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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

AKB48選抜総選挙2015についての雑感

AKB48選抜総選挙2015(6月6日開票)について、雑感などを述べます。


1位から3位は、指原莉乃柏木由紀渡辺麻友でした。

指原莉乃は、1年ぶりにトップに返り咲きました。順位予想をデータに基づいて、真面目にした人の過半数は、彼女を1位に予想していたように見えました(願望を込めた予想や、エンタメ的な予想は別です。)。このことから、順当な結果だったと思います


1〜3位について詳しく述べる前に、18位までについて述べます。18位までにしたのは、選抜枠(16人)から陥落したメンバーが、この順位だからです。


神7に新しく入ったメンバーは宮脇咲良(7位)です。高橋みなみ(4位)は、2年ぶりに復帰しました。そして、島崎遥香(9位)は、神7から外れました。

高橋みなみの復帰には、12月に卒業することが大きく影響しました。AKB48箱推し票と浮動票が、大量に入ったようだからです。これに、出馬をしていない小嶋陽菜ファンの票が加わったことにより、彼女としては今までで最高の順位となりました。得票数は、9位であった去年(57388票)の倍以上である、137252票になりました。

この他、8位になった宮澤佐江にも、彼女のファン以外の票がかなり入ったようです。このような、プロパーな票(ファンによる票)以外の票の動きが、今回の順位予想を難しくしました。なお、高橋みなみ宮澤佐江にはプラスになりましたが、島崎遥香には、マイナス気味に作用したと思います。


高橋みなみが4位、宮澤佐江が8位になったことには、その間に入った松井珠理奈山本彩宮脇咲良が、来年にトップを目指す位置にいるという印象をもたらしました。姉妹グループに所属するこの3人とは違い、9位になった島崎遥香には、トップを目指すメンバーという印象が、弱まりました。島崎遥香は、今までの小嶋陽菜のような位置づけになってくるような気がします。

山本彩については、かなり順位を上げるという予想を見かけました。このことには、彼女に握手人気あることから、その他の点においても高い評価があると推測する人の影響があったと思います。しかし、実際は、松井珠理奈との差を1万5千票だけ縮めることに終わりました。握手人気は、メンバーの人気を測る尺度の一つに過ぎないということだと思います。

松井珠理奈山本彩の差が縮まったことよりも着目するべきことは、宮脇咲良山本彩に後ろに付けたことだと思います。2人の差は去年よりも5千票、縮まっています。宮脇咲良は、山本彩よりも4歳若い17歳であり、ファンが急増しています。来年は、2人の差が更に差が縮まる、または、逆転が起きる可能性あります。


新規に選抜枠(16人)に入ったメンバーは、松村香織(13位)、高柳明日香(14位)、武藤十夢(16位)でした。高柳明日香の選抜入りには、卒業したSKEメンバーのファンによる寄与があったとされています。彼女の得票は、去年よりも30637票増えています。

選抜に復帰したのは、北原里英(11位)と渡辺美優紀(12位)でした。北原里英の2年ぶりの復帰には、新設されるNGT48のキャプテンになったことが、大きく影響していると思います。

12位までのメンバーは、これから1年における選抜の常連になると思います。なお、来年になると高橋みなみは外れます。それから、前例から推測すると、宮澤佐江は例外になるかもしれません。


去年の選抜から外れたメンバーは、須田亜香里です。彼女の得票は、去年よりも4517票減っています。これが、彼女にプロパーな票が減った結果か、SKE48箱推し票が減ったためかは、私はSKE48事情に詳しくないので、分かりません。

選抜となったメンバーで、今まで名前が上がらなかったのは、横山由依(10位)と柴田阿弥(15位)です。2人は、去年よりも、それぞれ、23182票、9936票、得票を増やしています。横山由依の得票が2万票以上増えたことには、程度はともあれ、彼女と親しい川栄李奈(不出馬、卒業予定)ファンの寄与があったと推測します。同じSKE48に所属する須田亜香里とは違い、柴田阿弥の得票が伸びた理由については、分かりません。


17位になり、惜しくも選抜を逃したのは、兒玉遥でした。16位(武藤十夢)との差は652票であり、僅差でした。競り負けた一因には、速報で8位になったことがマイナスになったことがあると思います。ファンの油断と共に、HKT48箱推し票が他のメンバーに流れることを、生み出した可能性があるからです。

参考のために記しておきますと、過去2年において17位であったメンバーは、柴田阿弥松村香織です。二人共、次の年には選抜に入っています。


以下、1位から3位について、詳しく記載します。

この中で、一番、票が読み易かったのは、渡辺麻友でした。去年は159854票であった彼女の得票は、今年は16万票から17万票だと推測していました。内訳は、国内票が2万から3万票減り、中国票が3万票増えるというものでした。実際には、165789票でしたから、ほぼ妥当な推測だったと考えています。推測の根拠を説明します。

まず、中国票についてです。彼女の去年の1位には、これが大きく貢献しました。このことに誇りを持った彼らは、今年はさらに3万票増やすと予想していました。

彼女の去年の国内票には、AKB48箱推し票と浮動票が、かなり含まれていました。キッカケは、前者は、当時の湯浅AKB48劇場支配人による箱推し票を誘導する発言でした。後者は、開票を放送するフジテレビによる、指原莉乃を邪道、渡辺麻友を王道と位置づけた番組の宣伝でした。このAKB48箱推し票/浮動票は、2万票から3万票だと推測しました。

この票が今年はないという判断により、その分だけ国内票が減ると予想していました。その根拠は、過去一年の彼女に対するAKB村の評価でした。彼女は、与えられた機会に期待以下の成果しかあげられず、1位に見合うだけの貢献をAKB48グループにしていなかったという意見が大半であったからです。

彼女の一番の失敗は、彼女がセンターを務めた「心のプラカード」においてです。この曲は、一般層に響きませんでした。それだけではなく、CDの売上は、2011年以降のAKB48シングルとしては最低でした。なお、開票の時点では放送されていた「戦う書店ガール」も、2010年以降の22時始まりのドラマとしては、最低の視聴率を記録していました。


予想が難しかったのは、柏木由紀の得票でした。速報においては、彼女の得票は33426票となり、指原莉乃の38151票に次いで2位になりました。これを受けて、彼女の得票は、去年の104364票から約36000票増えて、140000票くらいになると予想しました。しかし実際は、それ以上でした。62819票増えて、渡辺麻友をかわして2位になりました(167183票)。

私は、今のところ、この急増の由縁が分かりません。この増加には、彼女が1位になりたいという強い意志を示したためだという説があります。しかし、それならば今までは何で、そうではなかったのかと、不思議に感じます。


指原莉乃については、去年に獲得した141954票からの増加は、最大で4万票位だと予想していました。この増加には、(1)去年のようなネガティブキャンペーンがないことの効果、(2)ネガティブキャンペーンがあったのにもかかわらず、楽観視して、去年、彼女に投票せずに後悔した人、(3)この1年間に指原莉乃が獲得したファン、によるものだと考えていました。

これが全部加わると18万票になるのですが、可能性がある4万票の全てを票に変えることは、難しいと考えていました。具体的には、7-8割くらいかなぁとかと、考えていました。なお、予防線のようなものだったのですが、14万程度に留まることもありえると、していました。

4万票の7〜8割が加わるならば、指原莉乃の得票は、168000票から172000票になります。そして、渡辺麻友の得票を160000票から170000票と予想するのならば、指原莉乃が上回ると考えてもほぼ間違いがないように、数字だけでは判断されます。

しかしながら、対戦の相性としては、渡辺麻友が良いような感じがしていました。この辺を分かりやすく説明するためには、2人のファンに関する見解を説明しなくてはなりません。面倒なことが起ることを回避するために、ジャンケンを例にして、指原莉乃が「チョキ」であり、渡辺麻友が「グー」であると説明しておきます。


実際には、指原莉乃の得票は194049票となり、去年よりも約52000票も増えました。私の読みとの大きな違いは、この1年間に指原莉乃が獲得したファンが、私の見積の倍以上であったということです。もっと、正確に言うならば、ファンに支援者と理解者を加えたものです。これが、ジャンケン(笑)における相性などを凌駕するほど、多かったということだと思います。

新たに加わった支援者/理解者の中で、彼女に投票した人は少ないかもしれません。しかし、回り回って、かなりの得票に結びついたと思います。彼女のファン/支援者/理解者の増加をもたらしたは、著書である「逆転力」(講談社、2014年8月発売)と、バラエティー番組への出演だと思います。

彼女の一般的なイメージは、明るくて、彼女がいると場が活性化するというものだと思います。しかし、それだけならば、普通のアイドルと同じです。過去の1年において、彼女がそれ以上のものであることを理解した人が、かなり増えたのだと推測します。このことは、彼女がHKT48の劇場支配人を兼務していることから推測は可能なのですが、今までは推測を巡らす人は少なかったようです。

バラエティーの例として、2つの番組を記します。一つは、彼女が月に1度の割合で準レギュラーとして出演している「ワイドナショー」(フジテレビ、日曜昼前)です。もう一つは、彼女がメインになった「徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました」(日本テレビ、2015年2月24日)です。この回は、「指原莉乃が今、気になっている女SP」と題されたものであり、この番組(火曜日の夜)における歴代最高視聴率を記録しました。

詳細なことなので、小さな文字で記載しますが、ご興味がある方は、お読みください。

「ワイドナショー」(MC:東野幸治[進行]、松本人志)は、毎回、3人のゲストを招き、旬な話題について、語り合うものです。ゲストとして登場する芸能人/著名人には、泉谷しげる武田鉄矢など、若い女性タレントでは対応が容易でない人達が含まれています。これらの出演者たちの会話に、彼女は普通に加わり、時には、場をコントロールすることもあります。自分の頭の良さを悟られないような形で、本音に近い意見を述べることがあると同時に、弄られ役となることもあります。
これらのことにより、彼女が、若い女性の仲間内における盛り上げ役のような存在以上のものであることを、理解した人がいると思います。また、若いアイドルに求められている、規範を守るという意味での真面目さとは違う、真摯さがあることを理解した人も、いると思います。

指原莉乃が今、気になっている女SP」では、彼女が気になっている人(主に芸能人)をゲストとして呼びました。彼女の関係者*1以外には、柴田淳(シンガーソングライター)、THE石原(芸人)、大関れいか(有名な女子高生)がいました。
元々実力派であった柴田淳は、この番組によって大きく注目を浴びることになりました。このことにより、指原莉乃の裏方としての能力を理解した人がいるようです。
柴田淳は、番組に呼んでもらったことを感謝しているようです。指原莉乃が1位になったことも、お祝いのtweetもしています。THE石原は、今回の選挙戦において、指原莉乃への票を得るために貢献したようです。


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ーー以上ーー

*1:本日は晴天なり(指原莉乃の そっくり芸人)、西野未姫AKB48)、矢吹奈子HKT48