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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

米国大統領選2016にAKB48選抜総選挙2013との類似性を感じたこと(日本の衆議院総選挙[第45-47回]とAKB48選抜総選挙2014-2016との対応付けを含む)

米国大統領選2016は、投票前にはクリントン氏(民主党)の優勢が報じられていたようですが、トランプ氏(共和党)が勝利を収めました。

獲得した選挙人の数では、現時点(2016年11月9日 20時28分)ではトランプ氏が276人であり、クリントン氏は218人です(過半数270人)。思っていたよりも差がついたという感があります。なお、得票数はほぼ同じです。

ネットでデータを見ていた私は、11月9日の昼の2~3時間前において、既にトランプ氏が勝利することを確信していました。フロリダ州など始めはクリントン氏が優勢であった州において、次々にトランプ氏が上回るようになったからです。それでも、その時点ではメディアの多くは、最終的にはクリントン氏が勝利を収めると予想していたようです。私には、何かの思い込みが現実を観ることを妨げているように感じました。結果としては、思い込みはプラスをもたらさなかったようです。


このことには、どこかで見たパターンのような既知感がありました。そして、AKB48選抜総選挙2013であることことに気が付きました。

AKB48選抜総選挙2013では、指原莉乃がトップになりましたが、このことは多くの人の予想外であったようです。でも、その可能性があると思っていた人もおり、私はその1人でした。

指原莉乃は速報において、2位の渡辺麻友と3位の大島優子にダブルスコアをつけて1位でした。しかしながら、AKB48グループのファンのほとんどは、指原莉乃が1位になることなどはありえないと思っていたようです。簡単に言えば、渡辺麻友大島優子AKB48グループにおいてはエスタブリッシュメントに属し、指原莉乃はそうでなかったからです。

渡辺麻友大島優子は、AKB48において奉られる神7の一員でした。これに対して指原莉乃は研究生出身でした。その研究生時代には、給料が払われない存在でした。

指原莉乃はメンバーに昇格した後には着々と順位を上げて、前年には4位にまで辿り着きました、でも、その直後に文春砲(元カレ報道)を被りました。このため、彼女はその時点ではCDデビュー以前であったHKT48(拠点:福岡市)に異動になりました。分かりやすく言えば、左遷です。

今回の米国大統領選2016では、クリントン氏をエスタブリッシュメントに該当するのだろうと思います。これは、あくまでこの選挙戦におけるクリントン氏とトランプ氏の比較であり、共和党と民主党とについての記述ではありません。米国には事情に詳しくない私がこの2つの党の違いについてが確実に言えることは、共和党に白人の支持者が多いことと、支持者が多い地域に違いがあるということです。

今回の選挙戦では中部では共和党がほとんど勝利を得ており、民主党が勝利を得たのは西部と東部の北です。このパターンはどの大統領選でもほとんど同じです。共和党が強い地域は保守的な傾向がありますが、共和党を保守、民主党をリベラルだとするラベル付けるのは、大まかにはあっているのかもしれませんが、違和感も感じます。

ここでクリントン氏をエスタブリッシュメント側であると見なすのは、夫のビル・クリントンは大統領を二期も務めており、彼女自身も国務長官を務めているからです。これに対して、トランプ氏は実業家であり、政治家としてはエリートではありません。それだけではなく、色々とあった人のようです。

もちろん、彼のキャラは指原莉乃とはかなり違います。例えば、指原莉乃には、コミニケーションの力が極めて高い一面と、自己評価が著しく低いという一面があります。これに対して、トランプ氏はかなり違うように思うからです。


データを先入観なしに見るならば、AKB48選抜総選挙2013において、彼女が1位になる可能性は少なからずあることは分かったはずです。何故ならば、彼女は、それまでのAKB48選抜総選挙において、次々と順位を上げ続けていたからです。

彼女は前年には、前々年に得た45227票(9位)を約1.5倍に増やして、67339票で4位になりました。この倍率を基にして2013年の得票を予想するならば、例えば、前年の1.5±0.3倍の範囲になると考えた人もいたかもしれません。そうであれば、少なくとも2012年における大島優子の得票(108837票)を上回る可能性は見えたと思います。もちろん、可能性は半分よりは低いという評価においてです。

それにもかかわらず、その可能性を全く考えない人がほとんどであった要因は、大まかには3つあったと思います。

  1. AKB48ファンのおける指原莉乃の評価が低かったこと
  2. 彼らがAKB48以外のことには関心ががないこと
  3. 少なからず存在した隠れ指原ファンを把握していなかったこと

この3点を順に説明します。ちなみに、米国大統領選2016においても、隠れたトランプ支持者がかなりいたのではないかという観測があります。また、彼のことを過小評価していた人も、存在したと思います。


(1)まず、指原莉乃のことと評価しようとしない人がAKB48ファンにいることについて述べます。その原因は、彼女がAKB48グループにおけるエスタブリッシュメントでないことと、恋愛禁止令に抵触した件です。

これが顕著に現れたのが、彼女がセンターとなり、大ヒットした「恋するフォーチュンクッキー」においてです。センターが彼女であるために、この曲を頑なに評価しようとしない人たちが存在したのです。その中には、評価せざるを得ない時点になると、他の人がセンターであってもヒットしたに違いないと主張する人もいました。もちろん、この曲は彼女のために作られた曲ですから、苦しい主張です。

この傾向は現在も続いています、指原莉乃が沢山のバラエティー番組に出演し、芸能界で成功していることも認めようとしない人がいるからです。彼らの主張には、彼女のテレビ出演は全て秋元康がもたらしているとするものがあります。恐ろしいほどの秋元康に対する過大評価です。

彼女の優れているところは、「ワイドナショー」(フジテレビ、日曜昼前)において、MCの松本人志や多様なゲスト(例えば、安倍首相、泉谷しげる古舘伊知郎など)と自然に対応していることから分かります。しかし、AKB48グループのファンの中には、どんなメンバーでも同様に上手くいくと考える人がいるようです。


(2)次はAKB48ファンにおいては、AKB48以外には興味がない人が少なくないことに関してです。AKB48選抜総選挙2013の前の現実は、以下のものでした。

  • 指原莉乃は異動したHKT48への貢献が評価され、その仕事をさらに遂行し易くするために、異動の翌年(2013年)の4月にHKT48劇場支配人への兼任が決まった(尾崎充との二人支配人体制)。
  • 福岡には、彼女が移籍したことが地元のプラスになったと考える人がいた。
  • 左遷先のおける活躍に共感する転勤族がいた。

しかしながら、AKB48以外には興味がない人には、例えば1番目のことについては、HKT48劇場支配人という職は単にお飾りのように映ったようです。同様に2番目と3番目についても把握できているひとは少なかったようです。

でも実際には、AKB48選抜総選挙2013において、彼らが想定をしない人から指原莉乃への票が入りました。(a)彼女の貢献により増えたHKT48ファン、(b)今まではAKB48に関心がなかった商店街の人たちなど、そして、(c)転勤族などでした。

このようにAKB48グループのファンがAKB48以外が見えていないことがあるのは、現在も同じです。

今年の10月から「AKBINGO!」(日本テレビ)のMCにウーマンラッシュアワー村本大輔中川パラダイス)が就きました。そして、この番組は多くのメンバーにとって出演したい番組です。

一方、村本大輔指原莉乃と同様に「ワイドナショー」の準レギュラーであり、2回ぐらいは番組で共演したことがあります。また、11月9日には指原莉乃の愛猫の写真を載せたtweetに村本大輔にしょうもないRTをしています。それに対して彼女は少し毒のあるRTをしています。そのようなやり取りができる芸能界における仲間になっているということだと思います。

このようなことから、偏見のない外部の人ならば、指原莉乃は普通のメンバーとは違う次元の存在になったと解釈すると思います。しかしながら同様の解釈をせずに、何故、彼女は「AKBINGO!」に出ないんだと批判気味に思う人ような人も、AKB48グループのファンには存在するようです。


(3)最後は、隠れ指原ファンについてです。2013年頃には、指原莉乃のファンであることを公言しない人が少なからずいたようです。何故かと言うと、彼女のファンだといくら説明しても、理解してくれない人が多かったようだからです。

極めて容姿に優れているメンバーの場合には、カワイイからだと説明すると納得することが多いようです。でも、彼女の場合は容姿がセールスポイントではないので、説明がかなり難しかったようです。また、指原莉乃のファンが他のメンバーに比べると年齢が高いことも、影響していたようでした。学生ならばAKB48のメンバーのファンであることを、友達に、または自己紹介の際に伝えても支障がないと推測します。でも、例えば会社の部長職にある人には、支障が起きることが多かったかもしれません。

現在では彼女の隠れファンの割合は当時に比べると少なくなったようです。バラエティー番組への出演が多く、知名度も増えたので説明しやすくなったということだと思います。なお、最近はかなり増えている女性ファンは、ファンであることを堂々と公言する人の割合が男性ファンよりも多いような気がします(単なる憶測です)。

米国大統領選2016に一瞬だけ戻るならば、トランプ氏には色々とあったので、人によっては今までは、支持をしていると表明することを控えていた人もいたのかもしれません。


これまで、米国大統領選2016とAKB48選抜総選挙2013の類似性の類似性について論じてきました。それでは、指原莉乃渡辺麻友に1位を譲ったAKB48選抜総選挙2014は何に該当するのでしょうか? 実は私は自民党が惨敗して、民主党が政権を得ることになった衆議院2009に似ているように思います。米国大統領選2016においても、日本の政治においても指原莉乃に対する側を民主党に割り当てましたが、偶然のように思います。

衆議院2009(第45回衆議院議員総選挙)[2009年8月]においては、自民党に大きな逆風が起きました。解散時に総理大臣を就いていた麻生太郎は。参院外交防衛委員会においてカップラーメンの値段を質問され、それに間違うと感覚がないと批判をされました。現在ならば、質問をした方が批判される可能性が高いのですが、当時のマスコミはそうではありませんでした。できる限り自民党をdisることが正義であると思っていた傾向があったような記憶があります。

AKB48選抜総選挙2014では、当初は指原莉乃が連覇をすることが確実であると予想する人が多かったように覚えています。「恋するフォーチュンクッキー」が大ヒットしたことによって、世間における彼女の評価が高まったからです。

しかしながら、それでは都合が悪い人たちがいました。AKB48選抜総選挙2014の開票を中継したフジテレビと、当時のAKB48支配人であった湯浅氏です。このままでは関心が薄れるので視聴率が問えないと判断したフジテレビは、指原莉乃を異端、渡辺麻友を王道とした開票中継のCMをし始めました。これを受けて、湯浅氏はAKB48メンバーに対して博多(=指原莉乃)を勝たしてはならないという趣旨の発言をしました。

このように考えると、衆議院2009におけるマスコミとAKB48選抜総選挙2014におけるフジテレビが対応します。

結果としては、速報では1位であった指原莉乃は、2位になりました。なお、この選挙戦においては、AKB48選抜総選挙2013おいて指原莉乃が破った大島優子のファンの一部が、渡辺麻友への援軍になったという噂があります。


翌年のAKB48選抜総選挙2015では、指原莉乃が1位になり、渡辺麻友は3位に沈みました(2位は柏木由紀)。AKB48選抜総選挙2014において渡辺麻友に来たような援軍は、なかったとされています。政治の世界では、第46回の衆議院議員総選挙(2012年12月)において、民主党は歴史的惨敗をして、自民党に政権を譲ります。この結果は、民主党政権の評価の反映だとされています。


さらに翌年のAKB48選抜総選挙2016では、指原莉乃が連覇をしました。渡辺麻友は1つ順位を上げて2位になりました。政治の世界でも、第47回衆議院議員総選挙(2014年12月)おいて自民党が勝利を収めました。民主党は前回よりは議席を伸ばしたものの、政権に復帰することはできませんでした。そして、復帰が叶うことがないまま、民主党は2016年3月に維新の党が合流することによって民進党に名前を変えました。


最後に付け加えますと(2016年11月10日追記)指原莉乃のことについて異端視するAKB48グループファンがいることは、AKB48グループ自体が芸能界において異端であることが関係しています。簡単に言うと、異端においては、王道が異端と見なされることがあるということです。追加部分でありながら、少し長くなりますので、以下の記述は興味がある方だけ御覧になる方が良いかもしれません。


AKB48グループファンには、自分を推しメンにプラスになると考えて、他のメンバーをdisる人たちが認識可能なレベルにおいて存在します。これは、プロデューサーである秋元康が、対立構造を煽ることや、イジメとも受け取られることによって関心を得ようとした影響でもあります。

例えば、秋元康は、指原莉乃のファーストシングルと乃木坂46のセカンドシングルの発売日を意図的に同日にしています。どちらが売れたかというと、当然ながら握手をする手が多い方です。また、指原莉乃のセカンドシングルにおいては、バックダンサーではなく、フロントダンサーをつけました。当然、彼女のソロ曲であるのにもかかわらず、テレビ番組などの披露では彼女が映る時間は減りました。不思議なことに、彼はこのことを面白いと思ったようです。

このようなプロモーションは世の中としては異端です。結果として、この種のことを好む人の割合がファンにおいて増えたとしても不思議ではありません。また、AKB48グループのおける機会を限られたことと考えて、パイの中で推しメンが得る部分を増やすために他のメンバーdisって妨害しようとする人が多くなっても不思議ではありません。

これに対して、指原莉乃は皆んなで協力してパイを大きくしようとする考えを持っています。無理やり対決をさせられたファーストシングルの際には、自分のCDを宣伝する際に乃木坂46のCDについても言及していました。また、AKB48選抜総選挙2013において勝利したことには、今まではAKB48グループに関心がなかったことによる投票を得たことが要因になったいます。この選挙戦や彼女がセンターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」の結果、新たなAKB48ファンが増えました。さらに、彼女が劇場支配人を務めるHKT48のコンサートは、AKB48グループ以外のファン以外も楽しめるように考えて作られています。その意図には、パイを大きくすることも含まれています。

このようなことを知るならば、秋元康は異端であるが、指原莉乃はそれとは逆な思考を持っていることがわかります。そして、彼女のあり方は世の中においては王道と見なされるものだと思います。このことから、異端のおいては王道が異端と見なされることの実例が、AKB48グループファンにおいて存在することが分かるかもしれません。

念のために記しておきますが、トランプ氏が異端における異端である王道であるとは言っていません。



ーー以上ーー