はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

堤真一の好演が印象的であったドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ、土21)の初回(1月14日)

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ、土21)の初回(1月14日)を観ました。
www.ntv.co.jp


主人公の左江内(堤真一)は、フジコ建設株式会社に務める冴えない中年サラリーマンです。彼が万年係長であることは、責任をとりたくなく、嘘がつけない要領の悪さに起因しているようです。

そんな彼はある日、不思議な老人(笹野高史)からスーパーマンにならないかと声をかけられます。老人によると役目は事件が起きたときだけであり、その他の時には便利だということです。また、事件には全て対処しなくてもよいようです。

便利な能力も、老人が空を飛んで帰ったことから、あながち嘘ではないようです。それでも彼がオファーを受けないのは、責任を取とることを回避したいからです。


そんな左江内も、スーパーマンの能力を使わざるを得なくなます。妻の円子(小泉今日子)から、娘のハネ子(島崎遥香)(16歳)が高校に弁当を持って行くことを忘れたという連絡があったからです。

通常の家庭ならば、主婦である円子が持っていくのだと思います。でも、彼女は悪妻であり、主婦としての働きを十分にしているわけではありません。ちなみに、左江内は、ハネ子や自分の弁当を作っています。


彼が会社の前で老人に渡されたスーパースーツに着替えると、彼の身体は浮き始ました。始めてなので直ぐには上手く飛行できないのですが、最終的には、家の前に辿り着くことができました。
この時の着替えはあたふたしていたので、瞬間的な着替えを可能にするバッチ機能が付けられることになります。

家に辿り着いた彼は、スーパースーツ姿を近所の主婦に目撃をされてしまいます。でも、スーパースーツには目撃者の記憶をすぐに消してしまう機能も付随しているようです。その後、彼は無事に弁当をハネ子のロッカー(教室の外)に入れることができました。


この時だけだからとスーパースーツと着た左江内でしたが、スーパーマンとしての役目を担うことになります。もちろん、スーパースーツを着ると、妻に押し付けられた風呂掃除を超迅速に行えるなど便利なのですが、それだけではありません。

彼は人が助けを呼ぶ声を聞くと、人のいい彼は対処をせずにはいられなくなるからです。責任をとりたくないとい今までのあり方は、このように少しでも関わる、収集がつかなくなるためなのかもしれません。


スーパーマンとしての仕事は容易なものから始まりました。絡まれているカップルを助けること、飛び降りた女性を助けること、家事になった家から犬を助けるとなどです。

これらのことによって、彼はスーパースーツの素晴らしい機能を理解していきます。飛べることや力が強くなることだけではなく、耐火の機能さえあるのです。

なお、飛び降りと火事の現場には、刑事の小池(ムロツヨシ)がいました。左江内の功績は、記憶を消された人には小池の手柄に見えるという設定のようです。


スーパースーツは遅刻しそうなハネ子や息子・もや夫(8歳)を空輸することや、会社を助けることにも使われます。
会社を助けることは、課長の箕島(高橋克実)と部下の池杉(賀来賢人)が参加するコンペの開場に見積書を届けることでした。彼は敏感になった聴覚によって、池杉が見積書を忘れて困っていることを察知したのでした。

なお、池杉は左江内を追い抜こうとしている人物です。見積書を忘れたことが発覚するまでは、仕事を受注することによって課長が出世したらばと言う話をしていました。


さて見積書を空輸している際に、彼は金融会社の立てこもり事件現場からの助けの叫び声を聞いています。でも、彼は会社のことを優先して聞かなかったことにしました。その結果的、被害者が出てしまいました。

老人の話によると、スーパーマンは出来る限りをすればよいので、これでも問題はなかったはずです。しかしながら、彼は自分はふさわしくはないと考え、スーパースーツをそこら辺の銅像に着せて、スーパーマンの仕事を辞めることにしました。


次の日になり、昨日の事件の犯人が、今度はハネ子の通う高校に立て篭もります。このことを知った彼は、スーパースーツを着て彼女を助けようと、銅像のところに行きました。でも、既にありませんでした。

それでも、彼はハネ子達が拘束されている教室に行って、犯人を説得しようとします。しかし、説得が失敗し、拳銃が本物であることが分かると撤退しました。

教室の外で待ち受けていたのは、スーパースーツを携えた老人でした。それを装着した左江内は教室に乗り込み、ハネ子たちを救います。もちろん、彼が助けたという記憶はなくなり、手柄は外で他人ごとのように傍観していた小池のものになります。


この事件で分かったことは、ハネ子が左江内のことをそんなには嫌っていないということです。普段の態度は、思春期の女の子にありがちなことが、母親の影響によって増強されたもののように見えます。

ハネ子は友達・さやか(金澤美穂)に、救いに着た父親のことを「ハネ子のパパすごいね」と言われた際には、「いやだめでしょう、結局、逃げてるし」と答えます。でも、助けに来てくれてたことは、その際には左江内がスーパースーツを着ていませんので、彼女の記憶に残っているはずです。

このように、左江内の評価は様々なところで少しずつ好転しているのだろうと思います。プレゼンの開場に見積書を持ってきてくれたことによって、池杉の評価も変わったのかもしれません。


このドラマについての私の評価は、極めて良いものというわけではありません。上に書いたように左江内の評価が少しずつ好転することが分かるのならばいいのですが、それは私の思い過ごしかもしれません。もし思い過ごしでないのならば、多くの人に少しだけ分かりやすく描く必要があると思います。それがなされないのは、福田雄一の脚本・演出のドラマだからなのだろうと思います。

福田作品の常連である佐藤二朗が演じた役は、いつものような役でした。このような役には、福田雄一の深夜ドラマの愛好者は免疫があります。でも、土21枠の愛好者にはどうだったんだろうと思います。


このドラマの評価を知るために、Yahoo!のリアルタイム検索(twitter検索とほぼ同等)をしてみました。すると思いの外、検索結果が少なくて驚きました。結局、分かったことは、「左江内」を「佐江内」だと間違えてtweetしている人が多いということです。

スーパースーツの胸のエンブレムは「左」をモチーフにしたものだと思います。この辺のところには、福田作品はシッカリとこだわってきます。


このドラマで一番感じたことは、今更ながらですが、堤真一の演技は上手いなぁということでした。冴えない中年サラリーマンがスーパーマンの役目を担うという突飛な話を、不自然なく受け止められることには、彼の功績が大きいと思いました。

それから、島崎遥香が高校生役を演じることには不自然を感じませんでした。彼女は、今年の3月に23歳を迎えるのですが、大したもんです。でも、高校生ならばOKだけれど、16歳という設定には違和感を感じますので、不思議な感じです。


世の中には、AKB48のメンバーというだけで否定的な評価をする人もいます。でも、彼女達は概して上手いです。前田敦子も、この枠における「Q10」(2010年10-12年)の演技には、高い評価を受けていました。

前田敦子に対する評価が暴落してしまったのは、次に出演したフジテレビのドラマ(主演)でした。AKB48運営は、ドラマについて分かっていないところがあります。彼女に似合わない役であっても、主役を演じされることがプラスになると思ったのだろうと思います。

そのような戦略でも、かつてのホリプロや、現在のオスカーのように何クールも主演の仕事を持ってくるのならば上手くいく可能性があります。でも、AKB48運営にはそのような力はありません。


このドラマの放送枠である土21は、4月からはドラマ枠ではなくなるそうです(【追記において、訂正】)。このドラマ枠とは相性が良い私にとっては残念です。リスクがある福田雄一を起用したことについては、日本テレビは勇者であると以下のブログ記事には書きました。でも、次のことをに気にする必要がなかったからなのかもしれません。

natuka-shinobu.hatenablog.com


【追記/訂正 2017年1月16日 19:57】 ドラマ枠は土22に異動して存続のようです。結局、「嵐にしやがれ」と時間帯が変わっただけでした。






ーー以上ーー