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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「=LOVE」(指原莉乃プロデュース声優アイドル)に期待する。(対立を煽り、サプライズでプロモーションをする秋元康と、協調を尊ぶ指原莉乃との違い)

代々木アニメーション学院Presents 指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」の最終審査が行われ、同日に仮合格者13人がお披露目になりました(2017年4月29日)。グループの名前は表題にもあるように「=LOVE」(イコールラブ、略称:いこらぶ)です。

maidigitvと時事通信による動画ニュースを観ると、指原莉乃が同席したお披露目には多数の報道陣がつめかけたことが分かります。効果的なプロモーションになったと思います。
maidigitv:

時事通信

どちらの動画にもカットした部分がありますので、全体像を知るためには、両動画を継ぎ合せて観る必要があります。

maidigitvの動画には、会見のために指原莉乃を先頭にしてメンバーが登場して、彼女の指示にしたがって彼女たちが配置されるところから映っています*1

時事通信の動画には、仮合格者が名前を述べた後に自己紹介をする場面が含まれています。この情報に基づいて、カタカナ書きで仮合格者の名前を報道しているメディアがあります。
mdpr.jp


会見の初めでは、指原莉乃はメンバーに向かって左横に付き添う形でいました。あくまでも主役はメンバーだという認識があったからだと思います。そして、報道陣には、メンバーのメイクのために時間がかったために待たせてしまったことを詫びました。
この後、取材陣の要望によって彼女はセンターに位置を変え、進行の質問に答える形で記者会見は行われました。彼女の通常の記者会見と同じように和やかであり、取材陣が楽しんでいるような感じが伝わってきました。

具体的な内容については、記事の最後に箇条書きにします。


仮合格者は揃いの衣装でした。上は白の半袖であり、えんじ色の細いリボンをしていました。そして、スカートはヒザ下であり紺色でした。この衣装は彼女が、親交があるオサレカンパニー(AKB48系)に依頼したもののようです。また、上記のようにメイクアップが施されただけではなく、髪型への指示もされたようです。

揃いの衣装での登場は、容姿が良く清楚であるグループというイメージを報道陣に与えたようです。彼女によるプロデュースの効果が早くも現れたものであり、このことから、彼女がプロモーションする「=LOVE」には期待ができると思いました。
mdpr.jp


さて、お披露目された者は上述のように、あくまでも仮合格者です。順当ならば契約として本合格になると思いますが、残念ながらそうならないこともありえます。例えば、合格基準や資質を満たさないことが判明する場合や、家族の反対や学校の問題などで辞退する場合があると思います。

合格基準を満たさないということには、以前に芸能活動をしており、その事務所との契約が終了していないことなどがあります。資質を満たさないということには、個人アイドルの資質はあるが、アイドルグループの一員となる資質には欠けていると見なされる場合がありえます。応募したけどアイドルになりたかっただけで、声優には興味がない場合には、両者に抵触する可能性があります。

本合格になるのは一桁に留まる可能性があります。彼女がHKT48に加えてメンバー/支配人を務めることになったSTU48においても、44人の最終合格者の中で契約に至ったのは31人に留まりました。


仮合格者の中には、すでにアイドル活動をしていた者が、半数近くいるようです。上記のように、合格基準や資質を満たさないことが判明する場合がありますが、それをクリアすれば、今までの経験がプラスになるはずです。

AKB48グループにおいては、新規加入者は素人である割合が多いです。これは秋元康の価値観や世界観を反映したものです。しかしながら、普遍的なものではなく、彼の独特ものです。彼と違って、指原莉乃の目指しているものは、エンタメの本流に沿ったもののように思います。


秋元康の独特の世界観は受け入れられる時期がありますが、長続きしないようです。おニャン子倶楽部の時代が終わった後、彼女たちが母親になる年代になってAKB48の時代は来ました。

予定調和を嫌う彼がプロデュースするAKB48グループが10年以上も続いていることは、驚きを感じる人もいると思います。でも案の定、彼の関心は2年ぐらい前から乃木坂46に移っているようです。このことは、AKB48のシングルの表題曲のヒットが、「恋するフォーチュンクッキー」(2013年)以降はないことから分かりやすいです。なお、最近の彼の関心は、乃木坂46からさらに欅坂46に移っていると見る人がいます。

乃木坂46欅坂46秋元康がプロデュースをしていますのでAKB48グループの変異体と言えると思います。現在は順調に行っているようなのは、ソニーのDNAが組み込まれているからだと思います。

ソニーのDNAの良し悪しは別にして重要なことは、ソニーDNAの存在によって、予定調和を嫌うことなどの秋元康に特異的な形質の発現が抑制されたことです。結果として、彼の関与が曲の提供を含む狭い範囲に留まっていることが、プラスになっているように見えます。


指原莉乃秋元康の門下であることにより、二人のあり方を同様であると考える人が多いようです。でも実際には、二人の志向は正反対です。

秋元康によるAKB48グループのプロモーションは、対立を煽ることとサプライズによるものです。この影響でAKB48ファンにおいては、自分の推しメンバーや推しグループのために、他のメンバーやグループをdisるファンの濃度が、他のアイドルグループよりも大きいようです。彼らの世界観においては、機会(パイ)は限られているので、他者にマイナスを与えることと、推しにプラスを与えることは同値のようです。

AKB48グループに関心がない人でも分かりやすい彼のプロモーションは、指原莉乃の1stシングルを乃木坂46の2ndシングルと同じ発売日に設定して対決させたことです。同然のことながら、握手をする手が多い方が勝りました。

このことから秋元康の意図は明らかですが、この対決があったことにより指原莉乃をdisり続けている乃木坂46ファンがいることは事実です。このように、後への影響を考慮せずに刹那的であることが、彼のプロモーションの特徴の一つです。


これに対して指原莉乃の考えは、多くの人と協力してあって機会(パイ)を大きくすることです。

このことは、彼女が月に1度の割合で出演する「ワイドナショー」(フジテレビ)において、彼女がいると場が活性がして、会話のパス回しが良くなることから分かる人もいると思います。もちろん、この番組を観て彼女が頭が悪いと思う人の見解は、違うと思います。

彼女は他のアイドルグループとも友好関係があります。このことは、彼女がアイドルの世界における大きなイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」のチェアマンとなったことや、アイドルグループを紹介する番組である「この指と~まれ!」(フジテレビ、金曜深夜、5月5日スタート)のメインMCであることからも分かると思います。


指原莉乃の考えやあり方は、HKT48において役立っています。HKT48においては、他の姉妹グループとは違う特徴化として、彼女のアイドルに関する考えを採用しているようです。コンサートのおけるセトリも、彼女が作っています。

しかしながら、秋元康の考えが強く影響しているAKB48グループの世界に属しているために、思い通りにはいかないこともあるようです。彼女が代々木アニメーションのオファーを受けて声優アイドルグループのプロデューサーとなった理由には、制約を受けずに仕事をしたいこともあると思います。


このプロジェクトにおいてプロデューサーとなった彼女は、当然のことながら、彼女の発想に基づいて曲を作り、振り付けと衣装を依頼します。そして、MVを企画して依頼し、プロモーションをすします。その際には、彼女が築いた人脈を活用することができます。

プロデューサーとして彼女が行うことは、彼女が既にある程度は経験してきたことです。したがって、代々木アニメーション学院のオファーは、彼女の今までを評価した上のものです。

例えば、MVとは違いますが、彼女はHKT48ドキュメンタリー映画の監督をしています。また、HKT48の4thシングルの振り付けは、彼女がKABAちゃんに頼んだことが知られています。

人脈に合わせて、彼女はAKB48のために作られたユーティリティなどを使うことができます。ユーティリティの1つには、上でふれたオサレカンパニーがあります。この会社は別会社化されており、外部からの依頼も受けているからです。

「=LOVE」のメンバーが決まってから僅かな時間しかなかったのにもかかわらず、メンバーへの衣装をあつらえることができたのは、オサレカンパニーの茅野しのぶによる支援があったのだろうと思います。


最後に、彼女がプロデュースするのは普通のアイドルではなく、声優アイドルである理由について、簡単に記します。

一つの理由はまず、彼女にプロデューサーを依頼した組織が代々木アニメーション学院だったことです。これについては分かりやすいので、これ以上は説明しません。

もう一つは、声優を学ぶことができて、(1)声優のオーディションを受けることを奨励し、(2)アイドルグループの卒業したあとに声優を想定するグループに需要があることを知っており、興味をもったことがあると思います。

(1)と(2)の需要がかなりあることについては、それぞれ、(1)AKBグループにおいて声優に興味あるメンバーが少なからずいるが、契約上、受けたい声優オーディションがあっても受けれないこと、(2)卒業後も芸能関係における仕事を望んだ者において、目指す職種が声優業であることが少なくないこと、から把握していたと思います。

実際にも需要があることは、今回のオーディションの多くの応募者があり、その中に過去にアイドル、またはそれに準じる者が含まれていたことによって実証されました。


「=LOVE」の音楽がどのようになるかについては、やがて分かることですから、この記事には具体的な予想は含めません。おそらく確実なことは、AKB48グループのものとはかなり違うだろうと予想することに留めて、このブログ記事を終えることにします。


【記者会見の具体的な内容】

全員で13人であり、契約が済んでいないので仮契約の段階であること
グループ名の発表とその意味すること
選考の決め手は、声の良さ、ダンスと歌の上手さ
メンバーによる自己紹介
彼女が閃きを感じたメンバーという質問に34番(受験番号)だと返答
今後の活動は、代アニの協力によってレッスンしてから本合格に至ること
すでに曲のイメージは決まり、曲を作るために必要な発注は済んだこと
どうしてプロデュースをしたいと思ったかの質問(矢吹奈子)への返答
彼氏がいる娘がいたのかという質問にまだ聞いていないと返答
AKB48選抜総選挙についての質問への返答
34番(タカマツヒトミ)への指原莉乃の印象についての質問とそれに対する返答
メンバーの過去の恋愛については問わないことと、今後のことについてはアイドルなので気をつけてほしいこと
メンバーに磨いてほしいことは何かということについて質問に、すでにカワイイので現状をキープしてほしいと返答(体型の維持など)
秋元康とAKBグループを尊敬していることを強調した後に)いつかは並ぶ、または越えるグループにしたいと思っていること(前置きは絶対に書いてほしいと強調)
グループとしては爽やかな感じにしたいこと
最後の挨拶と応援のお願いと、ヲタクは一番最初に応援した方がオイシイと思うとアピール
フォトセッション

*1:この他、フジテレビの新番組「この指と~まれ!」の取材のために参加した矢吹奈子HKT48)による質問なども含まれています。彼女の質問は場を和らげるために役立っていました。