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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

AKB48のこれからの曲を、「恋するフォーチュンクッキー」と比べることは益がないこと(AKB48シングル曲のMVの再生回数[Youtube] の比較)

恋するフォーチュンクッキー」(2013年8月21日発売、32th)からもうすぐ2年になります。丁度2年になる8月末には「ハロウィン・ナイト」(2015年8月26日発売、41th)が、発売されます。

「ハロウィン・ナイト」には期待する人は、少なからずいらっしゃるようです。主な理由は、センターを務めるのが、「恋するフォーチュンクッキー」と同じ、指原莉乃だからです。

この曲の公式MV(short version)[2015/07/29公開]は、かなり良くできています。MVは、指原莉乃を筆頭とする4人のメンバー(AKB48選抜総選挙2015のトップ4)がハロウィンの会場の店に入ると、ディスコが流行ったような時代にタイムスリップし、そこでは「ハロウィン・ナイト」が流れ、多くの人が踊っているというものです。もちろん、メンバーも踊ることになります。

しかしながら、この曲が「恋するフォーチュンクッキー」ほどの大ヒットになるためには、何回も幸運の女神が訪れる必要があると思います。何故ならば、「恋するフォーチュンクッキー」は、「ヘビーローテション」共に、AKB48を代表する曲になっただけではなく、2010年代前半を代表する曲になっているからです。


以下、「恋するフォーチュンクッキー」がAKB48のシングル曲として、「ヘビーローテション」と共に桁違いに成功したことをデータを使って示します。具体的には、公式MV(Full version)の再生回数(Youtube)をデータとして使います(2015年8月3日16時頃観測)。これを選んだ理由は、誰でも入手できるので、以下の結果を検証しやすいからです。

対象にした曲は、AKB48キングレコードに移籍した後の曲です。具体的には、10thの「大声ダイヤモンド」(2008年10月22日発売)から39thの「Green Flash」(2015年3月4日発売)までの30曲です。なお、最新曲である「僕たちは戦わない」(2015年5月20日発売)の公式MV(Full version)は、「ハロウィン・ナイト」の発売日に公開されます。

掲載したグラフは、公式MVの再生回数(Y軸)を公開日数(X軸)に対して、散布図にプロットしたものです。素データを含む表(画像)は、ブログ記事の中頃に掲載しています。

図には近似曲線(指数近似)を加えています。この近似式は、Excelを用いて求めています。近似曲線によって、30曲は、成功した曲(上側)と、そうでない曲(下側)に、おおまかに分けることができます。

【近似式】
再生回数 = a * exp(b * 公開日数)
a = 2143699.011、b = 0.001444726(共に、以下の式[Excel]により算出)
【算出式】
a = EXP(INTERCEPT(LN(公開日数の区間)、再生数の区間))
b = SLOPE(LN(公開日数の区間),再生数の区間)

このグラフをみると、「恋するフォーチュンクッキー」も「ヘビーローテション」も、近似曲線よりも遙かに上にあることが分かります。

恋するフォーチュンクッキー」の近似式に公開日数を代入すると、5,419,735回になります。観測時の再生回数(79,743,688回)は、この約15倍(14.714)です。また、2つの値の差は、約7432万回です。

「ヘビーローテション」も、近似式に公開日数を入れた値(28,462,646回)より、約8986万回多く再生されています(118,327,590回)。

この2曲は、再生回数と、現在における1日当たりの再生回数、において他の曲を上回っています。前者は「ヘビーローテション」がトップであり、後者では「恋するフォーチュンクッキー」がトップです。この2曲が突出しているのは今までも分かっていたのですが、グラフにすると、実感としてより分かりやすいです。

このことから、これから発売するどんな曲でも、この2つの曲と比べることは妥当ではなく、益がないように思います。なお、タイトルでは「恋するフォーチュンクッキー」だけを言及しましたが、これは最近の曲のほうが比較対象になりやすいからです。


グラフを観ると、この2曲に続くのは、「ポニーテールとシュシュ」、「Everyday、カチューシャ」、「フライングゲット」(発売順)の3曲であることが分かります。客観的な指標として「再生回数/近似曲線値」と「再生回数/近似曲線値」を表に記します。表では、高い値の場合は暖色系、低い値の場合には、暖色系に枠を塗っています(共に2段階)。

この2つの指標と、再生回数において、この3曲は、3位から5位を占めています。この3曲に、「恋するフォーチュンクッキー」と「ヘビーローテション」を加えた5曲をAKB48を代表する曲だと見なして、ほぼ間違えはないと思います。

「再生回数/公開日数」は最近に公開している曲には有利な指標です。一般的に、1日あたりの公開回数は、公開当初には大きく、その後は徐々に減っていく傾向があるからです。これは、再生回数では、公開日数が多い曲に有利なのと、反対です。

「再生回数/公開日数」にはこのような傾向があるのにもかかわらず、2012年以降の曲で、トップ5に入っている曲が、「恋するフォーチュンクッキー」だけであることは、現在のAKB48には以前のような勢いがないことを示しています。このことは、近似曲線の2回微分(加速度に対応)が正になっていることにも現れています。


「再生回数/公開日数」と「再生回数/近似曲線値」の2つの指標を基にして、上記5曲に次ぐ曲を選ぶならば、「ギンガムチェック」になります。この曲は、AKB48選抜総選挙2012においてトップになった大島優子が務めています。

ギンガムチェック」を含んだ6曲の中の4曲は、AKB48選抜総選挙のトップがセンターを務めた曲です(2010-2013年)。残りの曲は、CDにAKB48選抜総選挙の投票権が入った曲です(2010-2011年)。なお、AKB48選抜総選挙2014年でトップになった渡辺麻友がセンターを務めた「心のブラカード」は、2つの指標共に凡庸な値です。

前の段落の記載をものに、AKB48について語るならば、AKB48のピークは2010-2011年であり、2012年以降は基本的に凋落したが、2013年において一時的に盛り返したということになると思います。

もちろん、「心のブラカード」が凡庸な結果に終わったのは、センターを務めた渡辺麻友に起因するものであり、AKB48の勢いは、2012年のレベルを維持しているという解釈もあると思います。


「ハロウィン・ナイト」の公式MV(full version)の再生数は、それほど上がらない可能性があります。上記のように公開されるのは、次のCDの発売日(11月後半)であり、既にハロウィン(10月31日)は終わっているからです。季節限定の題材である「ハロウィン・ナイト」の評価には、今までとは違う指標を用意する必要があるのでしょうが、今のところは思いつきません。

さて、この記事の趣旨は、「ハロウィン・ナイト」の比較対象に「恋するフォーチュンクッキー」を選ぶことは、妥当でないということを示すことです。

去年は、「心のブラカード」のセンターを務めた渡辺麻友が「恋するフォーチュンクッキー」を対抗意識を表す発言を認めに、2つの曲の比較がされるようになりました。「心のブラカード」が残念なことに終わったので、これは渡辺麻友に対して気を使わなくてはならない状況を起こしました。

指原莉乃は、渡辺麻友とは違い、自分のセンター曲である「恋するフォーチュンクッキー」を対抗意識を持つことはないと思います。それならば、周りも意識する必要がないように思います。それに、上述にもあるように、季節限定の題材を扱っているので、意識をしても仕方がないところがあります。


ーー以上ーー