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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

救急車の一部有料化に基本的に大賛成であること

財務省が救急車の一部有料化を検討しているようです。私は、基本的に大賛成です。むしろ、検討することが大きく遅れたと考えています。

 財務省は11日の財政制度等審議会財務相の諮問機関)で、救急車の一部有料化を検討すべきだとの見解を打ち出した。軽症にもかかわらず救急車を呼んだ人に、費用を請求する案などが浮上している。先進国で最悪の状態にある財政状況を改善するための歳出改革の一環として、年約2兆円の消防関係予算にメスを入れる狙いがある。

http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m020072000c.html

軽症であるのにもかかわらず、救急車を呼ぶ人は少なからずいます。結果的に軽症であることが判明するのではありません。軽症であることが分かっているのに、税金を払っているのだから、使わなくては損だという考えで、救急車を呼ぶ人がいるのです。

消防庁などによると救急車による搬送者のうち半分近くは軽症者が占めている。2013年の救急車による救急出動件数は過去最高の591万件で、過去10年間で22%増えた。

http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m020072000c.html

その他、少し前にバスの中で耳に入った会話によると、介護タクシー代わりに、救急車を使おうとする人もいるようです。その年配の女性が介護タクシーが高いので、救急車を使おうと考えていたのか、介護タクシーを知らないから、救急車を使おうと考えていたのかは、分かりません。後者ならば、教えてあげればよかったのかもしれませんが、友好関係がある知り合いでないと難しいのが、今の世の中です。

軽症における救急車の利用は、大きく言って、2つの問題を引き起こしています。一つ目は、本当に緊急性がある人を病院に運ぶことが遅れるということです。

 消防庁などによると救急車による搬送者のうち半分近くは軽症者が占めている。2013年の救急車による救急出動件数は過去最高の591万件で、過去10年間で22%増えた。119番通報から現場に到着するまでの時間は平均8.5分と10年前より2.2分延び、一刻を争う重症者の搬送に支障が生じているとされる。

http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m020072000c.html

もう一つは、自治体への負担が多くなるということです。自治体によって、不必要である出動を減らすために、緊急コールを受けた時に、チェックを厳しくするところもあるようです。結果的に、失われた命があるようです。

最近では、訴訟が起きました。私が知っているケースでは、金銭を伴う和解になりました。今後、当事者である自治体では、明らかに軽症であると分かる際にも、責任回避のために、救急車を出動される可能性があります。その場合は、財政支出は増えることになります。それが良いのかどうかは、住民の方々が判断することになると思います。


毎日新聞の見解は、あえて「有料化には利用者の反発も予想される」と記載することから推測できます。

タクシー代わりに救急車を利用しようとする一部利用者への「警鐘」の意味合いも強そうだが、有料化には利用者の反発も予想される。

http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m020072000c.html


一部有料化するかどうかは、全国一律でなくてよく、自治体の判断でも構わないと思います。私が住んでいる自治体では、一部有料化にしていただきたいと思います。

例えば、子供を大学に進学させる場合に、自宅から通える妥当な大学がない場合には、候補とする大学がある自治体において「一部有料化」であるかを、判断材料にした方がよいかもしれません。

もちろん、「一部有料化」にした自治体でも、全ての緊急患者が救えるわけではありません。リスクを限りなく少なくするためには、膨大な税金が必要になるからです。


海外ではどうであるかについては、記事の最後に記載してあります。

 海外では救急車を有料としている国が多く、フランスでは重症者以外の搬送は30分で3万円超の有料制を採用している。財務省は「フランスなどの例を参考に軽症の場合の有料化などを検討すべきだ」と説明している。

http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m020072000c.html

私は、最初に書きましたように、有料化には基本的に賛成です。そのようになるならば、できるだけ多くの人が納得するような、実現方式になってほしいと思います。そして、一旦、決まったならば、十分な周知が必要だと思います。


ーー以上ーー