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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

年が明けてからは「戦う!書店ガール」化したために、最後には観る気を失った朝ドラ「べっぴんさん」

先週の土曜日に終了した朝ドラ「べっぴんさん」(脚本:渡辺千穂)の期間平均視聴率は20.3%であり、朝ドラとしては芳しくなかったようです。

「べっぴんさん」については、去年の内は気に入って観ていました。不満といえば、時間をかけて描いて欲しいところを駆け足で描いてしまっていると観じたくらいでした。

でも、今年になると「なんかなーぁ」と思うことが増えてきました。それが許容範囲を超えたのは、すみれ(芳根京子)の娘である さくら(井頭愛海)の反抗期が長々と続いたあたりでした。そして、決定的になったのは、キアリスに入社した さくらと君枝(土村芳)の息子である健太郎(古川雄輝)のあり方でした。

健太郎が猛威をふるい始めてからは、録画したものを観る気が起こらなくなりました。その録画も、観ることなく消すことになりそうです。


純化して述べるならば、この作品の問題は普通にじっくりと描けばいいのに、以前は問題なかった登場人物をキャラ変させることによって分量を増そうとしたことです。最初は、戦地から帰ってきた すみれの夫・紀夫(永山絢斗)であり、彼の問題が解消されると、子供の頃は好感を持てたさくら、そして健太郎とキャラ変していきました。

でも、キアリスが軌道に乗るまでをシッカリと描いたならば、そのような無用なキャラ変による増量は必要がなかったはずです。


さくらのあり方は、同じく渡辺千穂が脚本を担当した「戦う!書店ガール」(フジテレビ、2015年4-6月)におけるW主人公の1人であった北村亜紀(渡辺麻友)を彷彿させるものがありした。渡辺千穂としては、北村亜紀を好感が持たれる登場人物に描いたつもりだったのだろうと思います。でも、私と同様に、そのように受け取らない人もいたと思います。今回のさくらも同じだったような気がします。

「戦う!書店ガール」は4.78%[ソース*1]という超低視聴率を記録しました。渡辺千穂にとって幸いだったのは、次のクールに放送された「HEAT」(脚本:丑尾健太郎など、主演:AKIRA)が、超低視聴率であると感じる視聴率の閾値を大幅に減らしたことです。

「HEAT」の全話に渡る視聴率は、4.12%でした[ソース*2]。なお、第6話の試料率は2.8%という異次元のものでした。


「べっぴんさん」も「戦う!書店ガール」化してからは視聴率に陰りが見え始め、最後の4週は20%を切りました。期間平均視聴率も20.3%となり、過去5年の10作品では、「純と愛」の17.1%、「まれ」の19.4%に次いでワースト3になりました。
http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/02asa.htm

なお、ワースト1位と2位の作品は滑り始めから視聴率に恵まれなかったようです。これに対して「べっぴんさん」は、前半の3ヶ月において20%を切ったのは第2週だけのようです。


最後に、念のために付け加えますが、低視聴率は基本的に演者の責任ではありません。もちろん、何にでも例外はありますが、今回のヒロインを演じた芳根京子は該当しません。彼女が次に出演するドラマには期待したいと思います。


ーー以上ーー