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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

そこそこは面白かった「貴族探偵」(フジテレビ、月21)の第2話(2017年4月24日)

「貴族探偵」(フジテレビ、月21)の第2話を観ました。第1話ほどではありませんでしたが、そこそこは面白かったです。第3話も観る予定です。
www.fujitv.co.jp

今回の殺人事件は人気ミステリー作家・厄神春柾(大和田伸也)の別荘で起きました。別荘は富士山の近くのその景色が良いところにあります。被害者になったのは彼自身でした。

探偵として彼に取材を受けることになっていた高徳愛香(武井咲)は、この殺人事件に遭遇することになりました。そして、お約束のとおり、貴族探偵(相葉雅紀)も関与することになりました。今回も、彼の使用人である、田中(中山美穂)、佐藤(滝藤賢一)、山本(松重豊)が実質的な捜査をすることになります。

取材を受けるために愛香は、彼の担当編集者である日岡美咲(紺野まひる)の車で別荘に向かっていました。山道を登っていると、巨石が落ちてきて、二人は危うく難を逃れます。愛香が車を離れて通報したりした後に戻ると、美咲は車にはいませんでした。どこかで見た車を見つけた後に見回すと、貴族探偵とお茶を飲んでいる美咲を見つけました。


彼女がお茶の輪に入ってからしばらくすると、佐藤の調べによって巨石の落下が人為的だと分かりました。これに貴族探偵は憤慨して、巨石を落としたと思われる家にクレームをつけに向かいました。

該当する家に近づくと、美咲は厄神春柾の別荘であることに気が付きます。貴族探偵は目的を果たすために別荘に入ろうとするのですが、彼の気難しさを知る彼女、そして愛香は彼を止めようとしました。でも、貴族探偵はその制止を振り切って別荘の中に入りました。

さらに、厄神春柾の仕事場には彼以外が入ってはならないことを知ると興味を持ち、踏み込みました。その結果、遺体の第1発見者になりました。


警察に山本が通知すると、お約束で、管轄違いの鼻形雷雨警部補(生瀬勝久)と部下の常見慎吾(岡山天音)が現れました。彼は貴族探偵の担当になったようであり、鑑識の樹和泉(田中道子)も現れました。その他に今回は所轄の刑事とその部下も現れました。

貴族探偵は捜査を愛香に任せますが、彼女が失敗した際のことを考え、田中にも捜査をさせました。使用人の中で何故彼女を選んだかというと、おそらく、厄神春柾のファンであったためだと思います。

別荘には、松尾早織(豊田エリー)がまず現れます。彼女は、別会社ですが、美咲と同様に厄神春柾の担当編集者です。少し遅れてさらに、別会社の担当編集者である滝野光敏(丸山智己)が、厄神春柾の妻・令子(横山めぐみ)と共に現れました。


事情聴取の内容は、コマ起こりで映されましたので分かりません。でも、田中はその結果に基づいて、前回のようにワイドショーで使われるようなボードを作っていました。そのボードに彼女は後に、田中は愛香と鼻形との関係性を「仲良し」と書き加えることになります。

ボードによると、滝野光敏と令子には、犯行推定時刻(早朝5~7時)と落石の時刻(午前10時)におけるアリバイがありました。両時刻ともに二人は、厄神春柾の本宅に一緒にいたとのことです。そして、前者の時刻には近所の人に、後者の時刻には宅配サービスの業者に目撃されていました。

しかしながら、美咲には1番目のアリバイ、そして松尾早織には2番目のアリバイはありました。なお、美咲の後者のアリバイは愛香と共にいたことで証明され、松尾早織の前者のアリバイは東京にいたので証明されています。


やがて、常見慎吾は厄神春柾の革の手帳を見つけ出し、愛香はこれに基づいて犯人を特定したと宣言します。当然のことのように、この推理を関係者は、庭にいつの間にか作られていた貴族探偵の別邸で聞くことになります。

彼女の推理は、美咲と松尾早織の共謀というものでした。彼女は手帳への書き込みによって、二人が厄神春柾の愛人であることを突き止めました。このことから彼女は、二股をかけられた二人が怒りを共有して、手を組んで厄神春柾を殺害したと考えました。彼女は、その考えに基づいて、二人が犯人であるストーリーを作り上げました。

二人はこの容疑を否定するのですが、愛香の推理に基づいて地元警察の2人は二人を連行しようとしました。でも、貴族探偵の使用人3人が立ちはだかり、これを阻止しました。そして、貴族探偵は田中に推理を示すことを命じました。

田中の推理は滝野光敏と令子が共謀して殺人を行ったというものでした。巨石については、ドローンを使って遠隔操作で落とされたものと推理しました、その通りだと、2番目のアリバイが崩されます。そして、殺人は本宅で行われて、遺体が別荘にある仕事場に運ばれたと推理しました。そのとおりだと、1番目のアリバイが崩されます。

彼女の推理によると、岩を落とす必要が生じたのは、ベットを持ち込んだことにより仕事場からの外への出入り口が使えなくなっためです。その代替えに使えるのは、キッチンの出口でした。ところが、それは車が置かれると使えなくなります。

キッチンの出口は、車をさらに崖側におくと使えるようになります。でも、その時点では巨石がそれを妨げていました。田中の推理は、スペースを開けるために、巨石を下に落とす必要があったというものでした。


この説明を聞いた愛香の顔色は変わりました。これを貴族探偵は、発情期に恋人を奪われたマンドリルのようだと形容しました。

滝野光敏と令子は最初はこれを認めませんでした。でも、彼女は田中に気持ちを理解されることによって自白を促しました。

具体的には田中は、令子が夫に裏切られたことによって滝野光敏と不倫関係になり、これを夫に目撃されたので殺したと推理をします。そして、長年の浮気により苦しめられていた令子が偶発的な浮気を咎めたことに耐えられなくて殺したという解釈をすると、彼女は自白をしました。滝野光敏が売れないことから支えてきた自分の気持ちを田中が分かってくれたためです。


愛香は敗北は認めたのですが、貴族探偵が自分では推理をしないことには納得はしていないようでした。でも、犯行に使われたドローンが見つかったところを目撃、貴族探偵が取り寄せたドローンを美咲を観客にして試していたことを思い出します。そのドローンは事件の検証をするために、至急に取り寄せたものである可能性があります。

そんなすぐに取り寄せられることができるはずはないと思った人もいたかもしれません。でも、このドラマはファンタジーですので細かいことはどうでもよいです。

ちなみに、タレントの渡辺直美は、芸能人の財力を用いて、深夜にアイスクリームをすぐに取り寄せています*1。貴族探偵は、彼女に比べても少なくとも2桁は違う財力を有しているはずなので、ドローンをすぐに取り寄せることくらいは容易なのだろうと想像できます。


アリバイとこのドラマのあり方から、美咲と松尾早織が犯人ではなく、滝野光敏と令子であるということは推測しやすかったです。実は二人が一緒に現れたことから、初めから怪しいとは思っていました。

私は、ドローンを使って巨石を落としたとか、本宅で殺人が行われて別荘に運ばれたということは思いつきませんでした。でも、話の構成からから犯人の2人が分かりやすかっただけです。したがって、私の推理が愛香を上回っていたというわけではありません。

問題はどのように容疑者に自白されるかでした。自白を導いたことが、田中の令子に対する同情と配慮を込めた見解であることは、納得できるものでした。この種のことは探偵にとって、推理力と同様に必要なことだと思います。

愛香は学校秀才的であり、社会人では上手くいかないタイプでだと思います。ドラマにおける事件において経験を積むことによって使える探偵になるかは、原作者/脚本家に依ります。


愛香が貴族探偵に対する反発する要因の一つには、貴族探偵が貴族としてリスペクトするのに値しないように感じることがあるように思います。もし、貴族探偵を演じているのが貴族に見えるような俳優、例えば及川光博であったのならば、彼女が反発すると大きな違和感を感じると思います。

それほどの違和感を私が感じないですんでいるのは、演じているのが相葉雅紀だからだと思います。彼のファンには申し訳ないのですが、彼がコスプレをしているようにも見えることが、このドラマを私が受け入れやすくしている要因のようです。


このドラマ化は小説「貴族探偵」のファンには好評のようです。このことはtwitterにおけるRTが多いリアルタイムのツブヤキによって分かります。

視聴率は1話は11.8%と10%を超えました。残念ながら、第2話は8.3%と一桁になしました。

ドラマへの批判はあるようです。でも、その批判の大部分はドラマ好きの人からではないようにも見えます。


Yahoo!Newに転載された記事に書かれた批判コメントは多いです。しかし、否定的なコメントを書いた人には、鬱積を解消したい人や、disることによって自分の存在を示したい人がかなり含まれている可能性があります。このようなコメントの中に埋もれている傾聴に値する批判を特定するためは、過去の投稿も調べて判断する必要があります。

このドラマに対しては、フジテレビのアンチと、このドラマが失敗して月9が致命的ダメージを被ることを願う人も批判コメントをしているようです。このため、傾聴に値する批判を探すことは極めて難しかったです。


結果として分かったことは、主に2種類の批判があることでした。主人公が活躍しないドラマはおかしいという意見と、相葉雅紀の役には相応しくないという意見です。

前者はドラマにあまり詳しくない人の意見のように見えます。主人公が狂言回しの役割であるドラマは稀ではないからです。ザックリというならば、ドラマにおける愛香のような人による意見だと思います。後者については私の意見とは反対です。結局、私の観点における傾聴に値する意見は、限りある時間では見つかりませんでした。

ただ、後者である貴族探偵の役に相葉雅紀が似合わないという意見については、中途半端に似合っていないために生じる意見なのかもしれないと思いました。もしかしたならば、例えば、出川哲朗が演じたならば、ドラマの最後に示される右のことを理解する人が増えるかもしれません。

出川哲朗が貴族の役が似合うようには、想像できない人が多いかもしれません。でも、彼は意外にオシャレさんなので、寓話の人物と捉えた場合には、意外に似合っていと見えるかもしれません。


さて、「貴族探偵」については好意的に書いてきました。でも、流石に視聴率がさらにかなり落ちて6%くらいになるとマズイかもしれません。

おそらく、正念場は次の第3話だと思います。天使すぎる女子高生を橋本環奈が演じるので色々と邪推されることがあると思うからです。視聴率がどうであれ批判を受ける可能性がありますし、低ければなおさらだと思います。


ということで、第3話の視聴率がそんなには落ちないことを願いつつ、この記事を終えることにします。なお、話の流れのために言及しませんでしたが、前回に登場した依子(木南晴夏)は、今回は登場しませんでした。最後にクレジットには「今回はお休み」と記してありました。


【この番組についての今までの記事】

natuka-shinobu.hatenablog.com