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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

高崎山の赤ちゃんザル命名騒動によって、東日本大震災後の自粛を思い出す。

高崎山大分県大分市)の赤ちゃんザルをシャーロットと命名したことによって、騒動が起きているそうです。相応しくないという意見が少なからず市に寄せられた結果、再検討がされているようです。なお、反対意見は市外からだという報道もありました(ソースは忘れました)。
(2015年5月8日の午後に、名前を代えないという発表がありました【2015年5月9日9:08追記)


何故、問題かというと、シャーロットという名前が、英国のウィリアム王子の娘に付けられた名前と同じだからということのようです。しかし、このことを知っても私には意味がわからず、異論を唱えているのはクレーマーだろうと推測していました。

ところが、テレビで反対だと述べている年配の女性を観て、異を唱えてる人はクレーマーだけでなく、善良な人も含まれていることが分かりました。しかしながら、善良な人が判断に必要な十分な知識を持っているとは、限りません。


シャーロットとは、英国では一般的な名前です、例えば、日本における“ゆうこ”とか“あつこ”という名前と同じです。これに対して、日本の皇室における名前は、一般的な名前ではありません。例えば、昭和天皇、現在の天皇、そして、第一の後継者も、一般の名前とは雰囲気が違います。そして、一般の人が子供に同じ名前をつけることはありません。もちろん、サルの名前につけることは、もってのほかです。

おそらく、善良な人で異論を唱えている人は、両国の皇室事情の違いを理解していないのだと推測します。そして、日本の皇室と同じことが、英国の皇室にも当てはまると勘違いをしているのだと思います。


善良な人が問題を起こすということは、東日本大震災の際にも起きました。自粛によって、経済が停滞したのです。この自粛は、被災地を含む東日本よりも、西日本に顕著だったような記憶があります。これは、今回の命名に対する批判が市外からであることと、似ているような気がします。

自粛によって、観光業は、大きな痛手を受けました。結果的に、職を失なった人もいます。自粛した善良な人は、経済のことを理解しない人か、経済よりも善良であることを選んだ人なのだろうと思います。

私は関東地方に住んでいるので、被災地を含む地域には、少なからず行ったことがあります。泊まったことがある民宿と、電車待ちのための時間をつぶした島越駅三陸鉄道北リアス線)は、津波に流されました。したがって、被災地の方々がどれほど厳しい状況にあるかは、十分に理解していました。しかし、それと同時に、彼らは、遠方の人が桜を愛でることを問題視するような人でないことも分かっていました。


震災後、関東における経済は大きく停滞しました。東京電力が行った計画停電によって、工場は十分な操業ができなくなり、商店街は通常とは違って、夜の6時頃には店を閉めました。本来ならば、被災地に近い関東が復興のために頑張らなくても行けないのにもかかわらず、それが難しい状況にありました。

このため、今回は西日本に期待しなくてはならない状況だったのですが、そこでは、余力があるのに自粛が行わました。他のところで自粛が行われているのに、自分のところだけ行わないことによって、批判を受けるのは避けたいという、ことなかれ主義もあったようです。


今回のサルの命名に対する反対にも、ことなかれ主義によるものが含まれていたと思います。日本と英国は対等な交流関係にあるのですが、西洋のことを過度にありがたがる人が存在します。そのような人が持つ意識も、反対を生み出す要因になったと思います。

しかしながら、マスコミが報道する英国民の意見は、何も問題がないというものであり、気にする理由が分からないというものもありました。あえて、インタビューなどをしなくても分かる当たり前の反応だと思います。

大分市が英国大使館に問い合わせた結果の報道は、次のとおりです。

名前を発表した6日から7日にかけて批判が殺到し、園の運営を指定管理者に委託している市と園は、対応について協議を続けていた。市によると、英国側の意見を聞こうと連絡を取った英国大使館からは「コメントする立場にない」との回答があったという。ただ、英王室広報は7日、取材に「どんな名前を付けようと、動物園の自由」との見解を示していた。

サルの赤ちゃん「シャーロット」に 大分市、変更せず:朝日新聞デジタル

次の記載を読むと、十分に理解ぜずに「王室に失礼」と発言をしていた人が多いことが伺われます。

 同園には8日も朝から、市民らからの電話などが相次いだ。命名に肯定的な意見が増えているという。「王室がいいと言うなら、気にしなくていいのでは」などの意見が目立つといい、同園は英王室の見解が報じられたことが影響したとみている。
 同園によると、6〜7日に園や市に寄せられた電話、メール、ファクス計550件の内容を集計した結果、命名に批判的な意見は341件、肯定的な意見は205件、不明が4件だった。当初は「王室に失礼」という批判が大半だったが、7日に入り「失礼には当たらない」との肯定的な声が徐々に増えたという。

サルの赤ちゃん「シャーロット」に 大分市、変更せず:朝日新聞デジタル