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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

古市憲寿はその現象をどんな単語で言及すればよかったのか、それとも言及したコト自体が問題なのか?(「ワイドナショーSP」(元旦の朝)における「劣化]発言)

元旦の朝に放送された「ワイドナショーSP」を観ました。この番組の内容は毎回、ニュースになるのですが、今まで私が観た回では、物議を醸すようなものはありませんでした。

ところが今回は、古市憲寿ウエンツ瑛士に問いかけた際に使った「劣化」という言葉が放送後にネットなどで物議を醸しました。具体的には、「ハーフって何で劣化するのが早いんでしょうね」という発言でした。おそらく、「ハーフ」とは、日本人と白人の間のハーフという意味で使われていると推測します。

「劣化」という言葉については、指原莉乃「モノに対して使う言葉の感じがしますよね。人ではなく。」と即座に指摘しました。その場における古市憲寿以外のメンバーは、この考えを共有したように見えました。

なお、この3人のゲストコメンテイターの他の出演者は、MCである東野幸治松本人志、そして、他のゲストコメンテイターである、ヒロミと安藤優子でした*1


ウエンツ瑛士は、一旦は、古市憲寿の言葉、「何だよ」と2度くりかえして怒りを表しましたが、冷静を取り戻し、この現象について説明しました。

彼の説明は、日本人とは「老け方」と「太り方」が違うというものでした。でも、この違いは、日本人と白人の違いと同じであり、ハーフの特徴ではないように私は思いました。しかし、その場のメンバーはこれで納得したようです。

他のメンバーとやり取りをしながらの説明が終わるとCMになり、CMが開けると他の話題になっていました。


私としては、何かもやもやしたもの(計3つ)を感じて、番組の終わりを迎えました。

一つは、古市憲寿の問いはハーフにおける現象なのにもかかわらず、ウエンツ瑛士の応えは、白人における現象であったことです。もし、現象がハーフと白人が同じならば、彼はそれをシッカリと述べるべきでした。

もう一つは、「劣化」という単語の代替が示されなかったことです。彼は最初に「何だよ(怒り)」と怒りを表したのですが、にこやかに、間違えを指摘し、代替を示した方ががスマートな対処であったと思います。その方が、私を含めた視聴者にとって、情報量が大きかったですし、また、ネットで物議が醸されるようなことは起きなかったと思います。

彼が代替を示さなかったのは、それを持っていなかったからだと思います。上記のように、彼はその現象を、「老け方」と「太り方」が違うと表現しました。しかし、「老けが早い」という表現は。当事者が使うならばOKですが、当事者以外が使うと問題視される可能性がある表現です。もしかしたらば、古市憲寿が「老け方」という言葉を使っても、彼は憤慨したかもしれません。

私の観点では、「老い」は現象とは直接の関連がありません。3番めにモヤモヤしたことは、この関連付けです。この時まで私は、該当現象に、「老い」という概念を結びつけたことはありませんでした。


私の認識では、この現象は、日本人が白人の年齢を推測すると、実際よりも上に推測してしまう傾向です。でも、これは年齢推測過程が日本人向けに最適化されているためです。なお、この現象は日本人だけではなく、他の東アジアの人達についても該当するようです(以下のリンクを参照)。

philhardison.hatenablog.com


もう少し詳しく記するならば、白人を基準にすると、日本人は身体の成長過程が緩やかです。そして、白人を基準にするならば、日本人のそのMAXに至る前に止まる傾向があるように見えます。

「老い」については、生まれたときから始まるとされています。科学的な意味での「老い」が顕著になる年代に違いがあるかどうかは分かりません。もし、日本人の「老い」が遅いようにみえるならば、それは、成長過程のMAXのあり方が要因になっている可能性があります。

「身体の成長過程」に関係する他のこととしては、顔立ちのクッキリさがあります。これも白人のほうが現れるのが早いです。番組では、2歳におけるウエンツ瑛士の写真が示されましたが、平均的日本人の同年代に比べると、極めて顔立ちがクッキリしています。

以上の2つの要因が、「身体の成長過程」が年齢推測過程を誤らせてしまう主な原因だと思います。その他に、十代までは、平均身長の違いが大きな要因となります。

私は最近は白人とは付き合いがないので、確認はできていませんが、おそらく、彼らはこのことをマイナスに思ってはいないと推測します。彼らにとっては、日本人が緩やかなだけですから…。

しかしながら、ハーフであるウエンツ瑛士の感覚は、おそらく、それとは少し違うのだと推測します。それに加えて、彼が芸能人であることが、違いをより大きくしているように思います。


ハーフは芸能界において有利です。その要因には、芸能人は容姿で評価される度合いが多くことがあります。

テレビ番組に極めて美形の芸能人が出演しすることを好む人達がいます(その中には該当しない出演者をバッシングする人もいます。)。このような需要がために、ゴールデンドラマの題材に制限が生じているようです。ドラマ愛好者には、制約がない深夜ドラマを好むもいます。

ハーフはこの点におけて高く評価されているようです。何故、そのような評価を受けるかというと、ハーフは、若いうちから顔立ちがクッキリしており、現代の日本では顔立ちがクッキリしていることとを、容姿として大きくブラスに評価する傾向があるからです。

なお、この点では白人も同じなのですが、何故、芸能界において、白人よりもハーフの方が有利なのかは、分かりません。


しかし、ハーフが芸能界において有利なことは、この傾向は年齢とともに減っていきます。芸能人は、(日本人による年齢推測過程において)若く見える方が評価される傾向があるからです。特に女性の場合には、顕著です。

例えば、(現時点では)CMなどに多数起用されているベッキー(31歳)に対しては、去年(2015年)になってから、[劣化」と評するネットにおける書き込みが増えてきました(不適切な表現です)。

ウエンツ瑛士(30歳)も、自分の段々と芸能界における需要が減っているとを、意識していたのだと思います。それ故に、大きめの反応になったのではないかと、思います。もしかしたらば、ベッキーに対するネット上の不適切な言葉使いを知って、苛立っていたかもしれません。


古市憲寿の「劣化」発言の直前において、番組では、ウエンツ瑛士は子供の頃のことが話題になっていました。彼は、自分の子供の頃のことを「天使過ぎる美少年と呼ばれていたと」しています。そして、松本人志は、以前、他の番組において、彼の写真を観た時の感想を、「笑ってしまうほどカワイイ」と評しています。2歳における彼を写真を観た共演者も、ほぼ同じ感想を持ったようです。

その場では、現在のウエンツ瑛士の容貌については誰も触れませんでした。でも、触れないことは、現在の彼を子供の頃を比べると、評価が下がったと暗示的に述べていることと同等です。

なお、私においては、大きな評価の違いはありません。私は、顔立ちがクッキリとしているということに大きな付与をしないことが関係すると思います。


普通の番組ならば、明示的には誰も述べずに、話題はこれで終了したと思います。でも、この番組では、この先に進みました。そのような特徴を持った番組なのです。

そのような番組の展開において、古市憲寿の「心がない」キャラは今までは役に立ってきました。なお、この「心がない」という言葉は、彼自身が自分を表する際にも使っているようであり、ある種の褒め言葉でもあります。

今回も、明示的な発言をしたことは、番組の流れとしては、役にたったと思います。しかし、「劣化」という言葉は、指原莉乃が指摘したように、妥当ではありませんでした。

なお、私には、古市憲寿には、大きな悪意があったようには見えませんでした。その後の様子から推測すると、少しエッジを効かせ過ぎたくらいの認識だったと思います。


ウエンツ瑛士は、この番組をもう少し格調高い番組だと思っていたように見えます。これは、「2015年一番おもしろかったテレビ」という事前アンケートに、彼が朝まで生テレビ、激論!戦後70年の総括と日本の未来」という番組をあげたことからの類推です(番組の冒頭で紹介)。

この種の格調高い番組でしたらば、該当現象の表現は暗示的なものに留まったと思います。しかしながら、「ワードナショー」は、出演者を賞賛するだけではなく、そのマイナスと判断される可能性がある部分にも切り込みます。そして、切り込まれるのは、ウエンツ瑛士だけではありません。


古市憲寿は、今回、指原莉乃「どうしたらば、みんな、アイドルみたいにモンスターになれるんですかね。」「ファンから色んなもの搾取して、どんどん自分たちの存在を大きくして、モンスターそのものですよね。」と攻め込んでいます。これを聞いて、自分の認識を代弁してくれたと、喜んだ人もいたようです。

これに対して、指原莉乃は、劇場支配人を務めるHKT48のドキュメンタリー映画監督にチャレンジしたこと(2015年1月29日公開)と、去年は明治座において座長公演をしたことを織り交ぜて、応答しています。

指原莉乃の応答に対して、古市憲寿は頷いています。したがって、少なくともある程度の納得をしたのだと思います。また、自分の認識を代弁してくれたと喜んだ人達のアイドルに対する認識も、少し変わったかもしれません。指原莉乃は、このような予期される効果に加えて、自分の業績に触れる機会を与えてくれたことを、古市憲寿に感謝したと推測します。


このことを踏まえるならば、「ハーフって何で劣化するのが早いんでしょうね」という言葉も、ハーフに対する理解を深める機会をもらったのだと、解釈することができた可能性があると思います。とは言うものの、この番組の常連である指原莉乃(去年までに17回出演)に可能であったとしても、初出演であったウエンツ瑛士にそれを求めることは酷であることは、私も理解しています。

ちなみに、この番組では古市憲寿も切り込まれることがあります。今回、彼は、若者の「…離れ」というマスコミの記事について、これは人口が少なくなった結果であり、その現象は上の世代が無策だったからだと主張しました。この発言は普通の番組では、褒め称えられ、それで終結するような意見だったかもしれません。
しかし、こおの番組では、東野幸治に、彼が子孫を残すための行為に興味がないことは、その主張と矛盾すると突っ込まれました。そして、松本人志、ヒロミ、指原莉乃もツッコミをいれました。彼は、それとこれとは別ではないかと、切り抜けようとしたのですが、上手く生きませんでした。古市憲寿は、指原莉乃ほどは、受け身が上手くないようです。


冒頭において、「劣化」という言葉が放送後にネットなどで物議を醸したと記しました。実は、私は、古市憲寿への批判をするtwitterが、番組終了後すぐに、大量に生じると予想していました。でも、元日におけるネットの反応は、驚くほど静かでした。

Yahoo!リアルタム検索(twitter + facebook)、「古市 ウエンツ 劣化」を検索して見つかるtweetは4つだけでした(元日を対象にした検索)。なお、三番目のtweetは現時点(2016年1月8日、昼前)において、2116個のRTを得ています。

直後においてネットが静かであった理由は、番組の冒頭から観ていた人は、ウエンツ瑛士に過度の肩入れをせずに、該当部分を観たからだと思います。また、元旦朝7時から放送されたこの番組を、リアスタイム観た人には、この番組をよく知っている人が多いことも関係していると思います。

冒頭において古市憲寿は、ウエンツ瑛士が自分の本のタイトルとパクったと指摘しました。ウエンツ瑛士はインスパイアだと主張したのですが、題名を聞いた安藤優子によって、パクリ認定されました。ちなみに、古市憲寿の著書は「絶望の国の幸福な若者たち」(2011年9月)、ウエンツ瑛士の著書は「「絶望世代」は幸福でいいのだ!」です。

この時点では、ウエンツ瑛士は著書について自負を持っているように見えました。でも、古市憲寿は、「(自分のとは違って)軽いエッセイ」だと断じました。ウエンツ瑛士はこの時点では憤慨しました。

ところが、ウエンツ瑛士は、あとで「クソみたいな本だったと自虐しています。」と自虐しています。つまり、古市憲寿の見解は的を得ており、この時点ではウエンツ瑛士は謙虚ではなかったことになります。

なお、古市憲寿の評価については、私は、彼がそのように評価しているとしても、明示的すぎると感じました。でも、彼としては「軽いエッセイ」という表現に留める配慮をしたのかもしれません。


この件についてのtweetは、2日の14時頃に急増しました。その大部分は、上で引用した chimuchimucat さんのtweetに対するRTでした。つまり、自分の意見を発したもの割合はかなり少なかったのです。

一般的に、RTをしても、ソースを確認する人は少数派のようです。それは、おそらく、この件についても同じだと思います。もちろん、録画したものを見や人や、どこかの動画サイトを利用して、確認した人もいるようです(違法動画を推奨してはいません)。

でも、動画で確認した人の中には、該当部分しか観ていない人が多いと推測します。その場合、この件を十分に把握できていない可能性があります。


特に、確認しない人が多いのだなぁと感じたのは、14時過ぎ投稿されたあるtweet(現在は削除)に対するRTがかなり多かったためです。このtweetではこの場における松本人志について、「古市の「ハーフは劣化が早い」を受けてひとりゲラゲラ笑う松本」と記載していました。

しかしながら、私には、松本人志ゲラゲラしているようには見えませんでした。私には、苦笑しているように見えたのです。

このtwitter主には、そのように見えたのだろうと推測します(もちろん、脚色した可能性は否定できません)。とはいえ、tweetには主観が入り込んいるように見えますので、RTする際にはソースを確認することが望ましい部類のものだと思います。でも、確認をしているにしては、RT数が多いと感じました。

ちなみに、RTを除くオプションにを付けた検索のピークは、3日の12頃でした。その中には、以下の、まとめサイトの記事を引用しているものがかなりありました。

matome.naver.jp


tweetの全体的な傾向は、次のように移り変わりました。

  1. 「劣化」という言葉を使ったことに対する批判が中心。
  2. 人種差別であるという批判が増加(おそらく、人権を重視する人達のコミュニティに情報が到着した結果)。
  3. 古市憲寿への中傷が増加中

3番めについて説明すると.…、世の中には正義を行使したい人が少なからずおり、その中には、多くの人が批判をしている人は批判して構わないと考えている人が含まれています。該当するtweetには、人権を重視する人達が憤慨する部類のものも含まれています。


古市憲寿の「劣化」という言葉を人種差別と結びつけることには、若干の違和感があります。彼にはそれを使ってはマズイということが読めなかっただけであり、そのような意図はないと、私は思うからです。私の見解に賛同する人は、番組を初めから観ていた人において多いと思います。


日本人、白人、ハーフの間には違いがあります。それは、レベルは違いますが、男女が違うのと同じことです。そして、その違いを理解しあうべきだと、私は思っています(異論は認めます)。しかしながら、世の中には、その違いに触れることが差別だと解釈する意見があります。

この件は、東京新聞の記事(2016年1月6日)の記事になりました。でも、何故、差別であるかを記載していなので、私には分かりにくかったです。


日本人と白人の違いは、記載したように、年齢推測過程と、身体の成長過程の速度の違いで説明できます、そして、「老い」と関連付ける必要はありません。念の為に太字で強調しておきますが、頭脳やメンタルの成長過程の違いではではありません。

とは言うものの、説明する際には、十分な配慮が必要な、デリケートなことがらです。今回は、「身体の成長過程が緩やか」であるという表現を使いましたが、「緩やか」ではなく、他の言葉が使われた場合には、憤慨した人もいたと思います。


違いに触れないほうがよいと意見の人には、上手く触れないと批判を受ける可能性があるので、これを回避したいという人も含まれているように思います。このことは、東日本大震災の際の自粛からの推測です。

被災地の人で、被災後の大きな自粛を望んでいた人は少数派ではだと思います。自粛の結果、経済は停滞し、職を失った人がいます。特に観光業においては、影響が多かったです。このことを聞いて、心を痛めた被災者もいると思います。

東日本大震災に伴った原発事故のために、関東地方は電力不足に陥りました。このため、十分な操業ができない会社は多く、商店街は夜、早く店じまいしました。あえて自粛をしなくても、それと同等な状態が起きていました。

私は、これを補うために、西日本には経済活動を頑張って欲しいと思っていました。しかし、そこでは、自粛が多発しました。例えば、ゴールデンウイークにおけるイベントを中止にした自治体が多かったようです。

もちろん、被災者のことを考えての判断であったことろもあると思います。でも、実際には、クレーム回避のための安全策であったところが多かったような感触があります。


最後になりますが、古市憲寿に批判の中には、AKBでも「劣化」という言葉がマズイことが分かるのに、学者である彼が何で分からないのかというものがありました。なお、AKBとは指原莉乃のことです。

そのように思った人の多くは、古市憲寿を過大評価し、指原莉乃を過小評価している可能性があります。そして、学歴があること、または、知識があることと、頭が良いことを同一視する傾向があるのではないかと推測します。


実際は、指原莉乃は極めて頭が良いです。そして、古市憲寿よりも明らかに上回っているところが、少なくても一つあります。それは、場の情況を瞬時に読み取り、それに適した行動をすることです。今回の即座の指摘も、彼女をよく知る人にとっては何も驚くことではありません。

彼女は、イジメを被った結果、中学3年は不登校でした。そして、中学3年の最後からAKB48に加わり、高校は通信制です。結果として、学校で得るような知識においては、古市憲寿のような高学歴の人に比べるとかなり少ないです。でも、彼女は、共演者、テレビ関係者、業界人からの評価は高いです*2

今回は、松本人志指原莉乃のことを、グループの一員として合う時と、一人のタレントとして合う時にはかなり違うと話しました。この流れの最後では、彼女が情況に合わせて使い分けていることを賢いと、安藤優子は評価しています。彼女が様々な情況に対処できる要因には、頭が良いことの他に、様々な経験をしていることががあると思います。

以前、ワイドナショーにおいて安藤優子と共演した放送があった前日の朝には、HKT48を率いて首相主催の「桜を見る会」に参加しています。そして、その夜には、あるバラエティー番組において、江頭2時50分にスリーパーホールドをかけられています。


今後、古市憲寿が今回のような批判を受けないないためには、広い分野の人と交流し、様々な価値観と、受け取り方の違い[特に重要]を、実感として認識することが有効だと思います。しかし、彼がテレビ出演か増えている要因には、独特の世界観を持っているだけでなく、(良い意味で)世間が狭いことがプラスになってなっていると思いますので、人を傷つけないレベルにおける「心ない発言」を期待したいような気もします。

どちらにしろ、彼の周りにはアドバイスする人がいるでしょうから、私が心配しなくてよいことではあります。


ーー以上ーー

*1:前園真聖芸能レポーター、弁護士などもいますが、通常では後ろに控えています

*2:もし、これと反対の評判を聞いたのならば、2chの妄想を基に書かれたネットメディア、または、彼女のアンチである週刊文春の記事がもたらしたものである可能性があります。