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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

指原莉乃の同程度とディナーショーが、他のAKB48グループメンバーにおいて可能であるかについての考察

以下の記事に書きましたように、指原莉乃のディナーショーが11月20日で行なわれました。会場は、グランドプリンスホテル新高輪の飛天の間であり、昼夜2公演でした。

natuka-shinobu.hatenablog.com


実際に観に行った人の評判は、概ね良かったようです。おそらく来年も行われることになると予想します。

このディナーショーについては、様々なメディアによって記事が書かれました。これだけの注目を得たのは、AKB48グループのメンバーとしての初めてディナーショーであったこともありますが、女性アイドルがこの規模のディナーショーを成功させたことが稀なだからと思います。

今回のチケットは34500円であり、昼夜合わせて1600席の席は全て完売しています。つまり、売上が1日で5000万円くらいあったということです。このことについては、普段はアイドルに関心を持たない人や、AKB48に批判的な人にも、感心する人がいたようです。


今回はAKB48グループとして初めてのディナーショーであったので、AKB48運営としては赤字でなければOKという位置付けであったのかもしれません。今後、収益を得るイベントとして位置づけるためには、無駄な出費を抑えることが検討されるのだと思いますが、これについてはそれほど難しいことではないように思います。

それと同時に重要な事は、高額なイベントであるディナーショーが、1万円に満たない価格である通常のイベントとは部類が違うという理解だと思います。観客に関わることで最も重要なことは、公演の期日を発表を早めにすることだと思います。

今回の公演の期日の発表は、ほぼ1ヶ月前の10月15日でした。このため、都合がつかずに断念をせざるを得なかった人がいたようです。落選者が少なからずいたことからも、申込みの時期を早くして需要を早めに把握できたならば、追加公演をすることも可能だったかもしれません。

今回の集客については私は、2公演ならば、合計2000席でも落選者がいると思っていました。これに対して主催者側は初期設定を合計900人にしたようです。この原因は、指原莉乃のファン層への理解が乏しかったことのように思います。

指原莉乃のファンの年齢層は、他のメンバーよりも高いので、ディナーショーの客になり得る人たちの割合が多いです。ザックリと説明するならば、劇場支配人である彼女の働きをを理解することは、管理職や、ドラマを脚本に関心のあるような人たちのほうが分かりやすいからです。


さて、私がディナーショーを良いなぁと思うのは、いわゆる握手券商法がもたらす問題とは無縁であるためです。

握手券商法とは、簡単に言うと、小口のタニマチ(以下、小口タニマチ)をたくさん作ることと、彼らからの支援を得るため手段を含みます。タニマチとは相撲取りを支援する支援する人たちであり、広義には芸術家のパトロンや有力な人材を応援たちも含みます。

AKB48は、そもそも、若い普通の女性がアイドルになる夢を叶えるために作られたものです。勘違いしている人が多いようですが、疑似恋愛を好む人たちの対象を提供するためのものではありません。結果的に、それらの人たちがAKB48を発見して、ファンの中で目立つようになったに過ぎません。

しかしながら、アイドルになることを目指す若い女性は、有望な芸術家などとは違い、支援者を得ることは難しいです。この状況を打開するために秋元康が考えたのは、支援額が少ない人を沢山集めることです。そして、その支援に見合う権利(握手券)を運ぶ媒体に採用されたのがCDした。

CDを媒体にすることには、おまけを得るためのCD購入によって、CD売上のランキングを用いた音楽の流行の把握を難しくすることを起こしました。これに関しては、今までが、CDの売上を流行の指標として利用できる幸運な時期であっただけという解釈もあります。CD(かつてはレコード)は、流行を測るために作られたものではないからです。


CDが云々を別にして、小口のタニマチをから支援を得ることにしたことは、幾つかの問題をもたらしました。そのほとんどは、小口タニマチの特性が、社会的成功者でなければなることが難しい広義のタニマチとは違うことに起因しています。以下、4つのことについて説明します。

1つ目は、裁量をこえてCDを買ってしまう人がいることす。これに対して、社会的成功者は自分の裁量を心得ていたから成功し、それを維持できているとも言えます。

2つ目は、多くのCDを配れるだけのほど知人がいないこと、または、知名度が少ないことが多いことがもたらしたCDの廃棄です。知り合いが多い人の中には、たくさん買ったCDを用いて、推しメンのプロモーションをしている人がいるのですが、このことが難しい人の方が多いということだろうと思います。

この2つは、CDランキングへの影響も含めて、AKB48を批判する根拠になることが多いです。残りの2つはAKB48に対する悪影響なので、一般の人は興味がないことかもしれません。

3つ目には、自分の推しメンのために他のメンバーをdisるという人がいることです。この種の人による、ネットへの書き込みには稚拙な文体が目立つことや、モノゴトの捉え方に論理性が薄いことがことから、社会的に成功している人は少ない可能性があります。ちなみに、タニマチになれるような人は「金持ち喧嘩せず」の傾向があるように思います。

そして最後は、現実を離れた「ベキ論」を主張する人がいることです。分かりやすい例は、AKB48選抜総選挙を1人1票制にするべきだというものです。この主張は一件もっともらしいのですが、現実を忘れてしまっています。または、見ないふりをしています。それは、AKB48選抜総選挙の投票券が入ったCDは他のCDに比べて売れており、これがAKB48に多くの収益をもたらしていることです。

最近では通常のシングルCDの売上は、辛うじて100万枚を越える程度です。これに対して、投票券の入ったCDは150万枚を越えています。つまり、「ベキ論」にしたがうと、収入が50万枚分減ってしまうのです。


さて、今までのイベントは、全てのファンを対象にしたものがほとんどであったようです。これに対して、ディナーショーは、多くの大口の支援者から売上を得ることができるイベントです。小口の支援者も、この種のイベントによってAKB48が潤って、これが自分たちにプラスをもたらすと考えるならば、受け入れやすいように思います。

ある程度の金銭的余裕がある人にとっても、ディナーショーは望ましいことだと思います。握手会においてメンバーとより多く話せるように30枚のCDを買うよりは、ディナーショーに行く方が良いと考える人はいると思うからです。握手会の方が良いという人にとっても、他の選択肢があることは良いことです。


ディナーショーを行うメンバーがいることは、対外的にもプラスになることです。その中でも一番大きいことは、AKB48グループへの批判を軽減することになることです。

AKB48グループへの批判を作り出している要因には、それほど判断力がない若者から搾取しているというイメージがあるからです。これに対して、ディナーショーにくる部類の人は、十分に判断能力の備わっている年代の人たちです。彼らは、自分のお金の使い方にとやかく言われるような人たちではありません。

このようにプラスのことばかりに見えるディナーショーですが、問題は、指原莉乃ような動員をできるメンバーが他にいるかということです。残念ながら私は、同レベルの動員をできるメンバーはいないと思っています。このため、中心メンバーでもかなり規模を小さくする必要があると思っています。


中には指原莉乃よりも歌が上手いメンバーならは、もっと集客できるはずだと思う人もいるかもしれません。しかし、そのような人は勘違いをしているように思います。ディナーショーの客が求めるのは、歌の巧さだけではないからです。

例えば、綾小路きみまろはディナーショーをしていますが、彼が歌が上手いとは聞いたことがありません。それから、コロッケはそれなりに歌は上手いのですが、歌の上手さが売りではりません。彼らのディナーショーに行く人は、彼らのエンタメとしての総合力に、3~4万を払う人です。そして、その総合力には知名度も含まれています。

AKB48グループにおいて歌だけを評価するならば、例えば、指原莉乃よりは柏木由紀の方が上回っていると思います。でも、トークを含めたエンタメとしての総合力では、指原莉乃の方上回っていると思います。二人の歌唱力の違いは、芸能界において歌が極めて上手い人に比べるならば、大きな違いがありません。このため、柏木由紀にとって大きなアドバンテージにはならないからです。


また、人気に見合う集客が期待できるので、選抜総選挙2016の上位メンバーならば、指原莉乃とそれほど遜色がない集客を得ることができると考える人もいるかもしれません。これに基づくならば、渡辺麻友(2位)は指原莉乃の70%の集客になります。その他、5位の間までのメンバーは、松井珠理奈(3位)と山本彩(4位)が50%、柏木由紀(5位)が40%となります。

しかしながら集客においては、指原莉乃との差はもっと際立とつと思います。このことは、1票の値段が34500円であるAKB48選抜総選挙を想像するとよく分かると思います。この場合、小口の支援者は投票をできなるなるので、その割合が多いメンバーには不利になるからです。


例えば、山本彩の場合は50%からかなり減ることになる可能性があると思います。これは、彼女のファンの一部がAKB48選抜総選挙2016の後に、1人1票であれば彼女が1番であるという主張をしていたことに基づく推測です。これはファン数なら負けないという主張のようです。でも、そのようなデータがあるというよりは、沢山の投票をする人の数の割合が少ないという実感を基にしている可能性があると思います。

ちなみに、1人1票でも指原莉乃の1位は揺るぎなく、2位は渡辺麻友であることも変わらないと思います。指原莉乃の支援者層の広がりは多く、渡辺麻友にも小口の支援者がかなりいると思うからです。

それから、私は山本彩はディナーショーに向いていない方のタイプだとと思います。また、彼女自身もディナーショーよりはライブをやりたいのではないかと思っています。私はどのメンバーもが同じことをする必要がないと思います。彼女が向いていないバラエティーに出演する必要がないことと同じです。


このように、選抜総選挙2016の上位メンバーでも、指原莉乃と同レベルの集客を得ることは難しいです。例えば、同様な値段にするならば、450席までの1公演くらいにした方が無難のような気がします。


ーー以上ーー