はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「僕らが考える夜」(水曜深夜、フジテレビ)は、好調に発進したようです(初回:2015年4月15日)

「僕らが考える夜」(水曜深夜、フジテレビ)の初回(2015年4月15日)を観ました。好調な発進だったと思います。この記事では、番組の内容と、番組に対する感想をなどを記載します。

番組は、AKB48グループのメンバーが外部のゲストともに、議論をするというものです。今回のテーマは「いじめ」でした。
MCは、3月まで放送された「AKB調べ」と同様に、指原莉乃土田晃之です。


参加したAKB4グループのメンバーは4人(宮澤佐江横山由依木崎ゆりあ高橋朱里)でした。今後も、この程度の人数が参加することになると思います。

番組のホームページによると、外部のゲストには、「現代をきる当代きっての論客」と「“おじさん世代”代表となるゲスト」の2種類がいるようです。今回は、前者が濱野智史宇野常寛であり、後者が蛭子能収でした。

収録は2回撮りのようなので、第2回もほとんど同じメンバーになると思います。ちなみに、第2回のテーマは「自殺」です。


MCの2人の中では、指原莉乃がメインであり、土田晃之が補佐的な役割をしています。これも、「AKB調べ」と同じです。彼は、ネタ的にぶっこんでくるという意味の「補佐」なので、「補強」といった方が、より的確かもしれません。
AKB48グループのメンバーは、議論ができる人材の中から、指原莉乃をリスペクトしながらも、遠慮しすぎることがないという観点で選ばれていると思います。
「現代をきる当代きっての論客」である2人(濱野智史宇野常寛)は、AKB48関係の論客と呼ばれることがあった4人から、的確な情報に基づいて論理的に考え、意見を述べるときは、思い込みを排除し、言葉遣いに気を配ることができる人が選ばれたのだと思います*1
「“おじさん世代”代表となるゲスト」として蛭子能収が選ばれたことを、不思議に持った方もいらっしゃたかと思います。私は、指原莉乃が過去に共演したタレントの中から、彼女と相乗効果があるという理由で選ばれたと思っています。この二人は、「志村&所の戦うお正月2015」(2015年1月1日、テレビ朝日)において、二人でロケをしています。このロケは、昔の写真が該当する場所を探すものであり、このコンビは、予想を超えたレベルで機能していました。


番組の内容は、「AKB調べ」とは違って、真面目なものです。おそらく、多くの人が、AKB48に対していだいているイメージとは、かなり違います。

なお、「AKB調べ」における一部の演出には、AKBアンチが、BPOに審議になることが期待するような部類のものがありました。私は、問題はあったとは思いますが、BPOレベルのものではなかったと、認識しています。

今回のプロデューサーは、以前と同じ浜野貴敏さんです。同じ路線上の方が楽なのですが、以前とは違うことに挑戦をしたいと考えたのだと思います。このため、リスクはあったのですが、初回を観ると、彼はギャンブルに勝った可能性が高いと思います。


「僕らが考える夜」は、AKB48グループのイメージを向上されるにも役立つと思います。第一話を見だだけでも、AKB48グループのメンバーが、シッカリと考えていると認識した人は、かなりいると思います。

私には、メンバーは、真面目にシッカリ仕事をしており、礼儀正しいという認識があります。過去2年において、世の中の常識に反することを行ったのは、NHK紅白歌合戦において、卒業発表をした大島優子くらいだと思います。

しかしながら、AKB48グループのメンバーが不真面目だという思い込みで、掲示板など(Yahoo!Newsのコメントを含む)で、不当な中傷を繰り返す人は少なくありません。不思議なもので、その人達は、乃木坂46に対しては好意を持っていることが、少なくないようです。でも、AKB48グルーと乃木坂46のメンバーには、大きな違いはありません。あるのは、イメージの違いだけです。


番組では、出演者が、イジメの体験を語りました。MCである指原莉乃は、中学の時に、自宅のポストに学校に来るなという手紙が入っており、これをキッカケに不登校になりました。なお、彼女はそのまま卒業をして、AKB48に入っています。

 濱野智史によると、いじめは閉鎖的な空間、例えば、中学校のように、一年間メンバーがずっと一緒のところにおいて、起きやすいそうです。番組が画面に示した図(学年別いじめの学年別認知数[平成24年度、内閣府調査])でも、中学の3年間(15.0%、11.0%、6.3%)に比べると、高校の3年間(3.9%、2.6%、1.8%)では、かなり減っています。これは、高校になると、外部の世界との交流が増えるためだということです。

宇野常寛によると、人間は、自分で選んだ心の置き場所を2つ以上持っている方が良いということです。しかし、そのようなことは分からないことが多いので、いじめにあった場合における対処法を教えたほうがよいという意見でした。

イジメられている人は、誰に相談すればいいのかという、指原莉乃による質問がありました。これに対しては、インターネットという選択があるという、濱野智史による答えがありました。指原莉乃はこのことを聴いて、小学校/中学校の時に、ネットでアイドルが好きなおじさん達(おそらく、ハロプロファン)と話していたことを、思い出したようです。彼女は、学校に言っていない時も、彼らチャットをしていたそうです。これが彼女を窮地から救ったのだと、私は思います。なお、アイドルが好きなおじさんとは、ハロプロファンだと思います。

なお、イジメについては、他のメンバーも語っていたのですが、語り口が重たかったので、指原莉乃の発言のみを記載しました。彼女の場合は、さらっと話しています。これは、彼女のMCとしてのバランス感覚によるものだと思います。


番組の評判を、twitterで検索してみると、評価が高い人が多かったようです。AKB48グループファン以外に好評であったことは、分かりやすかったです。特に、教育に関心がある人は、良い番組だと判断したようです。

AKB48グループファンのnoisy minority(声が大きい少数派)からは、いつものような、お決まりの批判があったようです。ファンには、新番組に変わる度に批判する人や、非難をすることにより自らが特別な存在であると感じることを喜びにする人が、いらっしゃるようです。そのような存在がいることを考慮して判断するならば、今回は、おおむね、好評だったと思います。

バラエティー色の強い番組の方が望ましいといる意見もありました。でも、そのような人も、自分の推しメンが出演すると、とたんに意見が変わることが少なくないと思います。このため、番組側は、AKB48グループファンによる批判を、基本的に気にしなくてよいと思います。


この番組における議論に付け加えるならば、以下の2点です。

一番目は、イジメは、学校だけではなく、閉鎖された社会ならば、どこでも起き得ることだということです。例えば、外部と交流が少ない自治体や集落、風通しが悪い会社の部署などでも起きます。

二番目は、イジメの問題は、その首謀者だけでなく、無批判に加わる人にも大きな責任があることです。その人達の中には、イジメに関与しているという自覚がない人が、かなり含まれているようです。また、それと反対に、これを利用して鬱積を発散しようとする人もいます。掲示板などで、AKB48グループのメンバーに不当な中傷を繰り返す人は、この傾向がある人だと思います。

世の中には、芸能人を、鬱積解消の対象だと見なしている人がいます。彼らのターゲットには、アイドル、特にAKB48がなることが多いようです。

この件に関しては、木崎ゆりあは、メンバーは、何もしていなくても叩かれる、そして、ブスとか嫌いとか死ねとか言われていると、話しています。なお、彼女の十倍くらい、指原莉乃は言われていると思います。


AKB48グループのメンバー間では、イジメはあまりないと、私は見てています。AKB48グループのメンバーは、運営によって競わされることが多いので、もし私の推測の通りならば、意外だと考える人もいると思います。何故、私がそう思うのかというと、彼女たちにはアスリート的なあり方があるからです。番組においてメンバーは、様々な年齢がいるからだと説明していますが、私は、それぞれの目的が違うことも影響していると思います。

AKB48グループの問題は、ファンからの中傷がエグいことです。例えば、自分の推しメンにプラスになると考えて、他のメンバーを叩くファンがある程度の割合でいます。その際には、推しメンと仲がいいメンバーであることは、考慮されないことが多いようです。このようなことが起きる大きな要因には、AKB運営のあり方が、そのような傾向の人を呼び寄せていることがあると、私は考えています。


第2回目を、期待して待つことにしたいです。


ーー以上ーー

*1:残りの二人は、小林よしのり と中森明夫です。