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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

さし旅「駅弁マニアと巡る熱狂ツアー」(NHK、2017年3月30日): マニアたちの旅に指原莉乃が加わることによってNHKのゴールデン(20:15-)に放送可能なコンテンツとなった件

さし旅「駅弁マニアと巡る熱狂ツアー」(NHK、2017年3月30日、20:15-20:43)を観ました。

旅のコースは、東京(駅)-小田原-強羅-三島-修善寺でした。指原莉乃の以外の出演者は、高嶋政宏(俳優)、吉川正洋ダーリンハニー)、櫻井寛(鉄道カメラマン)、上杉剛嗣(高校教師)、覆面[電車]の男*1でした。

私にとってはかなり面白いコンテンツであり、「指原(さし)ペディア」のようにシリーズ化してほしいと思いました。


私はどちらかというと駅弁が好きな方です。でも、この番組で理解した駅弁マニア側と、そうではない指原莉乃の側に世の中を分けると、明らかに指原側になると思います。おそらく、世の中の大部分は指原側だと推測します。

こんなことを書くと駅弁マニアに失礼であると感じる方もいらっしゃると思います。でも、番組における駅弁マニアの流儀の一例(下記、ほんの一例です)を示せば、分かっていただけると思います。


一行が箱根登山鉄道に乗り込むと、吉川正洋が勾配がスゴイと興奮し始めました。これは駅弁マニアと鉄道マニアには重なりがあると想像していた私の想定内でした。

やがて、列車が塔ノ沢野駅にとまり、指原莉乃が駅弁を食べる準備を始めると、高嶋政宏は「止まってるときには食べない」と制止します。そして、「止まっているときとトンネル、景色が見えない場合には食べない」と付け加えます。

これには私は驚きました。鉄道の旅が好きである私は、景色が見える時には箸をおいて、見えない時に食するからです。

彼らの感覚では、駅弁は景色を“おかず”として観ながら食べるもののようです。彼女は年長者である駅弁マニアたちの流儀に従います。でも、この路線は頻繁にトンネルがあるために、何度も食べることを中断することになりました。なお、高嶋政宏によるとトンネルの中は咀嚼タイムということです。

彼らは、スイッチバックや急なカーブにでさえも“おかず”にしようとします。急カーブについては、一行の1人が「これ最高のおかずですよ」と興奮します。これに対する指原莉乃の反応は、「おかずにはならないけれどホントにスゴイ。」と、彼らとは一線を画するものでした。


指原莉乃がいたことによっても彼らは、駅弁マニアの流儀は譲らなかったと思います。でも、そのあり方は彼女の存在によって少しマイルドになったと思います。彼女の存在によって場が活性化すると同時に和やかになることはよくあることだからです。

このマイルド化により視聴者は、指原莉乃を通して、こんな人達もいるんだなぁと眺めること可能になったと推測します。また、彼女と同様に、徐々に彼らに親近感を感じていったのではないかと想像します。

私の見解はこの記事のタイトルに示したした通り、指原莉乃が一行に加わったことにより、ゴールデンタイムのNHKにおいて放送不可なコンテンツが生まれたというものです。彼女がいなければ、放送できるのは早くても「タモリ倶楽部」(テレビ朝日、金曜24:20-24:50)の時間帯だったと思います。


指原莉乃の駅弁に対する捉え方が駅弁マニアとかなり違うことは、番組冒頭における両者の遭遇を見れば分かります。

番組は、彼女が旅の出発点であるJR東京駅に向かう場面から始まりました。映像は彼女がハンディーカメラに自分とその背景を映したものでした。そして、テロップとして「指原が『あるマニア』の熱狂的な楽しみ方を体験する旅番組」という記載が現れました。

この時点における彼女は、『あるマニア』が駅弁マニアであるとは知りません。ちなみに、久しぶりに台本を渡されない番組であったそうです。

彼女は日本橋口に至ると、ある一行が該当マニア達であると察します。その遭遇は6時58分であり、かなり早朝からのロケであることが分かります。収録日は、一行が新幹線で向かった小田原における目撃情報(twitter)によると、3月5日のようです。


彼女は集合場所が駅なので、彼らは電車マニアだと推測します。これに対して彼らは、紙袋から複数の駅弁を誇らしげに取り出して、駅弁マニアだと名乗ります。

これを聞いた指原莉乃は、「冷たいお弁当というのはホントに…」と述べ始めますが、これを否定するように高嶋政宏が駅弁について熱弁をふるい始めます。

彼の熱弁がかき消したので、彼女の言葉の後ろの方は分かりませんでした。でも、NHKの山本隆之プロデューサーが、この番組についての記事において、以下のように書いていますので、温かい食事の方が好きだということだったと推測します。
https://www.nhk-ep.co.jp/topics/sashitabi-20170327/

旅の最初、指原さんは「あったかい食事のほうが好きなんですけど・・」と正直におっしゃっていました。実は、私も同じように思っていました。ですが、マニアの方々の熱弁を聞いていると「なるほど」と頷くことが多々あったのです。高嶋政宏さんいわく「駅弁って、そもそも“出来立て”を食べてもらえないものなんです。でも、うまい。駅弁は、職人技が結集した玉手箱なんです」

NHKエンタープライズ ・ 指原莉乃×マニア×旅=?? さし旅「駅弁マニアと巡る熱狂ツアー」

山本隆之プロデューサーも彼女と同様に、世界を2分した際には「駅弁マニア側」ではないことが分かります。このあり方も、この番組の成功の要因になっていると思います。

山本隆之プロデューサーによると、テーマを駅弁に決めてから5ヶ月がかかったようです。このことから、NHKらしい、時間をかけた番組なのだと分かります。

今までも「その道に通じた方々」(マニア)をご紹介する番組は数多くあったと思います。しかし、「人見知り」で「あまり趣味がない」と言う指原莉乃さんに、マニアたちの旅に飛び入り参加してもらうと、どうなるのか・・・?この番組はそんな発想から生まれました。
テーマを「駅弁」と定めて数ヶ月。共同テレビさんを中心とする制作チームで、試行錯誤を繰り返し・・東京から日帰りでも行ける「早春の伊豆・箱根を旅する」計画がまとまりました。

NHKエンタープライズ ・ 指原莉乃×マニア×旅=?? さし旅「駅弁マニアと巡る熱狂ツアー」


番組の内容については、これ以上は記しません。いくら頑張っても、「駅弁マニア側」の方々とっては満足がいく説明にはならないと思うからです。もしかしたならば、「駅弁マニア側」の観点においてブログ記事を書かれるかたがいらっしゃるかもしれません。ここでは、番組において駅弁を再現していた覆面[電車」の人によるtwitterに、リンクをすることに留めます。
https://twitter.com/ekibensaggy/

そして、「指原側」の方々には、マニア向けではなく一般の人も楽しめる番組であることを分かっていただけるならば、このブログの役目は果たしたことになると考えています。

ご興味を持たれた方には、以下のネットニュースを紹介いたします。リアルサウンドの記事は、かなり詳細に書いてあります。なお、タイトルにある「変態性が高い」という指原莉乃の言葉は、「駅弁マニア側」ではない彼女による褒め言葉であり、番組をご覧になった方の多くは、共感すると思います。
realsound.jp
news.dwango.jp

上記のネット記事をご覧になって実際に観たいと思われた方は、以下のページにおいて再放送をリクエストをすることもできます。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92357/2357098/


指原莉乃がこの収録の結果、「駅弁マニア側」に足を踏みれる可能性が生まれたかは、最後に入った駅弁屋において分かります。でも、このことは再放送が叶った際に知ることになる楽しみと考え、明かさないことにします。その際に彼女にバラエティの才があると感じた人は、この番組をより楽しめた部類にあると想像します。


ーー以上ーー

*1:奥さんの希望によって顔出しNG