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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

築地魚河岸のある店が、ちりめんじゃこに「ちりモン」が入っていたことで購入者からクレームを受けたことが、弁護士ドットコムのネタになったことをキッカケに…

築地魚河岸にある「株式会社阿部水産」が、ちりめんじゃこに、小さなイカが混入していたことで購入者にクレームを受けたことが、弁護士ドットコムのネタになりました(2017年2月21日)。Yahoo!Newsに転載されましたので、これまでも多くの人が知ることになったと思います。
headlines.yahoo.co.jp


私はこの件を、おたくま経済新聞の記事(2017年1月20日)で知りました。この記事は、この件についての「株式会社阿部水産」によるtweetが話題になっていたことをキッカケに書かれたようです。記事には阿部さんへの取材の内容も記載されています。
otakei.otakuma.net


ちりめんじゃこは、イワシ類の仔稚魚ですが、小さなイカ、エビ、カニなどが入っていることがあります。これらは「ちりめんモンスター」、略して「ちりモン」と呼ばれているそうです。私は「ちりモン」が入っていると嬉しいのですが、同じように考えている人が少なくないことが今回のことでわかりました。

ちりめんじゃこに「ちりモン」が入っている可能性があることは、海産物を買う多くの人にとって常識だと私は思います。でも、クレームをした人はこの常識を持っていなかったのだろうと推測します。そして、自分の認識に正当性があると考えてクレームをつけたのだと考えます。おたくま経済新聞に掲載された阿部さんの話によると、その人のあり方は以下のようだったそうです。

クレームを入れてきた人物は、興奮してまくしたてるように、言いたいことだけ言っている状態で、阿部さんは仮に正論を説明したとしても「言い合いになることは必定」と感じたそうです。
 また、他の客もいる状態だったため事を荒立てるより、去ってもらう方が良いとの判断で、その場は返品・返金に応じたそうですがそれでも「のちに説明しろ!!」と言い残し去って行ったのだとか。今は、再びの来店を待っている状態だそうです。

ちりめん混入の「チリモン」は今やラッキー!じゃなくてクレーム対象? | おたくま経済新聞

この件に関する弁護士ドットコムの見解は、「通常の取引では、店側が返品に応じる法的義務はない」ということでした。その根拠は記事を見れば分かると思います。私自身は、解説できるほどには理解していませんので、興味に応じてご参照ください。


この人は、ちりめんじゃこについての知識がなかっただけでなく、自分の認識が必ず正しいと思い込む部類の人だと最初は思っていました。このような人には、ほとんどの場合、どんなに丁寧に分かりやすく説明しても、それを聞き入れるモードに入る可能性は低いと思います。

でも、最近は自分の間違えを認めようとしない人だったかもしれないと思い始めています。そうであるならば、阿部さんの説明によって、ちりめんじゃこに「ちりモン」が入ってしまう可能性があることを理解したものの、その可能性を知らなかったことを認めたくなかったということになると思います。立ち去り方は、客としての立場における優位性を拠り所にして、自分を誇示しようとしているようにも見えます。

どちらの場合でも、いくら説明しても無為ですから、「他の客もいる状態だったため事を荒立てるより、去ってもらう方が良いとの判断」は適切なものだったと思います。


「ちりモン」のような特定のことだけではなく、多くのことにおいて、自分の認識が正しいと思い込んだり、自分の間違えを認めない傾向が強い人は、実社会においては程度はともかく存在します。でも、ネット社会よりも顕在化しにくいです。実社会では、マイナスの評価が蓄積によって発言が重んじられることが少なくなり、発言機会が少なくなるからです。

これに対して、匿名で発言が行われることが多いネット社会では、発言の結果としての評価の低下は起きにくいです。また、起きた場合には、ハンドル名やIDを変えれば評価の蓄積はクリアされます。

この種の人達は実世界では自分を誇示できないことを補うように声が大きく、コミュニケーションの技能が十分に伴わないことが多いので言葉遣いが殺伐としています。コミュニティーに占める割合がある程度よりも多くなると、良識がある人が離れていきいます。結果として、コミュニティーが実質的に無実化することが稀ではありません。


ーーー以上ーーー