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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

週刊文春の最新号における『読者が選んだ「一番良かった歌手」』について

週刊文春の2015年1月15日号(発売:1月8日)において、紅白歌合戦についてのアンケート『読者が選んだ「一番良かった歌手」』が発表されました。この調査についての記事(p35、36)によると、調査は、週刊文春のメルマガ読者に対して行われ、総得票数は953票だったそうです。


調査結果を観るためには、回答者がどのような人達であるかを知らなくてはなりません。年齢層については推測ができます。回答者によるコメントの一部が引用されており、年令と性別も記載されているからです。

年齢だけを羅列すると、59、50、55、56、45、37、62、44、65、46、59、44、66、47、63、63、です。ほぼ、40代後半から60代前半に分布します。平均年齢は、53.5歳になりました。世間における「大人」よりは、10歳くらいは上の年代のような気がします。

記事の最後では、アンケート結果と読者のコメントを基にして、「大人向けのじっくり聞かせる音楽のほうが視聴率が取れると思うのだが、NHKさんいかがですか!?」と記載してます。このコメントを参考にする際には、「大人」とは、週刊文春の考える「大人」であることを、念頭にする必要があると思います。


本題に入ります。『読者が選んだ「一番良かった歌手」』の1位は、ダントツで中島みゆき でした。得票数は209ですから、20%以上の回答者が彼女を選んだことになります。

2位は神田沙也加(76票)、3位は薬師丸ひろ子でした。神田沙也加の母親である松田聖子は、4位(48票)でした。回答者の年齢層を考えると、違和感のない結果です。回答者には、アイドルであった松田聖子薬師丸ひろ子たちをアイドルファンとして眺めていた時代を懐かしむ人達が、多く含まれていると思うからです。神田沙也加はそれらのアイドルよりはかなり若いのですが、彼女については、親の目線で見ていると推測します。


初出場者の順位について記載します。初出場者は、上記の薬師丸ひろ子を含めて5組でした。出場順に記載すると、HKT48、V6、May J.薬師丸ひろ子SEKAI NO OWARI でした。

薬師丸ひろ子を除くと、一番順位が高かったのは、May J.の12位(26票)でした。彼女が歌った曲は、映画「アナと雪の女王」の関連曲である「Let It Go〜ありのままで〜」です。

May J.の得票は、初出演者としては多いです。でも、この歌を聴けて良かったという意味で、彼女に投票した人がいる可能性も、気に留めておく必要があると思います。ちなみに、神田沙也加が歌った曲も、この映画の関連曲である「生まれてはじめて 」でした。


V6とHKT48は、ほぼ同じ順位(21位[11票]、22位[10票])でした。半分よりは上の順位ですから、初出場としては、十分に期待に応えることができたと判断されたと思います。

V6が披露した「WAになっておどろう」は、彼らの代表曲です。会場が盛り上がりましたので、とても良かったと思います。

HKT48が披露した「メロンジュース」は、年齢層が若いことによるフレッシュ感があっただけでなく、その演出にも驚かされました。曲の途中において指原莉乃がメンバーの後ろに隠れ、メンバーが左右にはけると、赤い衣装になった彼女が現れます。しばらく彼女だけが画面に映され、全体を映す画面に変わると、他のメンバーも赤い衣装になっていました。

指原莉乃とV6の間には、トップバッターとしてHKT48が紹介される際に、やり取りがありました。このことも評価の中に入っていると思いますので、小さい文字で記載しておきます。

赤組のトップバッターとして、HKT48吉高由里子(赤組司会)により紹介され、指原莉乃が挨拶をします。この後、嵐(白組司会)の二宮和也が、彼女によるV6への「ライバル宣言」について話を振ります。

この「ライバル宣言」は、紅白歌合戦への初出場歌手に対する記者会見の際に、話題作りを考えて、彼女が行ったものです。この際には、井ノ原快彦(V6)が、意図を理解して、好意的に呼応しました。そして、本番においても、指原莉乃が「大大大大 大先輩なんですが、同じ初出場同士、絶対に負けられません」と話すと、井ノ原快彦が「よろしくお願いします。GO GO GO!」と呼応しました。


SEKAI NO OWARIは、29位(8票)になりました。初出場組では最下位であり、半分よりは下の順位でした。しかし、悲観するような結果ではないと思います。披露した「Dragon Night」など彼らの曲は、今回の回答者が好む部類の曲ではないと思うからです。

デジタルダウンロード販売であるレコチョクのランキングでは、この曲において、紅白効果が起きています。他の曲を含めた紅白効果(レコチョク)については、この記事の最後に記載します。


週刊文春は、AKBグループのことをよく記事にしますので、文春順位を、HKT48以外のAKB48グループについても記載します。AKB48SKE48は、40位(3票)でした。そして、NMB48は、最下位(0票)でした。つまり、HKT48は、AKB48グループではトップでした。

HKT48が他の姉妹グループ(SKE48NMB48)を上回った理由は、大きく言って2つあると思います。一つは、ステージが良かったことです。HKT48には、今回、トップバッターとして成功すれば、次回にもつながるという意識があった思います。そして、その意識において、メンバーもスタッフ(演出を含む)も臨んだようです。これに対して、他の姉妹グループには、このような意識は薄かったように感じました。

この他、週刊文春が記事において指原莉乃の名前をよく出すことも、影響していると思います。週刊文春は、他のメンバーのスキャンダルを報道する際にも、彼女もついでにdisことが多いからです。彼女にとっては嬉しくないことですが、結果的に週刊文春の読者におけるHKT48の知名度が高くなっている可能性があります。読者には年齢が高い人が多いので、ほとんどの人は何らかの失敗をしていると思います。このため、週刊文春がいつも話題にしている娘が頑張っていると、好意的にHKT48のステージを観た人が、意外に多かったかもしれません。


AKB48が40位(3票)であったことについては、そんなものだろうなぁと思いました。「こころのプラカード」(AKB48)における演出は、紅白歌合戦の視聴者を、AKBグループのファンと取り違えているように感じたからです。

AKB48グループの本店と言われるAKB48の運営とメンバーには、外部のことが見えていないところがあります。姉妹グループと違って、恵まれているので、関心を持つ必要が薄いのだと思います。前回の紅白歌合戦(2013年)において、大島優子が卒業宣言をしたことは、その最たるところだと思います。

曲の演出では、途中から、メンバーの主張が胸のところのメッセージボード(ハート型)に見えるようになります。しかし、視聴者が認知しているメンバーの認知度は低いので、その主張を見せられても興味を抱かない人が多かったと思います。そして、総監督の交代とか塩対応とかは、全くの内輪ネタです。


最後なりましたが、レコチョクの週間ランキング(2014年12月31日〜1月6日)において、20位以内あった出場者の文春順位を示します。月間ランキング(2014年12月)の順位も示したのは、比較すると紅白効果が分かるからです。

紅白歌合戦への出場が特別枠であった中森明菜Dream5についても、記載データに含めました。「心のプラカード」(AKB48)は88位なのですが、話の流れとしてデータに加えます。

アーティスト 発売日 週間順位[12/31-1/6] 月間順位[12月] 文春順位(票数)
Darling 西野 カナ 2014年8月12日 1 2 24(9)
Dragon Night SEKAI NO OWARI 2014年10月15日 2 3 29(8)
R.Y.U.S.E.I. 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 2014年6月25日 3 8 37(4)
にじいろ 絢香 2014年6月18日 4 13 14(20)
Rojo -Tierra- 中森明菜 2015年1月21日 5 120
さよならの前に AAA 2014年9月17日 8 48 36(5)
麦の唄 中島みゆき 2014年10月29日 9 52 1(209)
ようかい体操第一 Dream5 2014年4月23日 12 29
NIPPON 椎名林檎 2014年6月11日 19 193 8(37)
心のプラカード AKB48 2014年8月27日 88 201位以下 40(3)


紅白効果が一番大きかったのは、「Rojo -Tierra」(中森明菜)でした。月間ランキング(12月)では120位でしたが、5位に上昇しました。CDの発売は2015年1月21日なので、大きなプロモーションになりました。

文春ランキングにおいて1位であった中島みゆきの「麦の唄 」は、月間ランキング(12月)では52位でしたが、週間9位に上昇しました。この曲と同じように朝ドラ関連である「にじいろ」(絢香)[文春:14位]は、月間ランキング(12月)において52位でしたが、9位に浮上しました。

この他、椎名林檎[文春:8位]の「NIPPON」は、月間ランキング(12月)は193位でしたが、週間19位に上昇しました。上で記載したSEKAI NO OWARI[文春:29位]の「Dragon Night 」と、西野 カナ[文春:24位]の「Darling」は、 週間ランキングでは、1つづ順位を上げて1位と2位になりました。


−−以上−−