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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

羽田空港に着陸する飛行機を真下から眺め、川崎臨海部の工場夜景を観ることができるクルーズに乗ったこと

品川駅のそばの桟橋から、羽田空港周辺と川崎の京浜運河を巡るクルーズ(3時間半)に乗ったことについて、記載します。開催会社によると、このグルーズのセールスポイントは、羽田空港から離発着する飛行機を間近に観ることと、川崎の工場夜景を観ることができることでした。


飛行機が観ることが好きな人については、分かりやすいです。空港に乗客として利用する際にも、好きそうな人を見かけます。分かりにくいかもしれない、工場夜景について、少しだけ補足を加えておきます。

工場は、かつては近代化の象徴であり、集団就職の時代には、川崎市辺りの工場に務めることが憧れであったそうです。しかし、公害の問題が生まれると、風向きが変わってきました。例えば、近い地域にある川崎と横浜でも、かなり印象が異なるようになってきました。川崎には、工場がたくさんあるというイメージがあり、横浜には、観光地というイメージがあるからです。

ところが、工場が生み出す環境へのマイナスに十分な対策が取られてくると、新たな視線で工場を観るような人が増えてきました。自治体によっては、産業観光という位置づけで力を入れているところあります。例えば、四日市市観光協会のサイトには以下の紹介があります。

関東地方においては、川崎における工場夜景を観るツアーが少なからずあるようです。しかしながら、臨海工業地帯の場合には、陸からアクセスできるところは限られています。そこで、注目を浴びるようになってきたのが、船による見学です。


実は、私はこの2つのセールスポイントには、それほど興味がありませんした。今回、私がこのクルーズに参加したのは、船に乗ることが好きだからです。私は東京の西側にある隅田川の両岸のクルーズに乗ったことがありました。そこで、東京の東側のクルーズに乗りたかったのです。

ところが、参加をしてみると、この2つのことを、十分以上に楽しむことができました。


船が出発したのは、天王洲アイル(東京都品川区東品川)の近くにある桟橋です。JR品川駅からも、歩いて行くことが無理ではない距離にあります。

船は、日没の1時間くらい前に出向しました。夕日を見るという観点でも、妥当な時間設定です。


船は、まず、京浜運河を下りました。この辺りでは、右岸に平行して、東京モノレールが走っています。大井競馬場駅の周辺では、水辺の近くを走っていますので、船からモノレールが走っているところを観ることができます。モノレールから観る京浜運河の風景がお好きな方は、この最初の部分だけでもかなり満足されるのではないかと、思います。

やがて船は、左手に進路を取り、京浜島と城南島の間を抜けます。すると、飛んでいる飛行機がよく見えるようになってきたことにより、羽田空港に近づいてきたことが分かりました。

この後、船は羽田空港を時計回りに3/4くらい回ります。この際に、B滑走路とD滑走路に着陸する飛行機を観ることができました。

実は、B滑走路とかD滑走路という名前は、今回はじめて知りました。あとから得た知識によると、羽田空港の滑走路には、以前から、AからCの3つの滑走路がありました。そして、5年くらい前に、更にD滑走路が完成しました。このD滑走路は、羽田沖を埋め立てたところに作られたようです。


船は、まず、B滑走路の近くへ向かいます。ガイドの人の説明によると、この時間帯では、B滑走路に、2分に1度くらい飛行機が着陸するそうです。ラッシュアワーのようだという説明がありました。

正確に言うならば、滑走路自体が認識できたのではなく、進入灯橋梁により、滑走路が近くにあることが分かったのです。進入灯橋梁とは、着陸する飛行機を誘導するために、滑走路がある陸の部分から、海上に突き出しているものです。海の途中で終わっていることが、普通の橋とは違います。

進入灯橋梁は、今回の船(乗員:30人)が、十分に潜れるほどの高さです。船は、速度を緩めて、飛行機鑑賞タイムになりました。


飛行機は、進入灯橋梁を通り過ぎるとすぐに着陸しますので、かなり低く飛んでいます。飛行機が、徐々に近づいてきて、段々と大きく見えるようになります。そして、通り過ぎるところを、ほぼ真下から観ることができます。船室から甲板に出て眺めると、かなりの迫力がありました。

短時間に飛行機を観るだけならば、船室がなく、屋根もない船がベストです。しかしながら、雨の日は屋根があった方がよいと思います。一長一短があり、天候によっても違いますので、この辺は運としか言いようがありません。

それから、海上では風があるために体感温度が低くなることには、要注意です。長時間に渡るクルーズの場合は、身体を寒さから防ぐために、船室があったほうが便利です。この日のクルーズは天候に恵まれたのですが、遅い時間になると、外では、かなり寒さを感じるようになってきました。このため、時々、船室に戻ることにより、冷えた身体を温めていました。

進入灯橋梁において減速をした飛行機鑑賞タイムが終わると、滑走路へ着陸する飛行機を横から眺めることができる位置に移動しました。この位置における眺めも、乗客として、飛行場から観るよりは楽しめたと思います。その後、D滑走路から伸びる進入灯橋梁の辺りでやや減速した後、川崎の臨海工場地帯に向かいました。


工場地帯における夜景も、想像を越えて面白かったです。単調な夜景ならば飽きてしまうだろうと思っていたのですが、様々な夜景があることが分かり、楽しめました。

工場地帯におけるメインの見どころは、東亜石油のプラントだということでした。その周辺で船は減速して、鑑賞モードになりました。

しかしながら、私には他のところも、それなりに面白かったです。例えば、私は煙突状のところから、ガスを燃やしている炎が立ち上っているところです。そばに行くと、炎の熱が伝わってきました。


岐路においても、船は羽田空港のそばを再び通りました。今度は、灯を灯した飛行機を真下から観ることができました。

この後、往路とは違って、大井埠頭と青梅の間を通って、船は桟橋に戻りました。途中では、東京タワーやレインボーブリッジが前方に観えます。

大井埠頭(?)のそばでは、減速して、大きな船からコンテナが積み下ろしされるところを、しばらく観ました。これが、意外に面白かったのです、小学生などはかなり喜ぶと思います。なお、彼らにとっては、日の明るい時間のツアーの方が適していると思います。


ーー以上ーー