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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

AKB48グループのメンバーに対する関心度の年齢別、地域別分布のデータ(「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チーム)を、もう少し解析してみた。

AKB48グループのメンバーに対する関心度の年齢別、地域別分布についてのデータが、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チームにより示され、記事になりました。対象メンバーは、AKB48選抜総選挙2015における、上位16人です。

今回は、この2つのデータを素データにして、更に解析をしてみます。残念ながら、Yahooの記事では、関心度の定義は記載されていません。


1.年齢別データ

年齢別の素データを、Yahooの記事から抽出して、以下の表に示します。年代は、6つの年代に分類されています。具体的には、10代以下、20代、30代、40代、50代、60代以上です。

全員に共通な傾向は、20代から40代における関心が高いということです。この3つの年代における平均[各々のメンバーにおける関心を単純平均]は、20%であり、足し合わせると80%弱にになります。
これに対して、10代以下と60代以上では、10%以下であり、特に60代以上では4.00%と極めて低くなっています。

トップになった指原莉乃は、50代と60代以上でも落ち込みが少ないことが特徴です。彼女はこの両年代における数値はトップであり、特に、60代以上では突出しています。

彼女は、他の年代に比較するならば、10代以下において数値が低なっています。しかしながら、これは他の年代において関心が極めて高いので、10代以下において、相対的な数値が低くなったに過ぎません。これについては、以下に示すことにより、自明になると思います。

なお、他の年代に比較して、10代の関心度の割合が大きいメンバーは、宮脇咲良島崎遥香渡辺美優紀の3人です。


次の表は、AKB48選抜総選挙2015における各メンバーの得票数に、各年代の関心度を掛けたものです。各年代における得票数に、相関性が高いと考えています。

しかしながら、極めて高いわけではないので、データの利用は、これを把握してた上で行うことをお勧めします。相関度を低くする要因は、2つあります。

一つは、一人あたりの投票数が年代によって使うことです。これは、学生における一人あたりの投票数が、独身の社会人よりは低いことなどが、影響しています。それから、独身の社会人においては、新入社員よりも中堅社員の方が一人あたりの投票数多い傾向が多いようです。

もう一つは、中国票を主になる海外票の存在です。これについては、海外票が半分弱を占める渡辺麻友以外には、それほど気にしなくてよいと、考えます。


AKB48選抜総選挙2015の結果における1位から3位の3人(指原莉乃柏木由紀渡辺麻友が)は、4つの年代において、トップ3を占めています。例外は、宮脇咲良が2位に入った10代以下と、高橋みなみが3位になった30代だけです。

4万票以上の投票がある年代は、指原莉乃柏木由紀における3つの年代(20代、30代、40代)、渡辺麻友における2つの年代(20代、30代)、高橋みなみにおける1つの年代(30代)です(図あり)。選挙において上位になるためには、幅広い層から票を集める必要があるので、指原莉乃柏木由紀が1位と2位、渡辺麻友が3位、高橋みなみが4位であるのは、もっともらしい結果です。

この4人を、得票の中心の年代の高い順に並べると、指原莉乃(中心の年代:30代、40代)、高橋みなみ(30代)、柏木由紀(20代、30代)、渡辺麻友(20代)となっています。指原莉乃高橋みなみを注目する人の年代が、柏木由紀渡辺麻友を注目する人の年代よりも高いことは、もっともらしいです。

2人は、それぞれ、HKT48劇場支配人とAKB48総監督を務めています。これらの役職を務めること関する評価には、ある程度の社会経験が必要です。高い年代では、これらの点において関心を持つ人が加わります。

共に、同じ3つの年代で4万票以上の得票がある、指原莉乃柏木由紀の違いは、その上の2つの年代(50代、60代以上)の得票にあります。両年代において、指原莉乃柏木由紀にダブルスコアをつけています。50代では、指原莉乃が34929票であるのに対して、柏木由紀は約16718票であり、60代以上では、指原莉乃が19405票であるのに対して、柏木由紀は6687票です。この違いが、総得票数における約2万7千票の差を作り出しています。

2人の得票は、他の年代に比べると、10代以下では低いです。それでもは、指原莉乃は4位、柏木由紀は3位に入っています。


来年には、トップを狙える位置に入る可能性がある5位から7位(松井珠理奈山本彩宮脇咲良)についても、図にしまた。5位と6位の2人の違いは僅かであり、その違いは30代と40代において松井珠理奈が上回っていることにあります。

宮脇咲良の20代から40代における得票が少ないことは、彼女は3人の中で最年少(高校3年)であることが関係しています。彼女の知名度が上がったのは、初めて選抜枠(16人)に入った、去年のAKB48選抜総選挙のあとからです。


2.地域別データ

各メンバーの地域別の知名度の素データを、Yahooの記事から抽出して、以下に示します。なお、Yahooの調査では、「関東(東京以外)北信越」と「東京」というカテゴリーがありましたが、この記事では「関東、甲信越、北陸」としてまとめました。この地域の人口の合計は約510万人であり、そのなかの84(42.8%)が関東の人口です。

AKBグループ全体の関心度の、地域による違いを知るために、各地域におけるメンバーの関心度を単純平均した値を求めました。さらに、これを各地域の日本全体の人口に占める割合で割った数値を求めました。この値が1より大きい地域は、AKB48グループに関心が高い地域を意味します。

関心が平均以上である地域は、関東(1.31)、近畿(1.08)であり、これに東海(0.93)が続きます。それぞれ、AKB48NMB48SKE48の地元です。

関東は、本家であるAKB48の地元です。このため、グループやメンバーのテレビ出演は、他の地域に比べると、かなり多いようです。このため、関心度も高くなっていると推測します。

近畿における値が平均値よりも大きいのは、NMB48吉本興業系であることが関係していると推測します。おろらく、彼女たちのテレビ出演は、他の地域に比べると多いと思います。

東海の値が平均値を下回っているのは、東京や大阪に比べると、芸能活動が難しいということが関係していると推測します。なお、SKE48メンバーが仕事が少ないと、ブログなどで自虐することは、他のグループメンバーよりも目立ちます。

九州の値が0.57%と低いことには、2つ要因があると考えられます。一つは、HKT48の地元である福岡県の周辺の県における関心度に比べると、鹿児島、沖縄などの遠方の県における関心度が低いためだと思います。例えば、鹿児島県における関心は、県出身である柏木由紀宮脇咲良に集中している可能性があります。もう一つは、関心がHKT48メンバーに集中していることがあると推測します。これは、次に示すデータに大きく現れています。


以下に示す表は、各メンバーの各地域における値を、地域の平均で割った値を示します。例えば、九州における平均は6.50であり、指原莉乃HKT48)は10ですから、彼女の九州における値は1.62となります。表では、1.1以上の値の場合(AKB48SKE48NMB48HKT48の地元のみ)には、背景をオレンジ系の色にしています。

指原莉乃における九州における値[1.62]は、96個の値(6地域 X 16)の中で2番目です。トップは東海における松村香織SKE48]の2.01です。3番目と4番目には、宮脇咲良[1.46]と松井珠理奈SKE48)[1.34]が入っています。

SKE48は、高柳明音柴田阿弥が東海において、1以上になっています[それぞれ、1.54と1.25]。例外は宮澤佐江[0.96]です。彼女の値がほぼ平均であるのは、AKB48からSHNへ移籍後、SKE48の兼任になったことが影響していると推測します。

NMB48メンバーである山本彩渡辺美優紀は両者ともに、関西において、1.26になっています。横山由依AKB48)がこれと遜色がない値[1.20]となっているのは、関西(京都府木津川市)出身であることが影響していると思います。なお、どのメンバーでも出身地において、値が高いわけではありません。愛知県(一宮市)出身の北原里英の、東海地方における値は、0.96です。

「関東、甲信越、北陸」における値がトップなのは、武藤十夢AKB48)です[1.18]。彼女の地元は東京であるようなので、他の地域における関心を得ることは難しいということかもしれません。


次に、AKB48選抜総選挙2015における各メンバーの得票を、地域別の関心度に基づいて、各地域に割り当てたものを表にします。表では、各地域における3位までのメンバーと、4位から6位までのメンバーにおける数値の背景をオレンジ色、および、黄色系で塗っています。

この表を使うには、2つの留意点があります。1つ目は、Yahoo調査の結果である一般的な関心度の分布と、ファンの分布は違うということです。2つ目は、AKB48選抜総選挙に対するファンの熱さはグループによって違うことです。これに関しては、SKE48は熱く、NMB48ファンは生暖かいとされています。

表から第1に言えることは、指原莉乃は、どの地域においても強いということです。全ての地域において1位の得票を得ています。

2位と3位は、柏木由紀または渡辺麻友のどちらかです。地域別にみると、柏木由紀が上回っているのは、「関東、北陸甲信越」と「九州」だけです。なお、実際には、日本国内のすべての地域において、柏木由紀が上回っていると推測されます。これは、渡辺麻友の場合は、中国票を含む海外票が半数弱であるために、表に示した値のほぼ半数強が実際の値だと推測されるからです。

ただ、表において、「関東、北陸甲信越」と「九州」においてだけ、柏木由紀渡辺麻友を上回ったことは、もっともらしいです。九州には彼女の出身地である鹿児島があります。それから、「関東、北陸甲信越」には、彼女が兼任をする、NGT48の地元である新潟県が含まれています。

AKB48選抜総選挙2015における5位から7位までの3人(松井珠理奈山本彩宮脇咲良)は、全体の順位よりも地元における順位の方が、1位または2位上になっています。具体的には、松井珠理奈は東海で4位、山本彩は近畿において5位、宮脇咲良は九州において5位になっています。

この他、松村香織AKB48選抜総選挙2015:13位)は、東海において6位になっています。


3.「得票につながりやすいメンバー」と「得票につながりにくいメンバー」

Yahooの調査では、「ツイート数vs得票数」と「検索数vs得票数」の散布図を示し、これを基に、2つのクラスター(第1:11人、第2:5人)に分けることができるとしています。第2クラスターは、山本彩島崎遥香渡辺美優紀宮脇咲良宮脇咲良横山由依から構成され、第1クラスターは、それ以外です。

なお、私には、「ツイート数vs得票数」における横山由依宮脇咲良、「検索数vs得票数」における横山由依は、第1クラスターに入るように見えます。この観点によると、完全に分離できるのは、山本彩島崎遥香渡辺美優紀の3人だけになります。

このため、横山由依には、第2クラスターから除外した方が妥当であるように思います。以下のこの記事における議論は、第2クラスターを山本彩島崎遥香渡辺美優紀宮脇咲良の4人であるとして行います。


Yahooの調査では、この結果に基づき、第1クラスターを「得票につながりやすいメンバー」、第2クラスターを「得票につながりにくいメンバー」としています。このことは、私には、ツイート数および検索数が、人気との相関性は高いものの、極めて高くはない結果であると見えます。また、人気と得票数との相関性も、高いものの、極めて高くはないことは同様です。

第2クラスターの4人は、20代前半までにおける注目度が高いという特徴があります。10代以下においては、宮脇咲良が11、島崎遥香渡辺美優紀が10であり、トップ3を占めています。平均は、6.69ですので、約150%になっています。山本彩も7であり、平均以上です。20代においては、渡辺美優紀は38(2位)であり、平均である30.25の約125%になっています。他の3人も平均以上になっています。

20代前半までには、学生が含まれている割合が、他の年代に比べると大きいです。学生の特徴は、社会人に比べて、時間的に余裕があるが、金銭的な余裕が限られているということです。このことが、得票につながりにくい年代であることにつながります。

学生は、時間に余裕があることにより、twitterや、本業以外のための検索することを多くすることが可能です。また、交流する相手が多く、tweetする内容や数にも抑止力が少ないです。このことは、会社の管理職にある人においては、AKB48関係のことをtweetすることに強い抑止力があることと、大きく異なります。

金銭的な余裕がないことは、他の年代に比べて、一人当たりの投票数が少ないという結果になります。例えば、独身の中堅会社員に比べれば、平均的には投票数が少ないことは、明らかです。


宮脇咲良を覗く3人(山本彩島崎遥香渡辺美優紀)は、tweetをしています。調査の対象になった16人では、10人がtweetをしています。

実は、この3人を他から際立たてるデータを、最近、見つけています。具体的には、AKB48の新曲「ハロウィン・ナイト」(2015年8月26日発売)についてのtweetに関するものです。このデータは、以下の記事の最後の方に記載してあります。

「ハロウィン・ナイト」の発売日の前日から翌々日までおいて、メンバーによる「ハロウィン・ナイト」を入れたtweetに関する調査結果がをまとめたものが、以下の表です。

この3人だけが、「ハロウィン・ナイト」についてのtweetまたはRTをしていません。なお、山本彩渡辺美優紀は、「ハロウィン・ナイト」が披露されたミュージックステーションへの出演(8月28日)については、twitterにおいて、それぞれ、事前告知、事後報告をしています。しかしながら、「ハロウィン・ナイト」の名前は出していません。

順当に解釈をするならば、この3人は「ハロウィン・ナイト」には関心が薄いということになると思います。または、出来る限りのことをしているわけではない、ということだと思います。

不思議なことに、ファンのあり方や基質は、メンバーと似ている傾向があります。3人のファンが、他のメンバーのファンに比べると、AKB48選抜総選挙には関心が少なく、投票に出来る限りのことをしていないということは、十分にあり得ることだと思います。このことは、3人が、「得票につながりにくいメンバー」であることを裏付けるものになるかもしれません。


ーーー以上ーーー