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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

twitterには先行者利益があることを示してみる。

以前、twitterには先行者利益があると記事に書きました。簡単にいえば、フォロワーの獲得には、twitter歴が長い方が有利である傾向があるということです。

先行者利益があることはどこでもあることであり、私には自明なのですが、何らかの形で示したいと思っていました。

なお、該当記事は、tweetのRT数を、AKB48グループを例をして調べた記事でした。何故、AKB48をグループを選んだかというと、国内のメンバーだけでも300人を超えるので、twitterをしているメンバーも多いからです。しかも、メンバーのアカウントをまとめているサイトもあるので、データを得やすいです。

twittter歴が長い方が有利なことは、フォロワー数が多い人の方が、一日当たりのフォロワー数増が多い傾向あることを示せば、半分くらい証明されたことになると思います。それを示す前に、少しだけ前説をすることにします。


twitterアカウントを持つ人が、知人でない人を新たにフォロワーに加える場合は、話題になった人が多いです。twitterの内容が面白いとか、有益であるということのよってフォローに加えることは、意外に少ないようです。特に、アカウントを開設して間もない人にはその傾向が大きいようです。とりあえず、フォローしてから、支障があれば削るということが、よく行われているようです。

例えば、又吉直樹さんの場合には、芥川賞の候補になって話題になることにより、急激にフォロー数が増えました。発表日(2015年7月16日)の周辺においては、1週間で2万にくらい増えたようです。

彼とそのファンの方には大変に申し訳ないのですが、彼のtwitterは極めてエンタメ的なわけではなく、また、芥川賞を受賞したことにより、違いが生まれたわけではありません。つまり、tweetの内容を評価したというよりも、芥川賞を知って、彼に興味を持った人が、フォロー数が急増した要因のようです。芥川賞受賞者は稀ですが、現象的にはよくあることが起きたということです。

さて、発信が多すぎるtwitterは、とりあえずのフォロワーには敬遠されるようですが、彼の場合はその懸念はありません。彼のtwitter歴は4年4ヶ月なのですが、この間におけるtweetは387個(2015年11月3日現在)ですので、ツブヤキ過多な人ではないからです。内容にも特に違和感を感じるものはありません。このため、フォロワーがの定着率は高いと推測します。


フォロワーが多い人について、その新規フォロワーのアカウントをみると、新たにtwitterのアカウントを開設した人がかなりの割合を占めています。開設して間もないことは、tweet数、フォロワー数、フォロー数、お気に入り、が少ないことから、ほぼ推測が付きます。

新規開設した人が、フォローをする人を何人か決める場合には、話題になっている人を含めた、著名人から選ぶことが多いようです。この際に、参考されることがあるのが、フォロワー数ランキングです。ちなみに、日本におけるトップは、現時点では有吉弘行であり、500万人弱のフォロワー数があります。

日本でtwitter開設者が少ない時代から始めた人は、その時代には選択の対象になりやすかったはずです。そうすると、ランキングの上位にに入りやすくなり、そのことがさらに、フォロワー数を増やすことになります。ちなみに、有吉弘行twitterを開設したのは、2010年2月のことです。それよりも、早く開設した人もいるので、彼がトップである理由は、開設が早かったからだけではないことが分かります。


本題に入ることにします。残念ながら、フォロワー数が多い人における、フォロワー数と一日当たりのフォロワー数増を表で提供しているサイトは見つかりませんでした。でも、フォロワー数に相当するものに着目しているサイト(トップ100)はありました。

以下のサイトでは、フォロワー数からフォロー数を引いた数である、フォロワー超過数、および、純増数(フォロワー超過数の増加)着目しています。なお、トップ100内のアカウントでは、フォロワー数とフォロワー超過数が著しく違うアカウントは、ほとんどありません。



フォロワー超過数が人において、一日当たりの純増数が多いという傾向があることは、上記ページを観れば、分かると思います。

しかしながら、それではあまりにも不親切のように思いました。また、データは翌日の2時に集計、更新され、その前のデータのデータは提供していません。このため、10月30日(金)から11月2日(月)の4日間について、フォロワー超過数vs純増数の散布図を、僭越ながら作成してみました。図には、近似曲線(指数近似)を加えました。


なお、4日間も観測したのは、平日と土日では、フォロワー数の増え方が違うからです。なお、11月3日(火)は祝日なので、11月2日(月)は普通の平日よりも、少しだけ土日に近いと思います。

近似線の傾きは、どの図でも正です。著名人の場合、twitterを開始した直後におけるフォロワー数増加率は極めて多く、それが徐々に減り、やがては、ほぼ定常状態になります。このため、特定の個人について、フォロワー数(X軸)に対してフォロワー数増(Y軸)をプロットにすると、傾きが負になる区間が多いことが、一般的です。これに反して、この図における傾きが正であることは、先行者利益があることを意味しています。

参考のために、純増数について、基本統計量を記載します。4日共に基本的な傾向は同じです。平均よりも中央値(メジアン)は小さく、尖度と歪度は正です。
尖度と歪度にご存知のない方がいらしゃるかも知れませんが、ここでは説明を加えません。尖度は文字通り、ピークが尖っているという意味ですが、歪度の説明は少し面倒なのです。

10/30(金) 10/31(土) 11/1(日) 11/2(月)
平均 636.67 900.3 1010.61 728.6
中央値 (メジアン 556.00 745.00 807.50 606.50
標準偏差 553.91 760.50 855.49 642.52
尖度 2.76 1.62 1.68 4.47
歪度 1.33 1.18 1.21 1.64
最小 -194 -192 -248 -237
最大 2810 3491 3681 3657

日による違いは、標準偏差を見ると分かりやすいです。1番目大きいのは日曜日、次が土曜日、そして、平日は3番目と4番目です。これは、土日では、フォロワー増が増えるアカウントが多く、またその度合も大きいことにより、バラツキが大きくなるためです。


次に、twitter歴とフォロワー数の関係を、AKB48の初期における中心メンバーに対して示します。具体的には、神7と呼ばれていた7人です。この選択をした理由は、同様の属性を持つグループ内のほうが、解釈をし易いからです。なお、この内の4人(前田敦子篠田麻里子板野友美大島優子)は既に卒業しており、現メンバーは、3人(小嶋陽菜渡辺麻友高橋みなみ)だけです。

近似曲線の傾きは、twitter歴が増えるにしたがって、増えています。これは、先行者利益があることを示しています。AKB48不動のセンターであった前田敦子のフォロワー数は、小嶋陽菜篠田麻里子板野友美、よりも少ないです。これは、彼女のtwitter歴がこの3人よりも短いためだと思います。

前田敦子大島優子は、近似曲線の上に位置します。これは、この7人の中ではtwitter歴より予想されるよりも多いフォロワーがいることを意味します。前田敦子は、上述のようにAKB48不動のセンターあり、大島優子はNo2であったなので、分かりやすい結果です。


AKB48についての触れましたので、最後に、卒業がフォロワー数の増加に影響するかのデータを最後に示したいと思います。上記7人の他に、比較のため、指原莉乃、そして、せっかくですから、柏木由紀島崎遥香のデータも加えたいと思います。

問題は、該当するデータがあるかどうかでした。指原莉乃については、毎日、フォロワー数を観測している人がいることは把握しています。他のメンバーについても、観測している人はいるはずです。これは、柏木由紀のフォロワー数に妙な急増が起きた際に、データが示されたことからの推測です。しかし、提供しているサイトは見つかりません。

そこで、フォロワー超過数を提供しているサイトのデータを、再びお借りすることにしました。例えば、前田敦子についてのデータは、以下のページにあります。なお、対象とするメンバーにおいては、フォロワー数とフォロワー超過数は、ほとんど同じです。混乱を避けるために、以下ではフォロワー数と記載します。

グラフには、最近の28日毎のフォロワー数の変化を示しました。柏木由紀以外は、時間の経過とともに、フォロワーが増えています。

まず、フォロワー数が200万人以上である4つのアカウント、小嶋陽菜篠田麻里子板野友美前田敦子(フォロワー数順)について、記載します。小嶋陽菜前田敦子のフォロワー数の伸びは、フォロワー数から期待されるのものと、ほぼ同じだと推測しています。これに対して、篠田麻里子板野友美は下回っています。

結果として、観測期間内において、小嶋陽菜篠田麻里子を逆転しています。また、前田敦子板野友美に近づきつつあります。

篠田麻里子板野友美は、卒業する前は、新規開設した人がAKB48ファンである場合に、フォロワーされることがほとんどであるメンバーであったと思います。しかしながら、現在は、その対象者ではありません。

当時における2人の人気の要因の一部は、AKB48における関係性から生まれるものでした。例えば、篠田麻里子の「麻里子さま」というキャラは、AKB48内にいることにおいて、有効に機能するものでした。

当然ながら、卒業後は、あまり機能しなりました。このことが、以前ほどの活躍にはなっていない一因になっています。とはいえ、200万を超えるフォロワーがいるということは財産ですし、知名度は高いので、それを上手く活かしていけばいいと思います。

前田敦子は、卒業後、映画、ドラマにおいて活躍しています。このため、同様のフォロワー数を持つアカウントと、同レベルでフォロワーが増えています。


もう一人の卒業生である大島優子は、フォロワー数において著しいロケットスタートをしました。そして、その勢いは長い間続きました。でも、最近になってフォロワー数の伸びが落ち着き、同様のフォロワー数を持つアカウントと同レベルになってきました。

この結果、フォロワー数の伸びが大きい、指原莉乃との差が縮まってきました。なお、大島優子は、指原莉乃よりも、121日後発ですので、彼女のフォロワー数の方が少なくなっても、彼女の名誉を損なうようなものではありません。

指原莉乃については、AKB48選抜総選挙2015においてトップになってから、フォロワー数の伸びが一段階、加速した感があります。彼女は、現在では、AKB48グループの代表的存在になっています。さらに、テレビなどにおけるタレントとして活動も順調であり、同年代の女性タレントのトップグループに入っています。ある意味で彼女は、AKB48とは別物になりつつあります。

AKB48ファンの中には、彼女の活躍を、タレントとしてのものであり、アイドルとしてではないと認めようとしない人がいるようです。しかし、その価値観は、アイドルを疑似恋愛の対象として見なす人達において濃度が高いものであり、世間おける割合はかなり少ないです。そして、世間の多数派における認識が、卒業後に成功するためには重要です。


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