読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「さしこく~サシで告白する勇気をあなたに~」(フジテレビ)のAKB48系後継番組がないらしいことが意味するもの

6ヶ月にわたって放送された「さしこく~サシで告白する勇気をあなたに~」(フジテレビ、水曜深夜)は3月で終了しました。これは、最終回となった放送の冒頭において、MCの指原莉乃HKT48)がもう一人のMCである山崎弘也の言葉に応答する形で発表されました(3月15日深夜)。

この時間枠においては、指原莉乃ともう一人のタレントがMCを務めるAKB系番組が3年間(2013年10月~2017年3月)続いてきました。しかし、AKB系番組としての継続番組はないようです。このことは、後にのべるように、AKB系に対する需要の低下を反映しているように見えます。

AKB系番組として継続番組がないという推測は、フジテレビが新番組として発表されたもの中には、彼女がリリー・フランキーと共にMCを務める「SML」(仮)(毎週日曜25:25~25:55、4月16日~)はありましたが、AKB系の新番組はなかったからです。ちなみに、「SML」は「指原ミッドナイト・リリー」の略ですから、彼女とリリー・フランキー冠番組とも言えます。

したがって、指原莉乃がMCを務める番組という観点では、4月からも続くことになります。二人のコンビは「AKB映像センター」(毎週日曜24:55~25:10、 2013年4~9月)以来です。日曜深夜に指原MCの番組が復活したとも見なせます。

この時期との違いは、指原莉乃のMCに対する評価と需要が増えたことです。最近、特に増えていることに関することは、以下のブログ記事において記載していますので、ここでは述べません。
natuka-shinobu.hatenablog.com


私の推測が正しければ、「さしこく…」に終了によってフジテレビにおけるAKB系の番組はなくなりました(以下、この前提で記載します)。私には予感がありましたが、AKB48グループのファン(以下AKB48グループファン)にはその危機感は乏しかったようです。私が検知したことは、この番組は面白くないというAKB48グループファンによる批判があったということでした。

今番組は、応募してきた視聴者の告白を番組がサポートするというものでした。番組の前半ではスタジオにおいて告白チャレンジャーが紹介されます。そして、MCの二人、告白ナビゲーターともに告白プランを考えます。この際には、AKB48グループのメンバーが二名参加しました。なお、北原里英(NGT48)以外のメンバーが大きく役立ったという記憶はありません。

この後、告白チャレンジャーが告白するビデオが流され、これをMCの二人が見守ります。なお、告白された相手が了承しない場合には、スタジオ収録を含めて放送はありません。このため、お蔵入りになる収録が、特に初期においては稀ではなかったようです。


「さしこく…」の企画は、AKB48の45枚目のシングル「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」における「LOVE TRIP」のMVに発想を得ていると思います。このMVでは、AKB48グループがバスに乗って、全国各地で、告白をサポートする体(てい)なっているからです。AKBグループ由来であるのにもからわらず、AKB48グループファンからの(あまり言葉遣いがよくない)批判があったことは、番組側としては心外だったかもしれません。

心外であったと推測するのは、番組側の観点では、フジテレビ側とAKB側の2つに分けるならば、AKB48グループファンはAKB側だからです。しかしながら、一部のAKB48グループファンの観点では、サービス受給者である自分たち側と、サービス供給者側(AKB48グループ、フジテレビ)に2分されるのだろうと思います。

自分たちがサービス受給側であると、AKB48グループファンの一部が認識することは自由です。でも、その場合にはフジテレビの世界観も理解する必要があります。このことは、特に批判をする場合に必要です。

AKB系としての継続番組がなかったことは、この枠において、これ以上の関わりを避けることがお互いのためだという判断があったとしても不思議ではありません。この他に、AKBという制約がない方が番組を作りやすいという考えもあったかもしれません。


フジテレビにおいて3年間放送されてきたAKB系番組において、前半の3番組(2013年10月~2015年9月)は、AKB系の番組を指原莉乃がMCをしている体(てい)でした。これに対して後半の2番組(2015年4月~2017年3月)は、指原莉乃冠番組AKB48グループのメンバーが出演しているという体でした。つまり、前半と後半には大きな違いがあるということです。

具体的には、前半の番組は「恋愛総選挙」(2014年4~9月)、「※AKB調べ」(2014年10月~2015年3月)、「僕らが考える夜」(2015年4~9月)でした。そして、後半の番組は「指原カイワイズ」(2015年10月~2016年9月)、「さしこく~サシで告白する勇気をあなたに~」(2016年10月~2017年3月)でした。

「僕らが考える夜」について私は、AKB48グループにプラスをもたらす番組だと見なしていました。残念ながらメンバーは、世の中ではあまり考えていないという印象を持たれていることが多いようですが、実はシッカリと考えていることが分かるからです。

しかしながら、この番組には、AKB48グループファンからの批判が目立ちました。面白くないという理由においてです。大部分は、サービス受給者としての意識が強いファンからなのだろうと推測します。このあり方が、3年間の前半と後半に違いを起こした要因の1つであっても不思議ではありません。


AKB系番組の枠においては、AKB系である度合が、上記のように2段階で減りました。1年半前には度合が減っただけでしたが、今回はゼロになったことです。これは、初めにふれたように、AKB系番組に対する需要の低下の反映のように見えます。

需要の低下としては、まず、世の中におけるAKB48グループへの関心が薄れたことあります。このことは多くの人が認識していると思いますが、認識度が低いそれ以外のものがあります。それは、AKBファンにおいて、AKB系番組に興味を持つ人の割合が減ったことです。これを大まかに説明するならば、AKBグループのグループとメンバーが増えた結果です。

現在は国内には5つのグループ(AKB48SKE48NMB48HKT48、NGT48)があり、夏にはSTU48が発足します。そして、現時点でもメンバー数は300人を超えます。この増加にもかかわらず、ファンの総数がそれに見合うほど増えたという話は聞いていません。


AKB48グループファンにおいては、自分の推しメン(強く応援するメンバー)にしか興味を持たないファンの割合が他のアイドルグループに比べて多いような感じを受けます。これに加えて、推しグループにしか興味を持たない人の割合も少なくないようです。

興味を持っているメンバー/グループが出演しないとAKB系の番組を観ないならば、メンバーとグループの数が増えれば、視聴するファンの割合が少なくことは当然の成り行きです。この他、AKB48が右上がりの時期おいては、支援しようとする意識のファンの割合が多かったのに対して、現在ではサービス受給者としての意識を有するファンの割合が増えていることが拍車をかけているように見えます。


フジテレビのAKB系番組を観る割合は、比較という観点では、AKB48HKT48のファンの割合は多く、SKE48NMB48のファンの割合が少なかったと推測します。スタジオ収録に出演したメンバーはAKB48メンバーが多く、MCはHKT48指原莉乃だからです。

最初の方でふれたように、この番組に出演するメンバーでは北原里英が効いていました。しかしながら彼女は、今年の収録(1月10月、2月7日)[4回の放送に相当]には参加していません。この2つの収録に参加したのはAKB48の若手とHKT48メンバーです。このことから、おそらく「さしこく…」は3月までだと私は予測していました。番組の内容よりもそれ以外(今回は視聴者を増やすこと)が優先される様になることは、番組が終わるサインの一つだからです。


より多くの割合のAKBファンに観てもらうためには、できるだけ多く、多数派であるAKBメンバーを出演されることが有効です。これに該当する番組は「AKBINGO」(日本テレビ、2008年10月~)です。番組の基本形態では、20~30人のメンバーが雛壇に座るようです。このようにメンバーの出演機会は多いですが、AKB48グループファン以外における視聴と注目は低いようです。

これと反対に外部の注目を得ることを意識している番組は、指原莉乃後藤輝基と共にMCを務める「HKT48のおでかけ!」(2013年1月~)です。AKB48グループが右上がりである時代の後にデビューしたHKT48は、AKB48グループファン以外からファンを獲得することを当初から意識してしています。この番組の方針はこれを反映したものだと思います。

最近では、MCの二人のトークを目当てに番組を観る人が増えきたようです。トーク部分は、メンバーのお出かけロケの前に流されるものです。いわば、トーク部分は客寄せパンダの役目を果たしています。

この番組については、トーク部分を主に記載したネット記事が毎回書かれます。もちろん、このトークがなければ、記事にはならないと思います。しかしながら、これを削れと主張するファンが(最近は減っているものの)存在するようです。度合はともかく、サービス受給者という意識が強い人は、どこにでもいるのだと思います。


ーー以上ーー