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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「ワイドナショー」とサッカー(文化人は「ワイドナ」に必要であるかについて)

ここ半年は、「ワイドナショー」(フジテレビ、日曜10:00-)を毎回、観ています。


この番組の趣旨は、旬な話題について芸能人目線で語り合うというものです。したがって、お硬い討論番組とはかなり違います。このことが、この番組が人気を得ている要因になっていると思います。

論議の主な参加者は、MCの一人である松本人志と、ゲスト(3人)です。進行は、東野幸治と補佐である女性アナ(主に山崎夕貴?)です。この他、犬塚浩弁護士、芸能レポーター(週替り)、前園真聖、ワイドナ高校生が番組を補佐します。なお、11時から切り替わる「ワイドナB面」では、進行役は佐々木恭子アナに代わります。


ゲストの顔ぶれは、毎回代わります。出演回数が一番多いのが、指原莉乃であり、二番目が古市憲寿です。一番多い指原莉乃でも月に1度の頻度ですので、ターンオーバーが多いと言えます。言うまでもありませんが、出演が多いということは、番組から役に立っているという評価を得ているのだと思います。

私は、ワイドナショーの出演者をサッカーチームのメンバー、話題(毎回、数件)を対戦相手、と捉えると分かりやすいと思っています。ここで重要なのは、ゲストの組合せです。単体で優れた人でも、チームのメンバーとして上手く起用しないと、番組に支障が起きます。自説を述べることが、出演のモチベーションにある人は、この番組には適していないと、私は思っています。

ゲストの人選には、松本人志は係わっていないようです。つまり、対戦相手(話題)を決めるマッチメイキングだけでなく、チーム編成(ゲストの選択)も番組側が決めているということになります。

おそらく、例外を除いて、チーム編成が決まってから、対戦相手を決めるのだと思います。構成されたチームにとっては、対処が難しい対戦相手もあると思います。このため、マッチメイキングが、番組を上手く成立されるための大きな要素になることは、明らかです。


ゲストの組合せは、このように私にとっては、番組を楽しめるかどうかを左右する、大きな要素でです。ゲストも気にかけているのはことが初めて明らかになったのは、5月22日の「ワイドナB面」の最後における、指原莉乃の発言によってです。ちなみに、他のゲストは、バカリズム長嶋一茂でした。

彼女の言いたかったことを要約するならば、毎回、モノゴトをよく知っている文化人が1人必要ではないかということです。これに対する、松本人志の応答は、「(言っていることはもっともだけど、)文化人が全員、消えていっているんだね。」というものでした。この中には、例えば、乙武洋匡などが含まれていると思います。彼は、不倫報道後は、出演が途絶えています。


私は今回の組合せには、大きな支障は感じませんでした。これには、芸人枠であるバカリズムが穏健であることが、プラスになっていたと思います。ただ、長嶋一茂については、どんなものかと思った人はいたかもしれません。彼が詳しいことを念頭した話題である「コリジョンルール」(野球)に対する認識が、間違っていたからです。

彼自身はあまり役立たなかったのですが、彼がwikipediaを知らないことは、番組には役立ちました。さらに、彼の父親に関するエピソードも役立ちました。このようなことも含めたことが、彼の評価なのだろうと思います。


私が今までで一番良くなかったと思う組合せは、武田鉄矢ウエンツ瑛士、IVAN(2月21日)でした。このことを覚えているのは、「小保方氏参考人聴取」という話題における彼のあり方が、マイナスに評価として残っているからです。

該当する問題は、武田鉄矢が延々と自説を繰り広げたことです。無為にボールをキープし続けること自体が問題ですが、それでも彼が詳しいのならば、問題性は少なめに感じられたと思います。しかし実際には、彼の情報源は、この件に関する一般書のようでした。

彼は認識しているかどうか分かりませんが、この件について彼よりも的確に把握している人は、少なくありません。関連分野に詳しい人の多くは、論文に目を通していると思います。また、分野自体には詳しくなくても、論文誌への投稿に関して知見がある人は、問題の本質を理解している思います。その人達の何割かには、彼のボールキープは、(サーカーで言うところの)反則覚悟で止めにいかなくてはならない部類のことだと映ったかもしれません。

しかしながら、残りの2人にその役割を求めることは実質的に無理です。武田鉄矢と残りの二人には、芸能界における実績の差が大すぎるので、恐れ多くてできないと推測するからです。

したがって、これを話題に選ぶならば、理系に詳しい分野人が必要な回だったと思います。もちろん、この話題を選ばない選択もあったと思います。なお、ウエンツ瑛士については、武田鉄矢の高説が終わった後に加えたコメントから、理系(特に生物系)の知識が乏しいことが推測されました。


とは言え、武田鉄矢は、他のゲストとの組合せでは、支障が起こした記憶はありません。例えば、上記の指原莉乃とは、少くても2度共演していますが、この回のように自説を繰り広げることはありませんでした。このことには、指原莉乃には、球離れを良くする効果が有る(互いのやり取りが活性化する)効果があることが関係しているかもしれません。

さて、その内の1回(2014年11月9日)は、武田鉄矢泉谷しげる指原莉乃はという組合せでした。一見、何が起きても起きてもおかしくないような組合せでした。事実、指原莉乃は、泉谷しげるに強く突っ込れましたが、上手くかわしています。そして、全体としては、興味深く、有意義な回でした。

3人は、いずれも文化人ではありません。武田鉄矢泉谷しげるも、芸能界における大御所ですが、文化人とは部類が違うのです。それにもかかわらず上手く言ったということは、文化人が必ずしも必要ではないとことの事例になっていると思います。