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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

番狂わせであったAKB48選抜総選挙2017の速報[新潟にスゴイ石油王がいるのか、それともシステムの不備の結果か]

既に1週間も経ちましたが、AKB48選抜総選挙2017の速報が発表されました(5月31日)。1位から3位は、荻野由佳(NGT48)、松井珠理奈SKE48)、指原莉乃HKT48)でした。
http://www.oricon.co.jp/news/2091608/full/

荻野由佳が1位となったことは番狂わせでした。番狂わせであることは、AKB48グループ新聞の5月号(2017年5月19日発売)における記者8人による順位予想において、誰も彼女を選抜(16位以内)に予想していないことからも分かります。
natuka-shinobu.hatenablog.com

AKB48グループ新聞の紙面には、3名の記者(瀬津、森本、岡田)による80位までの予想も記載しています。3人全ての記者が彼女を80位までに予想しているものの、順位は60位、78位、69位と押しなべて低いです。

7位までには、NGT48メンバーがさらに2人も入っています(4位:本間日陽、7位:高倉萌香)。このことも番狂わせでした。何故ならば、この2人も、AKB48グループ新聞の記者は誰も選抜に予想していないからです。

80位までを公表した3名に記者においては、森本記者が本間日陽(速報:4位)を69位に予想しました。でも、高倉萌香(速報:7位)については、誰も80位以内には予想していません。

ちなみに、記者によって選抜に予想されていたNGT48メンバーは、北原里英(速報:92位)と中井りか(速報:83位)だけでした。それぞれ、5名*1と1名*2によって予想されています。


3人のNGT48を誰も選抜に予想できなかったからという理由で、AKB48グループ新聞の記者を無能であると見なすことは短絡的です。速報において10位までに入った10人からNGT48メンバーを除いた7人は、ほとんどの記者が選抜に予想しているからです。

具体的には、松井珠理奈(2位)、指原莉乃(3位)、渡辺麻友(4位)、須田亜香里(6位)、宮脇咲良(8位)、岡田奈々(10位)については、全ての記者が選抜に予想しています。残りの高橋朱里(9位)については、横山記者と松尾記者以外の6名は選抜に予想しています。

つまり、NGT48に特異的に番狂わせが起こったと解釈できると思います。


速報結果を見てNGT48が躍進したと解釈する人がいるようです。また、NGT48ファンによる強い箱推しがあったと結果だと解釈する人がいるようです。しかしながら、それは少し違うように思います。多く票を得たメンバーは限定されいるからです。

以下、これらのことも念頭に置いて、データ解析をしていきます。


100位までの総得票数は860873票でした。グループ別の割合は、多い順に、AKB48が29.4%、SKE48が22.5%、HKT48が19.1%、NGT48が17.5%、NMB48は11.5%でした。NGT48はNMB48を上回っており、約1.5倍です。

100位にまで入ったグループ別の人数内訳では、AKB48が29人、SKE48が24人、HKT48が23人、NMB48が13人、NGT48が11人です。2位と3位であるSKE48HKT48がほぼ同じ(24人 vs 23人)、4位と5位であるNMB48とNGT48がほぼ同じ(13人 vs 11人)です。

NGT48は7位までには3人も入っていますがですが、100位までのランクインは11人だけです。つまり、特定のメンバーに票が集まったと推察されます。


このことを分かりやすく示すために、各グループを、100位までの票数をX軸、Y軸をランクイン人数として散布図にプロットしました。すると、NGT48だけが近似直線の下に位置することが分かります。このことから、NGT48メンバーの得票が、他グループとは違う特徴を有すると推察されます。

各グループに対して、順位をX軸にして2つのグラフを描きます。

1番目のグラフは、Y軸を順位Xまでの得票の合計とした折れ線グラフです。これを見ると、NGT48メンバーの得票が、他のグループに較べると上位ランクイン者に集中していることが分かります。

順位Xまでの得票の合計値は、1位から暫くの間はNGT48(薄いオレンジ)が一番多いです。そのNGT48にAKB48(空色)が追いつくのは、16位になってからです、そして、SKE48(濃いオレンジ)が追いつくのは53位、HKT48(グレイ)が追いつくのは73位になってからです。

2つ目のグラフは、Y軸を順位Xまでの得票が100位までの得票に占める割合をグラフです。初めから立ち上がりが早いグループは、上位に票が週集中していることを意味してます。

NGT48(薄いオレンジ)の値は、1位から65位までトップであり続けます。そして全グループに対する値(緑)を上回ることは77位まで続きます。このことから、NGT48メンバーとしては7位である中村歩加(52位)までは、NGT48特異的な要因によってより票を得たとという解釈が可能であると思います。


せっかくですから、100位までのNGT48メンバー11人について、順位と得票などを表にしておきます*3


上で触れたNGT48特異的な要因については、2つの有力な説があるようです。1つにはスゴイ石油王が新潟にいたという説です。もう1つは、NGT48mobileにおいて多重投票ができたという説です。


まず、スゴイ石油王がいたという説について述べます。石油王とは大量得票するようなお金持ちを示すAKBG用語です。NGT48よりも発足の早いグループのファンにも石油王はいるのですが、速報において、例えば2万票以上を投票するレベルの石油王はいなかったのだろうと思います。これに対して、新潟には5~10万票を投票できる石油王出現した可能性があります。

日本は均一性が高い国だと言われていますが、AKB48グループのファンを見ていると必ずしもそうでないことが分かります。有料投票であるAKB48選抜総選挙においては、SKE48ファンは頑張りますが、NMB48ファンは必ずしもそうではないようです。ところが、NHK紅白の結果を見ると、NMB48ファンは無料投票には積極的のようです。このようなグループによって異なる特徴がありますから、NGT48にはスゴイ石油王を生み出す特徴があっても不思議ではありません。

偶然だとは思いますが、実は新潟県は日本国内で最も石油を生産しています。新潟県のホームページの以下のページによると、国内生産の66.4%(2016年)を占めているようです。
www.pref.niigata.lg.jp

2013年にも、新潟市秋葉区において石油を含んだ泥水とガスが噴出したそうです。でも、残念ながら純度が低いために活用できず、却って対処のための費用がかかるという問題をもたらしたようです(現時点にいて解決しているかは未確認)。
www.nikkei.com


スゴイ石油王がいたとしても、気になることがあります。資金としては可能であったとしても、速報に反映される投票ができるのは1日くらいなので、その間に5万もの投票ができるのだろうかということです。

今年の荻野由佳を除くと、今年までに速報において3万票以上の得票があったメンバーは、指原莉乃渡辺麻友松井珠理奈柏木由紀だけです。この中で3万票以上の投票をした回数が最も多いのは指原莉乃であり、4回です(2回:松井珠理奈、1回:柏木由紀渡辺麻友)。

さらに、4万票を超えたのは、去年の渡辺麻友(42034票)と指原莉乃(41127票)です。なお、渡辺麻友の速報投票数が3万票を超えたのこの年だけであり、今年は27614票に減っています。

つまり、速報投票数が多いメンバーはファンが多いメンバーに限られています。そして、該当するメンバーでも、速報投票数の最大は、今までは約42000票でした。ちなみに、荻野由佳はファン数においては、この4人に比べればかなり少ないと考えられています。

しかしながら、スゴイ石油王が投票のために多数のバイトを雇ったならば不可能なことではないかもしれません。来年以降のことも考えて、自動投票のために投資した可能性もあります。


そのようなスゴイ石油王がいたとして、気になるのはそのスゴイ石油王の来年の速報投票です。もし、荻野由佳の速報票数が今年に較べて激をしたながら、「NGT48mobileにおいて多重投票ができたという説」が正しかったと判明したと解釈されるからです。

このため、荻野由佳のことを考えるならば、そのスゴイ石油王は、来年も今年と同様数の投票をしていただくことが望ましいように思います。また、荻野由佳にも、スゴイ石油王が推し変をしないような活躍が望まれます。


さて、NGT48mobileにおいて多重投票ができたという説は、キングレコードの湯浅順司が以下のようにtwitterにおいて否定しました(2017年6月1日 2:22)。でも、このtweetは、そのような説が生まれるような状態に見えたことは認めています。

謎が解けました! 「不正投票」と言っている人は、誤解していらっしゃいます。。。 「戻る」ボタンで前の画面に戻って、もう一回投票ボタンを押したら2票入ってると思ってる方がいらっしゃいますが、、、最初の1票しかカウントされておりません。。。(´;ω;`)

https://twitter.com/sizuk_yuasa/status/869967443111706624

湯浅順司による多重投票の否定がされたのは、速報発表(5月31日20時過ぎ)から6時間経ったあとです。また、速報に反映される投票が終わってからは、ほぼ半日が経っていると思います。これが不信感を与えています。


コンピュータシステムに明るい人ならば、AKB48選抜総選挙の投票システムの開発/運用会社は、メンバーの得票の伸び方や、順位を常にウオッチしているはずだと想定すると思います。もしそうならば、予想外の速報結果となることは、速報開票の日の午前中の早いうちには把握できたはずです。その場合、システムを管理する会社の適切なあり方は、それを把握した時点において、原因がシステムにあるかもしれないと考えて緊急に調べ始めることだと思います。

しかしながら、システムの開発/運用会社による調査が行われたのは、速報の発表後に多重投票ができる可能性が指摘されたからのようです。この牧歌的な対処の仕方が、AKB48選抜総選挙の投票システムの開発/運用会社、AKB48選抜総選挙の運営に対する不信感もたらしています。この不信感が故に、湯浅順司が多重投票の可能性を否定しても、すんなりと信じる人は少数派になってしまったように見えます。


疑いを向けられた場合、それを単に否定するだけでは却って逆効果である場合があります。特に、疑いを否定できるようなデータがあるのにもかかわらず、それを示さない場合です。今回の件もそれに該当するように感じます。

疑惑を否定できるようなデータとして直ぐに思いつくのは、得票の内訳を示すことです。NGT48mobile由来の票の割合が、上位に入ったNGT48メンバーに特異的に著しく多くなければ、疑惑は払拭されることになると思います。

内訳の発表は、100人にランクインした11人のNGT48メンバーに対して行えば十分です。NGT48の劇場支配人である今村悦朗とキャプテンである北原里英が了解すれば該当メンバーは納得すると予想します。

この情報の公開は、該当NGT48メンバーにマイナスはもたらさないと思います。もちろん、疑惑を持たれることに対するNGT48ファンの反発が得票を得るためにプラスになると考えるならば話は別ですが、少なくても北原里英はそのような姑息な人物ではないと私は思っています。

それでは何故、AKB48選抜総選挙の運営が内訳データなどの公開するような対象をしないかというと、この問題の重要さを認識していないからだと思います。つまり、AKB48運営における通常営業がされているということだと思います。


懸念されるのは、疑惑を持たれることに対してNGT48ファンが悪意を感じて、その反発がAKB48グループへマイナスををもたらすことです。残念ながら、今回の状況においては、それを表明するかは別にして、疑惑を持たれてしまうこと自体は致し方ないことだと思います。

NGT48以外のAKB48グループのファンは、NGT48ファンと違って、NGT48メンバーのことをあまり知りません。このため、現時点では去年と今年のの速報投票数の差がほとんど唯一の判断のための情報になっています。システムが多重投票があり得たように見えたのですから、その差が著しく大きいならば、違和感を持つ人がいても不思議ではないと思います。

ちなみに、1位となった荻野由佳の速報における得票は55061票であり、去年の2515票から52546票も延びています。倍率では約21.89倍になっています。4位で25032票を獲得した本間日陽は、去年の速報では101以下でなので得票は分かりません。でも、速報100位であった上野遥の得票が2283票なので、10.96倍以上だと推測できます。


最後に、スゴイ石油王が新潟にいたという説があっていると仮定して、最終的な順位をザックリと考察したいと思いました。でも、1位が誰になるかは、荻野由佳に大量投票をしたと可能性があるスゴイ石油王にどのくらい余力があるかに大きく依存します。そして、この情報は得ることが不可能に近いです。

スゴイ石油王の余力があるかはどうであれ、ほぼ確実なのは、荻野由佳が選抜に入ることだと思います。


このブログ記事はすでにかなり長くなっていますので、この記事はここで終わらせることにしたいと思います。


ーーー以上ーー

*1:7位:松尾記者、13位:神岡記者、9位:森本記者、12位:瀬津記者、10位:岡田記者

*2:14位:横山記者

*3:NGT48メンバーとしての4~6位は、山口真帆(24位)、宮島亜弥(31位)、西潟茉莉奈(34位)です。そして、9位と11位は太野彩香(89位)と奈良未遥(94位)です。