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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

指原莉乃のディナーショー(11月20日にグランドプリンスホテル新高輪の飛天の間)に関するとりあえずの雑感

指原莉乃のディナーショーが11月20日にグランドプリンスホテル新高輪の飛天の間において行われました。twitterやマスコミの報道を見ると、かなり良質のディナーショーであり、観た人には好評であったようでした(私は申し込みましたが落選しました)。
www.oricon.co.jp

公演は昼夜2公演が行われ、値段は34500円でした。価格は通常のコンサートに比べてるならば高いですが、この会場で行われるディナーショーとしては通常レベルだと思います。

このような値段でもディナーショーの需要があるのは、通常のコンサートにない良さがあるためです。演者を間近に見れますし、フルコースの料理が給仕されるからです

昼夜合計で1600席のチケットは完売でした。その他に、私も含めて落選者がかなりいたようです。当初の設定は合計900名だったために、申込者が多くても、これ以上には増やせなかったのだと思います。


夜の公演には、ゲストとして後藤輝基フットボールアワー)が登場しました。指原莉乃は彼とは、2つの番組でMCを共に行っています。観客はこのやり取りを生で見られたことになります。
news.dwango.jp

彼は、主に「秋桜」(元歌手:山口百恵)の伴奏をために呼ばれたようです。さらに、彼女が着物に着替える間の場を繋ぐこともしました。

着物姿の彼女が唄ったのは、「津軽海峡・冬景色」 (石川さゆり)でした。これに、「つぐない」 (テレサ・テン)、「人生いろいろ」 (島倉千代子)と続きました。この3曲は、アイドルが通常において唄う曲とはかなり違います。でも、以前、彼女が石川さゆりの曲を唄ったものは意外に様になっていましたので、今回も上手くこなしたと推測します。

対応する昼公演の曲は、「世界でいちばん熱い夏」 (PRINCESS PRINCESS)、「世界中の誰よりきっと」 (中山美穂&WANDS)、「私がオバサンになっても」 (森高千里)、「今すぐKiss Me」( LINDBERG)でした。前の4曲が夜向きであるのに対して、こちらは昼向けの選曲になっています。

これらの曲から推測されるように、AKB48の曲はセットリストには含まれていませんでした。セットリストの基本は、秋元康が基本的に決めたようです。アイドルのコンサートの延長ではなく、大人向けのディナーショーを強く意識した選曲だと思います。セットリストについては、以下の記事に記載があります。
natalie.mu


アンコールを含めて昼には16曲、夜には17曲が唄われました。共通の曲は9つでした。

セットリストの共通曲は、一般的なディナーショーのターゲットである客層に身近である曲をベースにしていると思います。これに加えられたのは2種類の曲です。1つは、「LOVEマシーン」 (モーニング娘。)のような、少しだけ古めの曲でありながら、彼女の年代の女性がカラオケで唄う可能性があるようなです。これらを含めたのは、最近はかなり増えている彼女の女性ファンを意識した可能性があります。

もう1つの部類は、「前前前世」 (RADWIMPS)と「ヒロイン」 (back number)という最近の曲です。「前前前世」 については私は知らなかったのですが、公開中のヒット映画「君の名は。」の関連の曲のようです。このような曲を加えたほうが、家にかえって子供たちとの会話に役立つのかもしれません。

セットリストはこれをベースに、上記のような、昼と夜に合わせたバリエーションを加えています。この他にオープニングの曲とクロージングの曲は、それぞれ、昼公演がサン・トワ・マミー (越路吹雪)とSOMEDAY (佐野元春)、夜公演は「マイ・ウェイ」 (布施博)と愛の讃歌(越路吹雪)でした。


観客は予想どおり、一般の人が考えるアイドルファンの年代よりは高かったようです。これに関しては、後藤輝基が、「年齢層高すぎやろ!袖から見たら自民党のパーティーかと!おでかけとかやってるけどブラウン管の向こうこんな年齢層高いと思ってなかったぞ!」 と例えツッコミをしています。ちなみに、「おでかけ」とは二人がMCをしている「HKT48のおでかけ!」(TBS)のことです。

年代が後藤輝基が驚くほど高かったことは、指原莉乃のファンの年齢がAKB48グループのファンとしては高いことが主な要因であり、その中のディナーショーの値段を払える人たちが観客になったことがさらに加わったと思います。


今回の料理はかなり豪華だったようです。そのため、34500円という値段でありながら、採算ギリギリであったそうです。多くの料理は、指原莉乃の出身地である大分県の材料を活かした料理だったようです。

食事を豪華にしたことは、秋元康の意向のようです。AKB48グループとして最初のディナーショーであるので、良い評判を得たいということがあったようです。沢山のディナーショーに行った思われる彼の経験において、クレームが付きやすいのは料理であるという知見があったのかもしれません。


今回、AKB48運営が採算を最優先にしなかったことは、新たな収入源についての試行であると考えた可能性があります。金銭的に余裕ある人には、握手会において多くの時間にわたって話すために多くのCD買うよりは、34500円のディナーショーに行くことを好む人の方が多いかもしれないからです。それらのファンとっては、嬉しい選択肢が増えることになります。

しかしながら、他のメンバーについて類似額のディナーショーチケットを売っても、指原莉乃のように売れるかは疑問です。中心メンバーにおいても、値段が半分くらいのカジュアルなディナーショーにして、チケット枚数も今回の当初の設定であった900枚(2公演)に留めておいたほうが無難かもしれません。根拠については長くなりますので、別記事にします。


ーー以上ーー