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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

軌道に乗り始めた朝ドラ「べっぴんさん」(主演:芳根京子)

10月からの朝ドラ「べっぴんさん」を楽しく観ています。

www.nhk.or.jp


久しぶり朝ドラをかなり観ることになったのは、冒頭に主題歌共に流れる映像におけるヒロイン・坂東すみれ(芳根京子)の姿が好ましかったからです。しかしながら、ドラマにおける、すみれの女学校時代は、戦時下であり、裕福な家のお嬢様とは言え、このような服装を着ることはありませんでした。今のところのこのドラマへの不満は、このことくらいです。


すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」(本社:神戸)の創始者4人の中の代表格である坂野惇子(出身:神戸)のようです。しかしながら、この4人についての記載を調べると、ドラマにおいて創業者となると思われる4人の設定とかなり違うことが分かりました。

ドラマにおける4人は、すみれと、彼女の女学校時代の友達(君枝、良子)、そして、坂東家の女中・マツの娘である明美です。年代も、実際の創業者たちよりは、少し後の年代のようです。

すみれの父は繊維関係の会社『坂東営業部』の社長であり、後に貴族院議員となった坂東五十八(生瀬勝久)です。彼女は神戸の高台の洋館において豊かな生活を送っていましたが、その屋敷は戦争に失われてしまいました。ちなみに語りは、彼女が7歳くらいの頃に亡くなった母親・はな(菅野美穂)です。

裕福な育ちであったのは、女学校時代に共に手芸クラブを作っていた君枝(土村芳)と良子(百田夏菜子)も同様です。君枝の嫁ぎ先は立派な洋館なのですが、現在は進駐軍に接収されています。このため、元の使用員小屋に住んでいるのですが、これでさえ私には立派に見えます。良子については情報がありませんが、振る舞いなどから裕福な家に育ったことが想像されます。

これに対して、もう一人の明美(谷村美月)は母子家庭に育ち、母は戦時下において暇を出されます。明美は、苦しい生活ながら、看護婦の資格を取り、英語も習得しています。

明美は母の解雇の件のために、すみれのことを快く思っていませんでした。大人になって出会った際に、すみれに協力を求められても、始めはそれを断りました。でも、すみれのあり方を見ることによって、理解して協力するようになります。

創業者の1人に加わったのも、その延長線のことです。看護婦であった彼女の知識と経験は、彼女たちが靴店「あさや」に一角を借りて創業した「ベビーショップあさや」に大きなプラスをもたらします。この一角を借りたのは、店主である浅田茂男(市村正親)が戦前に坂東家からの注文を受けており、すみれが靴の作り方に興味を持って訪ねたことが縁になっています。

しかしながら明美は、創業者の1人に加わったものの、最初のうちは、すみれの友達に反発を覚えます。当初の彼女には、一部の知的な女性にありがちな人への厳しさが強かったと共に、かつては裕福でった彼女達に、ある種のコンプレックを持っていたからだと思います。

このため、特に良子には少し冷たかったです。良子は、穏やかで知的な君枝とは違い、気持ちが先に出ることが多かったからです。でも、段々と、彼女たちの良さが分かっていくようになります。

現在の放送分(2016年11月12日)では、君枝と良子の夫は戻っているのですが、すみれの夫・紀夫(永山絢斗)はまだ戻ってきていません。独り身である明美は、彼女を慰め、勇気づける役目を担うのかもしれません。


主要な登場人物には、この他に、すみれの姉・ユリ(蓮佛美沙子)とその夫・野上潔(高良健吾)がいます。清の父・野上正蔵名倉潤)は、坂東五十八が貴族院議員になってからは『坂東営業部』の社長になりました。しかしながら、その会社は戦時中の統廃合によって失われており、正蔵も戦時中に亡くなっているようです。

「亡くなっているようです」という記述になっているのは、すみれが父の実家に疎開した時代に対応する回は、観ていないからです。この時期、すみれ達は辛い思いをしています。私は主人公に辛いことが起きることは、観たくないからです。

坂東家・本家の当主である五十八の兄・長太郎(本多博太郎)は、五十八のことを快く思っていない、偏狭な人物に見えました。おろらく、型通りにしかできない彼は商売には向いていなく、商売で成功していた弟への反発があったのかもしれません。


「べっぴんさん」について気になっていたことは、否定的なタイトルを持つ記事を幾つか見かけたことです。その際には、niftylivedoorやexiteなどに転載されていたためにソースは分からなかったのですが、調べてみるとソースは、サイゾーウーマン、日刊サイゾーサイゾーウーマンでした。これらのメディアのあり方をから推測すると、第2週の視聴率が20%を切ったことにより、叩いてもOKと判断した可能性があります。

以下のサイトによると、「べっぴんさん」の週間視聴率は第2週以外は、20%を超えています。そして、第2週において20%を切った原因は、金曜(10/14)と土曜(10/15)における視聴率が20%を切ったことです。

この2日は、すみれに一番つらい時期であった戦時中の最後を描いています。土曜日には『坂東営業部』が吸収合併され、すみれ達は疎開します。私のように、主人公たちにとって辛い回を観ることを、回避した人がいる可能性があります。

hublog.net


このように視聴率の低下にはそれなりの原因があるのですが、2chなどには視聴率のみに基づいて批判をする人たちがいます。そして、更にそれに基づいて記事を書くメディアもあるようです。

第3週の月曜日(10/17)に20%を切ったことは、戦後になってもまだ疎開している時期であったからだと思います。でも、月曜日の最後に、ゆりの夫の潔が戻ってくると、徐々に希望が見えてきました。このことが、火曜日(10/18)以降は殆ど20%以上となっている要因だと思います。

すみれ達の店は少しずつ軌道に乗り始めています。そして、もうすぐ、紀夫も戻ってくるのだろうと思います。このようなことを考えると、これ以降において著しく視聴率が落ちる可能性は、今のところは見えません。

今のところ気になるのは、女学校時代に手芸クラブを快く思っていなかったようである高西悦子(滝裕可里)が、戦後の登場人物としても掲載されていることです。


ーー以上ーー