関係しています。


HKT48については、年齢層が広い紅白歌合戦の視聴者の中には、名前はだけ知っているという人が、少なからずいると思います。何故、名前が知られているかというと、タレントとしてテレビ番組において活躍する指原莉乃が、HKT48の所属だと紹介されることによる宣伝効果があるからです。しかし、HKT48のステージを観ている人は少ないかもしれません。

HKT48のことをあまり知らないほとんどの人は、上で説明したHKT48のあり方も知りません。このため、通常のHKT48の見せ方では、彼女がいることすら分からない可能性があります。その結果、HKT48が印象に残らなくなる可能性もありました。


今回の演出では、衣装の早着替えによって、指原莉乃を分かり易くしました。念の為に期しておきますが、カメラワークでは、全メンバーを、かなり満遍なく映しています。

メンバーが登場した際の衣装は、メロンをイメージしたものだと思います。青をベースにして、黄色と緑が加わっていました。スイカにおけるシマのように、2色の筋が入ってたと言えば、分かりやすいと思います。

曲の途中において、指原莉乃はメンバーの後ろに隠れて、衣装を変えます。「胸の中の果実」と歌い終わると、メンバーが左右に分かれます。そして、「ジュースにしようと」いうところで、赤い衣装の彼女が現れます。カメラがしばらく彼女だけを映したあと、画面はメンバー全体を映すものに変わります。この時には、他のメンバーの衣装も赤になっています。

赤は、もちろん、赤組の赤です。でも、それと同時に、ピンクグレープフルーツのように、皮とは違って中が赤い果実をイメージしているのだろうと思います。

HKT48のステージには、若々しいキラキラ感がありました。HKT48のキラキラ感の源泉は、できるだけ多くのメンバーに機会を与える配慮がされていることだとされています。これは、少数の中心メンバーに機会が集中する他のグループとの大きな違いです。

それだけではなく、曲の最後において、「あなたにあげたいメロージュース」が3回繰り返されるところでは、メンバーの仲の良さがよく分かりました。そして、3回目においては、指原莉乃が慕われていることが分かりました。


SKE48/NMB48のステージに関しては、残念に思ったファンもいると思います。1つは、1枠に押し込められたことです。そしてもう一つは、次の枠に出場する郷ひろみの際に、見せ場がなかったことです。ステージについては、あとで述べます。

NMB48の「イビサガール」には、「ゴーゴー、イビザ」というフレーズがあります。このために、郷ひろみと何かの絡みがあると見なされていたようです。しかし、実際に絡みがあったのは、日村勇紀バナナマン)でした。彼は、郷ひろみの側で踊っていました。SKE48/NMB48は、途中から、バックダンサーというか…、「賑やかし」として登場しました。

日村勇紀のダンスについては、現場レベルの独断で導入されたのか、当初から企画されていたのは分かりません。分かっていることは、彼の相方である設楽統も、驚いていたことです。ちなみに、バナナマンは、この紅白歌合戦においては、紅白宣伝部という位置づけになっていました。


SKE48のステージは、W松井松井珠理奈松井玲奈)のパートから始まりました。そして、画面には二人だけが映しだされました。このことに不満を感じるファンは、いたようです。でも、運営としては、少くてもこの二人が注目されないと、出場の意味が乏しくなると判断したのだと思います。

カメラが引かれると、横たわっているメンバーが見えてきました。おそらく、波をイメージしていたのだろうと思います。そのあと、場面が変わり、二人が歌っているところが、それぞれ映されました。

w松井が集団の中に入ったあと、前面に立つメンバーが少しずつ変わりました。そして、「不器用太陽…」と歌いところで、メンバーは一回転をします。すると、衣装は白から赤に変わります。赤は太陽の赤であり、赤組の赤です。

二人を際立たせた時間を除くと、フォーメーションはフラットでした。これは、HKT48のフォーメーションと、かなり違います。これにおいては、メンバーが複数のユニットに分けられ、そのユニットの構成も、歌詞を表すように変わっていきました。

それから、切々に歌う曲なので、こんなに人数が必要なのかと感じた人がいたようです。HKT48の場合には、大人数であることは、元気さを表すために役立ちましたが、SKE48の場合は、マイナスに働いてしまったようです。


NMBが披露した「イビサガール」は明るい曲です。このため、多くのメンバーが出演する意義はあります。しかし、多すぎると、かえってマイナスになります。今回は、フォーメーションが一貫してフラットだったので、やまり、人数が多すぎた感じがしました。この曲は、「恋するフォーチュンクッキー」とは違って、人数が極めて大きくなっても支障が起きない曲ではないからです。

おそらく、最適な人数は、通常構成である16人なのだと思います。しかし、今回は、それよりも、かなり多かったです。ファンは人数が多くなっている事情は分かります。でも、それ以外の人には、多すぎると映ったと思います。

それでも、フォーメーションを上手く変化させたり、ポイントにするメンバーを作ることにより、マイナスを少なくすることはできたと思います。しかし、特に後者は、されていませんでした。フォーメーションについては、若干の変化はあったように見えました。なお、SKE48/NMB48の枠においては、カメラワークなどに少し問題があったようです。このことも、マイナスの印象を増したように思います。

ポイントになるメンバーを作らなかったことは、これを行うとファンからの批判を浴びるということがあったかもしれません。AKBグループのファンには、とにかく批判をしたい人が、少数かもしれないですが、存在します。そして、彼らの発言量は多いので、多くの人が批判をしているように見えます。おそらく、ノイジー・マイノリティ(noisy minority)と呼ばれる部類の人達なのだと思います。


このように、私のSKE48NMB48のステージに対する評価は、HKT48のステージの評価よりも低いです。このことを読むと、SKE48NMB48は一枠に入れられているのに対して、HKT48は優遇されたのだから、当たり前ではないかとお怒りになる方もいらっしゃると思います。しかし、私は、この割り振りには、NHKによる評価が反映されていると推測しています。

AKB村での序列は、SKE48NMB48HKT48の順です。これは、結成/CDデビューの順であり、CD売上げの順でもあります。一般に、所属団体における評価と、外部における評価が一致しないことは、よくあることです。例えば、学校の体育会系部活動においては、先輩後輩の序列は絶対的なものです。しかし、学校外の大人にとっては、取るに足らない違いです。

NHKも、姉妹グループを初出場させる際には、AKBグループにおける序列をリスペクトしました。しかし、出場が決まった3グループをどのように活用するかを考える際には、この序列が考慮されることは、少なかったと推測します。


SKE48NMB48については、AKBグループのファン以外は、AKB48との違いが分からない人が多いようです。さらに、両グループの違いも分からないようです。これは、出場させるNHKの立場しては、大きな問題です。

今回、NHKが抽出した違いは、SKE48にストイックなイメージがあり、NMB48には明るいというイメージあるというだったと推測します。そして、これを際立たせるためには、一枠に入れたほうが良いと判断した可能性があります。


HKT48については、使えるグループだという認識があったと思います。一つは、若いメンバーが多く、フレッシュさがあることです。他のグループでは、主力メンバーの年齢がアイドルとしては高いのに対して、HKT48では前面に出しているメンバーが若いです。番宣番組に出演したメンバーの中で最年少は、13歳です(矢吹奈子田中美久)。このような若いメンバーが出演することは、他のグループでは、ほとんどないと思います。

それに加えて、HKT48にはタレントとしての知名度が高く、トーク力がある指原莉乃がいます。不思議なことに、メンバーの一人を知っているだけで、グループを知っていると感じることがあります。彼女のような存在がいないことが、SKE48NMB48の弱みである....というか、彼女のようなメンバーがいるHKT48が特異なのかもしれません。


今回は、今までトップバッターであった浜崎あゆみが出演しませんでした。この役にHKT48を割り当てることは、自然な発想だと思います。

しかし、若い大所帯なグループをトップバッターにすることには、リスクがあります。まず、扱いが難しいことです。そして、上手くステージができるかの不安があります。その他に、オープニングにおいて全員がステージに立った場面からの繋ぎがうまく出来るかの懸念もあります。NHKは、3点について、以下のように問題がないと判断したと思います。

  1. HKT48では、指原莉乃が上手くメンバーを統率しています。これには、役割や機会を割り振ることも含まれています。このことは、上述した番宣番組におけるHKT48のあり方を見れば分かります。番組おいて彼女は、他のメンバーを、自然な形で率いていました。そして、MCによる質問を、メンバーに巧妙に割り振っていました。おそらく、NHK側は、その役割の一部を彼女に任せれば、モノゴトは上手く進むと判断したと思います。
  2. HKT48のコンサートは、業界では評判が良いです。そして、NHK関係者もその場に足を運んでいます。それらの人は、紅白歌合戦のスタッフに、HKT48は期待できると、太鼓判を推したと思います。
  3. 全員の出場場面からのHKT48のステージへの繋ぎは、指原莉乃がいれば上手くやってくれると判断したと思います。実際にも上で記しましたように、MCの嵐やV6とのやりとりをスムーズに行っています。


まだ、紅白歌合戦については、書くべきことはあるのですが、長くなりますので、この記事はここで終わりにします。


−−以上−−