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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「心のプラカード」(AKB48)に紅白効果があったかを、レコチョクで調べてみた (姉妹グループの曲についても含む)

去年(2014年)の暮に、渡辺麻友が「恋するフォーチュンクッキー」への打倒宣言をしたという記事がありました。この記事は、紅白歌合戦のリハーサルにおける彼女の言葉を基に書かれたもののようです。

彼女は、AKB48紅白歌合戦で披露する曲は、「恋するフォーチュンクッキー」だと思い込んでいたようです。しかし、実際に披露されることになった曲は、「心のプラカード」でした。このことを受けて、「1年遅れで流行したらいいな。恋チュンを超えられれば…」と発言したようです。なお、彼女は、去年のAKB48選抜総選挙において1位になったことによって、この曲のセンターを務めています。

彼女が発言した場面の動画は見つかりませんでした。でも、ネットで調べた限り、彼女は「打倒」とは口にしていないようです。それにもかかわらず、『渡辺麻友、打倒「恋チュン」宣言 自虐的に闘志を燃やす』というタイトルの記事が書かれてしまうのは、「心のプラカード」の発売の際に、「恋するフォーチュンクッキー」を意識した発言をしたからだと思います。


この打倒宣言(?)について思ったことは、2つありました。1つは、この発言は、「恋するフォーチュンクッキー」の成果が、「心のプラカード」の成果を著しく上回っていることを、理解して上でのものだろうかということです。おそらく、逆転可能であると考える人は、少数派だと思います。

もう一つは、AKB48の新曲である「希望的リフレイン」に対する配慮はあったのだろうかということです。「心のプラカード」が「恋するフォーチュンクッキー」を越えるということは、新曲も越えるということです。AKB48としては新曲の売り上げを増やすことに務めるべき時期にですから、AKB48を代表するようなメンバーの発言としては、相応しいと見なさない人もいると思います。しかも、「希望的レフレイン」においては、彼女は、宮脇咲良と共にダブルセンターを務めています。



ともあれ、紅白歌合戦において披露したのですから、効果はあった方が良いです。そこで、レコチョクのランキングを観測することにより、紅白効果を評価することにしました。

紅白歌合戦の良いところは、普段では関心を持たない人に、曲を聴いてもらえる機会であることです。でも、これらの人達が興味を持っても、CDを購入をすることは、ハードルが高いです。このため、価格が安いデジタルダウンロード販売を使う人がかなりいると思います。レコチョクを選んだのは、このためです。


紅白効果を調べることは、姉妹グループが披露した3曲についても行いました。具体的には、「不器用太陽」(SKE48)、「イビサガール」(NMB48)、「メロンジュース」(HKT48)です。この他、「心のプラカード」と比較するために、彼女が意識をしている「恋するフォーチュンクッキー」と、新曲である「希望的リフレイン」についても、観測しました。

観測した順位は、まず、紅白歌合戦が行われた大晦日と三が日における、デイリーランキング順位です。この他、紅白効果がある前のデータとして、直前の週間ランキング(12/24-30)と月間ランキング(12月)における順位も、調べました。


まず、姉妹グループの3曲についての結果を示します。メンバーやファンのほとんどは、極めて大きな紅白効果を期待していないと思いますので、記載に気を付けなくても済みます。

この3曲は、直前の週間ランキング(12/24-30)と月間ランキング(12月)においては、圏外(201位以下)でした。このため、以下の表に示すデータは、4日間のデイリーランキング順位だけです。

グループ 発売日 出演枠 披露時間 12/31 1/1 1/2 1/3
メロンジュース HKT48 2013年9月4日 1 2:00 136 168 - -
不器用太陽 SKE48 2014年7月30日 7 1:30 188 193 - -
イビサガール NMB48 2014年8月13日*1 7 1:30 199 - - -


「メロンジュース」と「不器用太陽」は、紅白当日(12/31)と翌日に、圏内に入りました。これに対して「イビサガール」は、12/31にだけ、圏内に入りました。

一番紅白効果が大きかった曲は、「メロンジュース」です。紅白当日には、138位まで上昇しました。そして、翌日にも168位に入りました。これには、紅白歌合戦に、注目を浴びるトップバッターとして登場したことが、大きなプラスになったと思います。この他に、ステージが良かったことも、プラスになっていると思います。

「不器用太陽」と「イビサガール」には、ほぼ同様な紅白効果があったと思います。これは、同じ枠(第7枠)で披露されたからだと思います。「メロンジュース」よりも紅白効果が少なかった要因としては、「メロンジュース」の披露時間が2分であったのに対して、この2曲の場合は1分半であったことがあると思います。

12/31の順位は、それぞれ、188位と199位です。1/1については、「不器用太陽」は193位ですが、「イビサガール」は圏外になりました。でも、200位に近い圏外だったと推測します


「心のプラカード」においては、紅白効果は、少くても1/3まで及んでいるようです。この曲は、披露時間が3分15秒と長いだけではなく、扱われ方も良かったです。このため、姉妹グループの曲に較べて、一桁違うような紅白効果があっても不思議ではありません。

 曲  発売日   週間順位 月間順位
  12/31 1/1 1/2 1/3   12/24-30 12月
恋するフォーチュンクッキー 2013年8月21日 57 79 75 76 77 89
心のプラカード 2014年8月27日 92 74 69 88 200 -
希望的リフレイン 2014年11月26日 41 35 34 35 26 21

「心のプラカード」は、月間ランキング(12月)では、かろうじて200位に入っていたのですが、直前の週では圏外になっています。おそらく、AKB48グループのファン以外にとっては、記憶から消える寸前であったと推測します。順位は、新曲である「希望的リフレイン」だけではなく、「恋するフォーチュンクッキー」よりもかなり低かったです。

「希望的リフレイン」は、両ランキング共に、20位代の順位です(月間:21位、週間:26位)。12月の終わりの週の順位が12月の順位より低いので、発売日より日にちが経つにつれて、順位を下げていると推測されます。

恋するフォーチュンクッキー」は、両ランキング共に100位以内です(月間:89位、週間:77位)。「希望的リフレイン」に較べると、この曲の順位には、それほどの変動は起きていないと思います。


「心のプラカード」は、大晦日から1/3までは、100位以内に入りました(92位 -> 74位 -> 69位 -> 88位)。この4日間においては、「恋するフォーチュンクッキー」(57位 -> 79位 -> 75位 -> 76位)とほぼ同じ順位です。特に、1/1と1/2においては、「恋するフォーチュンクッキー」を上回りました。なお、「希望的リフレイン」の順位(41位 -> 35位 -> 34位 -> 35位)は、一日も上回りませんでした。

「心のプラカード」における紅白効果は、少くても、4日間は続きました。しかし、この効果は定着せずに、薄まっていくと可能性が高い思います。1/2が69位であるのに対して、1/3には88位に落ちているからです。


私の感覚では、「心のプラカード」には十分な紅白効果がありました。記憶から消える寸前であった状況からは、盛り返したからです。でも、渡辺麻友にとって、十分であるかは分りません。

【2015年1月7日 14時22分 追加】

レコチョクの週間ランキング(12/31-1/6)が公開されましたので、記載しておきます。「希望的リフレイン」:37位、「恋するフォーチュンクッキー」:69位、「恋心のプラカード」:88位です。

「希望的リフレイン」のデイリーランキング(1/6)は91位ですから、順位は徐々に下がっているようです。紅白歌合戦で披露された効果は定着せずに、薄まっていくと推測されます。

【2015年1月7日 21時34分 追加】
「心のプラカード」は、オリコンの週間ランキング(2014年12月29日〜2015年01月04日)において、トップ50に復帰しませんでした。

*1:アルバムに収録、配信のみ