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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

AKB48選抜選挙2015におけるトップ10の知名度(しらべぇによる調査)についての考察

AKB48グループのメンバーの知名度を、ゆるキャラと比較するという記事が、しらべぇからありました(2015/07/04)[ネタりかにも転載]。タイトルは、「【ふなっしー89.0%、指原80.9%、ピーポくん61.8%】AKBとゆるキャラの知名度対決!」というものです。

しらべぇは、10日前(2015/06/24)にも、AKB48グループのメンバーの知名度について、以下の記事を書いています。これは、AKB48選抜総選挙2015後におけるメンバーの知名度について、「マインドソナー」を使って調べた結果(対象人数:418人、調査期間: 2015年6月17〜20日)をまとめたものです。

知名度が一番高いメンバーは、指原莉乃であり、80.6%でした*1


しらべぇによる今回の記事の趣旨は、AKB48グループのメンバーの知名度をゆるキャラと比べるというものです。しらべぇは、メンバーの知名度だけを示しても、どのくらいの知名度であるかが、実感として分からないからだと説明しています。

これに加えて、以前の調査から漏れていたメンバーについても調査も行なわれたようです(6月29日〜7月2日、対象人数:403人)でした。結果的に、AKB48選抜選挙2015のトップ10のメンバーについてのデータが揃いました。

このデータは、AKB48ファン、特に、AKB48選抜総選挙の各陣営にとっては、意義があるデータであると思います。しかしながら、今のところは、表面的なデータしか注目されていないようです。この記事では意義を分かりやすくするために、少し解析を加えてみました。


「マインドソナー」におけるデータを参照すると、指原莉乃は、全ての年代(20代、30代、40代、50代以上)においてトップです。男女別のどちらでもトップですので、知名度においては、彼女が突出していることが分かります。

他のメンバーにおいては、年代が高くなると、知名度が低くなります。これに対して、指原莉乃の場合には、どの年代でも知名度が高いです。最高は30代における87%であり、最低である40代以降でも79%に達しています。その差は、8%でしかありません。若い世代に比べて収入が多い年代にも知名度が高いことが、彼女が1位となれた要因の一つだと思います。

50代以上では、指原莉乃の知名度は80%です。これに対して、他のメンバーでは、一番知名度が高いメンバー(高橋みなみ)でも、64%です。この値は、指原莉乃の8割に該当します。

指原莉乃における、年齢を問わず、知名度が高い傾向は、ふなっしーくまモンのようなトップレベルの“ゆるキャラ”と同じです。現時点では、この2体とキティちゃん比べると、彼女の知名度は、6〜8%ほど低いです。このことは、彼らと比べられる領域に入ったと、肯定的に考えるべきだと思います。


AKB48選抜選挙2015においても一位である指原莉乃に続く、知名度における2位グループは、柏木由紀高橋みなみです。そして、これに続く4位は、渡辺麻友です。さらに、5位グループである松井珠理奈島崎遥香、7位グループである山本彩横山由依が続きます。最後に、9位と10位は、宮澤佐江宮脇咲良です。

2位グループの2人は、年齢別のパターンもほぼ同じです。20代では、指原莉乃とほぼ同じ、30代では約90%、50代以降では約80%になっています。

4位となった渡辺麻友は、2位グループに比べると、50代以降における落ち込みが大きいです。彼女は、ビジュアル面では、指原莉乃高橋みなみよりは優れているとされています。しかしながら、彼女たちが孫の年代に該当する年代にとっては、容姿における若干の違いはどうでも良いことなのだろうと推測します。

島崎遥香は5位グループとしましたが、年代別の知名度のパターンは、松井珠理奈とは違います。20代における人気は高く、渡辺麻友と同じですが、50代では低くなり、7位グループに吸収されます。

AKB48選抜選挙2015では6位となった山本彩は、知名度においては、上述の島崎遥香に劣っており、7位グループに入っています。評価対象に小嶋陽菜が加わるならば、さらに1位下がります。

AKB48選抜選挙2015の予想では、山本彩を1位に予想する人がいました。彼らの根拠は、彼女に握手人気があることです。(より正確に言うならば、握手券が早く完売することです)AKB48選抜選挙2015の結果は、握手人気が人気を測る一つの指標に過ぎないことを実証しました。今回は、さらに、握手人気はAKB48における人気指標であり、一般における知名度とはかなり違うことが示されました。

10名の中では知名度が最下位となった宮脇咲良においては、7位グループの知名度の約半分です。彼女は高校3年であり、松井珠理奈の一つ下の年代です。しかしながら、若くからAKB48シングルの選抜メンバーとして活躍してきた松井珠理奈とは違い、彼女がAKB48村おいて注目されたのは、去年のAKB48選抜総選挙において、選抜枠(16人)に入ってからです(11位)。

それ以来、AKB48グループにおいては、彼女の抜擢が続きました。38枚目のシングル「希望的リフレイン」ではダブルセンターの一人になり、「マジすか学園4」(日本テレビ)ではW主演の一人になりました。結果として、AKB48村では著名人になりましたが、一般層における知名度には直ぐには結びつきません。一般層においても知名度が上がるためには、まだ、時間が必要になると思います。


AKB48選抜選挙2015における得票数と、知名度の関係を調べるために、知名度1%当たりの得票数を計算しました。これを、票per知名度を呼ぶことにします。

宮脇咲良の場合は、票per知名度が約4000であり、他メンバーの2倍近いです。これは、上記の説明にあるように、村の内外の知名度が著しく違う結果です。このため、票per知名度によって、他メンバーと単純に比較すると、間違った結論を導く可能性があると思います。

ただ、確実なことは、彼女のこれからの伸びしろは、大きいと予想されることです。例えば、来年のAKB48選抜総選挙の時点で、知名度が約3割になっていれば、山本彩松井珠理奈を抜く可能性が高くなると思います。そうなれば、10代でトップに立つことができる可能性も見えてきます。

他の9人は、票per知名度が2000から2500であるメンバー(指原莉乃柏木由紀渡辺麻友山本彩宮澤佐江)と、それ以外に分けられると思います。しかし、渡辺麻友は得票数の約半数は海外票(主に中国票)であると推測されますから、実際には該当しません。彼女を除く4人の中で一番、票per知名度が大きいメンバーは、指原莉乃(約2400)です。彼女は、ファンが選挙戦を頑張っているメンバーだと見なせると思います。

指原莉乃とは違い、票per知名度が1400から1500である島崎遥香(約1400)と横山由依(約1500)に、上記の渡辺麻友と、以下に説明する高橋みなみを加えた4人は、順位がそれほど上でなくても、優遇されるメンバーです。

渡辺麻友島崎遥香は、1位になれなくても、センターにしてもらえるメンバーです。また、現在の総監督である高橋みなみと、後任である横山由依は、通常のシングル曲では、順位はどうであれ、選抜から外される可能性は低いです。このため、AKB48選抜総選挙におけるモティベーションが、それほどでもないファンがいても不思議ではありません。

さて、高橋みなみが何故、このカテゴリーに分類されるかというと、今回のAKB48選抜総選挙では、古参のファンが、年末に卒業する彼女をリスペクトするために投票をしたために、ファンの実力よりもかなり多い得票となったからです。この支援票なければ、彼女の得票は多くても10万票だと推測され、その場合は、票per知名度は1400程度になります。


最後に、松井珠理奈山本彩について比較します。2人は共に、姉妹グループ(それぞれ、SKE48NMB48)のトップであり、AKB48選抜総選挙においては好敵手であるからです。知名度は、AKB48選抜総選挙2015と同様に、松井珠理奈山本彩の順です。これだけを見れば、順当に感じますが、票per知名度においては、山本彩松井珠理奈を約2割も上回っています。

さて、AKB48選抜総選挙のあとに、一人一票であれば、山本彩が1位であっただろうという説が流れました。この説は、山本彩は人気があるにも関わらず6位であるのは妙だと考える人によるものだと推測されます。

しかし、もし、AKB48村における人気が、一般における知名度との相関が高いのならば、複数投票制が、松井珠理奈よりは山本彩にプラスになっていることになります。もちろん、複数投票制が2人にとって同じ程度の効果があるとするならば、山本彩AKB48村における人気は、一般における知名度から推定されるものよりも高いという解釈がありえます。どちらにせよ、ここで示したものに限らず、情報を上手く活かした陣営のほうが、選挙において有利になる可能性が高いと思います。


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ーー以上ーー

*1:注意しなくてはならないのは、実際の知名度は、どのメンバーについても、もう少し高いと考えられることです。例えば、指原莉乃の場合、男性は、76%女性:88%であり(おそらく小数点以下切り捨て)、これを平均すると、82%になるからです。しらべぇは、男女を問わず平均した結果であるために、これよりは低い値になっています。